おすすめ度 ☆☆☆★
R15+ グロ
富裕層が娯楽として「人間狩り」を行うという過激な設定が全米公開時に物議をかもしたサバイバルアクション。
ある日、クリスタルたち十二人の男女はどこかもわからない広い森の中で目を覚ました。わけもわからず森の中をさまよっているうちにどこからともなく銃声が聞こえてきて・・・・。セレブによる人間狩りのターゲットにされてしまった人々の戦いを描いた過激なアクションスリラー映画‼︎
蔓延するインターネット上の陰謀論に着想を得たとされる本作。ヘイトスピーチを“人間狩り"に置き換え、モラル破壊必至のショッキングな描写が繰り広げられる。
最初に森で登場した女性が主人公かと思いきや、速攻で頭を吹っ飛ばされてお亡くなりに。そこからは、あれよあれよという間にどんどん人が殺されていく。その殺害方法がなかなか残忍だけれど、どことなく間の抜けた感があり、特に目を背けることなく見ていられる。そんな中、満を持して登場するのが、ベティ・ギルピン演じるクリスタル。戦闘能力と洞察力に長けていて、とにかく格好良い!強い女性、大好き!クライマックスのヒラリー・スワンク演じるアシーナとの闘いも見応えがあり、二人の性格や生活スタイルが闘い方に現れていて興味深かった。クリスタルはなりふり構わず、アシーナは洗練されて優雅な感じ。搾取する側と搾取される側を煽ったり、不適切と言われるだろう作品ではあるものの、映画としては充分に楽しめた。