ひろの映画見たまま

映画にワクワク

映画「ハートブレーカー」、壊し屋のベテランが、なぜかターゲットに恋を!

2011-12-18 19:29:39 | フランス映画
久々のフランス映画、それもまっとうな恋愛映画

しゃれっ気たっぷりな喜劇映画でもある。

不幸を負いかねない女を、その相手から引き離し、別れさす、日本語でいえば別れさせ屋。

冒頭、モロッコでの砂漠のシーンで巧みに誘拐した女性を口説いてしまう手管はさすが。

でも、映画の核心は、娘の結婚を阻止しようとする父親の依頼で、モナコで仕事をすることに。

彼には、姉夫婦の援護がある。この二人特に義兄が実にコメディ。

コンピュータを駆使し、情報戦と偽装によるだましで、別れさせ屋を援護する。

で、肝心のターゲットは、不自由のない実業家とワイン愛好家の美人。

手練手管を駆使するがなかなか落ちない。

でも、ホテルでうまく同室することになり、彼女を落としかかるや、突然婚約者が現れ、飛行機で去ってしまう。

あわやおじゃんというところで、そこはそれ映画なのだ。

まあ、コメディ満載、恋も満載。

そんなに出来の良い映画ではないが、気軽に楽しめば??
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映画「毎日かあさん」、漫画家西原さんの実話の映画化!

2011-12-17 17:09:30 | 日本映画
西原さんの実話は、「酔いがさめたらうちへ帰ろう」で映画化されているが、これは、男性目線。

今回は、西原目線で、ダメ男を徹底的にくさしまくる。

まあ、子供二人を抱え、いっぱし仕事人だからそれは大変なのだろうけど。

それにしても、本当にこんなダメ男だったのだろうか?

だって、戦場カメラマンとして成功していたのだろう。

アルコール依存症の本性がちと理解不足なので、その辺の事情が分からないが、確かに、映画の中の夫はだらしがない。

ただ、だらしない夫故、子供には好かれ、女の子などべたほれだ。

男の子も、父を求めて川に船を繰り出すぐらいだから、父を慕っているのは確か。

そんな、普通ではない夫婦と子供の日常、それが毎日かあさんだ。

後半、アルコール中毒を克服したとみるや、がんに侵されるという不幸に見舞われる。

前半がいささかギクシャクしていただけに後半は、家族愛の賛歌だ。

それにしても、離婚する夫婦を、永瀬と小泉で演じるのだから、ちょっと変。

それと、この映画のように怒りまくるかあさん。こんな神経状態でよくまあ漫画が描けるわと心配してしまう。

ただ、本当はみんなやさしいんだなと納得はさせられる。



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映画「ネイキッドアサシン」、コロンビア映画。

2011-12-13 17:26:59 | 映画
最近、未公開映画がレンタルされる。

その場合、まず題名、そしてカバーの写真とキャッチコピー。

これだけの勝負だけに、往々にして、だまされてびっくりすることがる。

まあ、リスクが多いことは覚悟の上で。

この映画、ネイキッドアサシン、訳せば「裸の暗殺者」

キャッチコピーいわく、「8歳で犯され男の局所を鋏でついて復讐した少女は、美貌の女暗殺者へと成長した」

ひどい映画のようだが、案外真面目な恋愛映画。ただ、コロンビアでの闇社会は、ちと怖い。銃、酒、ドラッグ、女とヤバい世の中。

ちなみに、アサシンは、キスをしながら銃をぶっ放す。

でも、案外この女性可愛いんだ。もちろんエロいシーンもふんだんに。

幼少のトラウマはあって、殺し屋なのだが、それだけに悩み、恋もする。

ただ、物語は、主として回想シーンよりなるので、展開が読みにくく、下手すると退屈だ。ちなみに126分の長尺もの。
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映画「安城家の舞踏会」、NHK山田洋次が選んだ日本映画百選。

2011-12-12 17:49:56 | 日本映画
1947年、すなわち大戦後2年目にしてこの大作。

没落する貴族を描いて妙。

桜の園ばりの、演劇っぽい作り。

男の主役が、滝沢修と森雅之の民芸コンビ。

しかし、監督の吉村は、映画的な手法(アップの多用、カメラの移動と切り替えのうまさ)で、物語を面白くしている。

よく練られた脚本が、登場人物の紹介から、クライマックスの舞踏会へ、実にうまく絡ませられている。

貴族の没落は、逆に新しい社会の創造であり、めまぐるしい時代の変遷を見事にとらえている。

一方で、男と女の愛憎がテーマでもあり、長男のニヒルな感じが、物語を面白くしている。

当然、プライドの塊でありながら、時代の流れについていけないあわれな貴族の姿を滝沢修は見事に演じきっている。

勿論、狂言回し役でありながら、新しい世界を象徴する原節子も忘れるわけにはいかない。

監督、脚本、キャストと三拍子そろった名作だ。
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映画「リアル・スティール」、ロボットボクシングで親子の絆が!

2011-12-10 17:19:04 | アメリカ映画
ボクシング映画も数あるが、ロボットボクシングとは考えたものだ。

近未来、人間同士のボクシングは禁止され、ロッボットがその代役だ。

ロボットを操る技術と、いいロボットマシンを作れるかが問題だ。

アメリカでは、結構人気があり、賭け好きの人達は、大興奮。

元ボクサーのチャーリー、ボクシングの経験からか、ロボットボクシングにはまり、トレーラーで興業を続けるが、

所詮賭けの対象。うまくいかなければ、借金せざるを得ず、強気の彼は借金まみれ、それに酒。

そんな彼には別れた妻がいたが、死亡の知らせを受ける。

二人の間にいた息子をどうするかで、調停に、妻の妹夫婦に養ってもらうことにするが、期限付きで1か月あずかることに。

ところがこの11歳の少年。ロボット好きで、ゲーム感覚でロボットと付き合う。

ひょんなことで、ポンコツロボットと出会う。

そこから、チャーリーと少年との奇妙なタッグマッチが。

そして徐々に、二人は仲良くなり、意外とポンコツロボが強敵を倒しまくる。

変則ボクシング映画だが、結構リアルで、ロボットが人の動きをまねるという技で、元ボクサーの血が蘇る。

さらに親子問題が絡んで、意外とハートフルな映画に仕上がっている。

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映画「Railways 愛を伝えられない大人たちへ」、定年後の夫婦を考えさせる映画!

2011-12-09 18:07:11 | 日本映画
ぽっぽやの2作目だ。今回は富山。

副題が、愛を伝えられない大人たちへ、とあるように夫婦の問題だ。

定年目前の運転手、倒れた同僚の代わりに、新米運転手の教育を頼まれ,教育していくが、みずから問題を抱えていた。

定年後、苦労かけた妻と海外旅行を計画していたが、妻はやめていた介護士の仕事やりだした。

自分の思惑と違うことに腹を立て妻を追い出してしまう。

そここに、妻への未練が描かれるが、妻の前では、きつくなり離婚届けを押し付けられる羽目に。

妊娠中の娘がいるが、娘にも怒られる始末。

実直に務めた模範的な亭主なのだが。

三浦友和が、実によくこの亭主を演じる。

ちょっとしたしぐさで、妻への未練たらたらだが、妻の前では硬くなってしまう。これがいわゆる「愛を伝えられない夫婦」なのだ。

見習い運転手を教育する場面で、その人となりが伺え、皆に慕われている姿も優等生サラリーマンの象徴だ。

妻が意外に頑固なのが、ちょっと解せないところがあるが、そこは映画、彼女が介護する女性は、末期患者の在宅介護。

そこに生きがいを見出し、医師とも張り合う。

やがて、一つのドラマがあって、和解への道筋が立つのだが、現実の夫婦ではどうだろうか。

鉄道物をバックに、夫婦の在り方を問うホームドラマになっている。
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映画「婚前特急」、5人のセフレから一人の夫を探す映画!

2011-12-08 15:22:43 | 日本映画
5人のセフレを持つ超気まま娘が、友人の結婚に奮起し、彼氏を一人に絞る青春ドラマというか喜劇というか。

というのも、最低ランクの不細工男がもう一人の主人公だからだ。

まあ、風呂がないからと言って、毎日彼女のアパートに風呂を借りに来る男。

で、査定の結果、最低男の彼から排除しようとするが、彼は「おれは、別に最初から彼氏と思ってない」と否定されてしまう。

そこで、彼を惚れさせどん底に突き落とそうと計画する。

だが、彼は別の女性を好きになり、物語は発展する。

まあ平和な日本の物語。

ちょっと、たかピーの女に振り回されることになる。

吉高由里子がこのたかピー女を演じており、結構可愛い彼女のたかピーぶりの好演に高い点をつける人もいる。

まあ、若い男女のいわゆる痴話げんかにつき合わされ、それを良しとするもよし。
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アルゼンチン映画「回る春」、60歳近い大学教授が、若い娘とロマンス!

2011-12-07 17:21:21 | 映画
劇場未公開。

回る春は、「回春」をイメージして付けた日本語タイトル。

60近い大学教授と元受講生のラブロマンス。

と言いたいが、前半こそ、ラブがあるが、

その後は、彼女が行方不明になり、それを探そうとする教授。

まあ結局、老年にして、恋を知るとどツボにはまる見本みたいなもの。

彼女自身は、精神を病んでおり、麻薬も!

ちゃんとした芸術家の妻がいるのに。

まあ、小説のネタにるるのならそれはそれでいいのかな。

女性がそれなりに美人なので救われる。
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伊丹十三の「お葬式」、NHK山田洋次が選んだ日本映画100本

2011-12-06 14:26:17 | 日本映画
1984年作品。

今は亡き伊丹十三のデビュー作。

冒頭から、アップの老人から物語は始まる。

その老人がなくなり、娘夫婦を中心に葬儀が終わるまでの一部始終。

伊丹監督実体験の映画化。

お葬式は暗いものだし、辛いものだが、

そこを巧みにはぐらかし、一種の喜劇映画でもある。

ただ、きちんと段取りに従って、葬儀は行われる。

一番印象なのは、主人公夫の愛人の存在だ。

葬儀なのにセックスまでしてしまう。

その間妻は、太い大木のブランコで飄々と。

いたるところで風刺が効いて、

葬儀を手玉に取ったあっぱれ。

のちの「おくりびと」の先鞭だが、こちらの方が風刺が効いている。
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映画「恋の罪」、AVなみのエロ!

2011-12-05 19:27:15 | 芸術
園子温監督作品。

とてもエロいので、評価もまちまち。

でもこれ女性の観客も多い。

三人の女性がメーンだし、それぞれのエロシーンがふんだん。

特に、水野美紀は衆目の的。

園監督と結婚した神楽坂はもう隠すところなしの演技だし、

大学教授を演じる富永も豊満でない裸を披露。

その意味では、まさにAVなのだが、そこは園監督。

東電OL殺人事件をモチーフにした人間ドラマ。

静粛な妻が、どろどろラブホのコールガールに落ちていくさまがすごい。

ただ、前作「冷たい熱帯魚」に比べれば、血の数は少ない。

そして、一番光っているのは、富永の母を演じる大方斐紗子さん。裸にならずにそのトークでひぱっていくのだから大したもの。

ただ、この映画女性目線の感想が聞きたい。

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