おすすめ度 ☆☆☆☆★
1980年 山田洋次作品
題名は、「シェーン」の主題歌のタイトル。
夫を亡くした母子で牧場を切り盛りする民子。
雨の日、ふらりとやってきて、一晩の宿を求める耕作。
それから一年後、またふらりとやってきた耕作は、今度は長居を決め込む。
はじめは警戒していた民子だが、息子とのやり取りや、牧場仕事の手伝いで、徐々に心が開いていく。
山田洋次が全盛のころの作品。
民子三部作、この間に「黄色いハンカチ」がある。
西部劇を思わせる、北海道の大自然。
主演の高倉健の雄姿は、輝いている。
倍賞千恵子も、女ざかり、か弱い体での牧場の切り盛りは厳しい。
息子役の吉岡秀隆も可愛い。
北海道の大自然を背景にした男と女の日本人らしいけじめ。
ラストは、いかにも、日本らしいうまいしめかた。
代表作にふさわしい貫禄だ。
渥美清は愛嬌。
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