ひろの映画見たまま

映画にワクワク

ガチバン BSR(battle scene remix) 黒田勇人編  総集編です

2013-09-21 17:05:20 | 日本映画
おススメ度 ☆☆

これ、ガチバンシリーズの黒田勇人を中心にしたシーンを集め編集した作品です。

「ガチバン」そのものをなにかも知らず、たのシリーズも見てなくて、ホイホイ借りたのだが、まあレンタルはこういう失敗がある。

この作品を見て思うことは、今の若者のガチに対するあこがれがあるのだろう。

結局、自分のメンツのため、さしで、相対を図る。

それは二人だけの力限りの格闘劇だ。

勝っても負けてもいいことはない。でもやらなければならない。

強者の理論。

SuperMaxまでの7本分の勇人を中心にした総集編。

勇人の語りで物語が進む。

大半が、殴り合い、血と汗の格闘技。痛い映画だ。

でも、男のプライドとか、女との意地とか、先輩後輩の関係とか、いわゆる暴力男の生きざま。

演出もそれに徹底しているので結構面白い。

主役の黒田に窪田正孝、紋次に佐野和真。

確かに、窪田はかっこいい。「ふがいないーー」に出ていた。

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「極道の妻たち NEO」、家田荘子の極妻ものの新作です。

2013-09-21 14:02:14 | 日本映画
おススメ度 ☆☆

 極妻ファン ☆☆☆


岩下志麻に始まり、十朱幸代、三田佳子、高島礼子とそうそうたる極妻を輩出してきたシリーズ。

今なぜの感があるが、アウトレイジなどのバイオレンスに触発されたか。

今回の極妻は、黒谷友香。

現代ものらしく、極道と結婚はしているがブティックを経営。一般人として生活している。

でも夫は帰って来て、金の無心はするし、子分たちの面倒も見ている。

父親の借金で追いかけられている少女を助けるところから物語は始まる。

追いかけてきたのは、兄弟組の連中、ここで、もう一人の極妻が現れる。彼女の夫は、黒谷の夫(長嶋一茂)により殺されていた。

その因縁と、中国マフィアを巡る争いで、2人の極妻は対立していく。

最後は、極道の妻の意地が爆裂するという展開。

この二番目の極妻に扮するのが原田夏希、ちょっと今までの役風と違い、ここでは、芯からの極道を演じ、貫録を見せる。

演出のせいで、きざな嫌味女に見えるのが難、

黒谷の極妻もそのタンカの鋭さと、夫への愛をつらぬく純情さに、きらめきを見せる。

残念ながら、そこここに見られる、脚本と演出の甘さに、結局作品としては成功していない。
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「ウルヴァリン サムライ」、不死の男が日本で大活躍!

2013-09-20 19:40:58 | アメリカ映画

おススメ度 ☆☆

アクション好き ☆☆☆

ヒュージャックマンが演じた「ウルヴァリン」の日本版。

舞台が全編日本で、東京から九州まで縦横無尽に駆け巡ります。

ウルヴァリンはミュータントですから、不死であり、強力。

そのウルヴァリンが、不死のすべを奪われ、傷の回復力が落ちるというのが、今回のみそ。

それにしても、忍者あり、やくざあり、ミュータントあり、中には動物も加わり、果てはロボットまで、あらゆるものを動員して活劇が展開します。

そもそも、第二次大戦時、ウルヴァリンが日本で捕虜になり、長崎の原爆で死ぬところが、穴に閉じ込められていて助かるというへんてこな幕開け。

その時に助けた日本人が、大金持ちになり、ウルヴァリンに恩返しをしたいと呼び寄せるところから日本での活躍が始まる。

日本からは、真田広之が参加。なかなかの腕を見せます。

一方、2人の女性が重要な役割を担いますが、2人ともファッションモデルで、映画界は素人。TAOさんと福島リラさんです。はじめてにしてはなかなか頑張っています。

ただ、男性陣は外人が演じていたりしてちょっとちぐはぐ、でもいい役ではありませんからそれもそうですね。

新幹線での大活劇があり、ラブホテルが出てきたり、ただ、日本の文化についてはかなり納得のできる出来になっています。

ヒュージャックマンは、結構裸を見せますのでその面ではばっちり。

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「キングオブマンハッタン 危険な賭け」、マンハッタンのキングが危機一髪

2013-09-19 17:43:01 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

マンハッタンのキングと目される男が、

その実、金に困り、粉飾決算、愛人との生活、銀行に売却話を持ち掛けと綱渡り的な行動で危機を乗り越えられるか、手に汗握る展開。

名優リチャード・ギアが、このむつかしい役に挑戦。

人々を欺きながら、危機を乗り越えていく。(ネタバレあり)


































ミステリーは、ある程度ネタバレしないでは語れない。

投資業界の大物がその実、綱渡りをしていたという話。

それに加えて、愛人とドライブ中、考え事をしていて自転事故。愛人は死んでしまうが、自らも傷を負う。

昔恩義のあった黒人の息子に助けを求め、自宅に帰り、自らは在宅中とカムフラージュ。

だが、臭いとにらんだ刑事が執拗に追いかけ、黒人がその時間に監視カメラに映っていたという証拠で、攻めてくる。

そして危機一髪。

最後は、妻のしっぺ返し。

なんとも、キングは大変だという話。

人をだます演技だからギアも大変。でも飄々とこなして万歳。

ただこれだけの話。

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「許されざる者」、クリント・イーストウッド主演映画のリメイクです

2013-09-18 17:35:51 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆☆

なかなか骨太な映画だ。

監督がかなり凝り性なのと、雄大な北海道の雪原が物語に深みを与えている。

1880年ワイオミングの西部劇を、同時代の日本の北海道に舞台を移し、娼館を女郎屋に、ガンマンを人斬りに、インディアンをアイヌにとそれぞれをあてはめ、アカデミー賞ものの、日本版リメイクだ。

北海道を舞台にしたおかげで、馬もうまく使えるし、広大さが映える。カメラワークも素晴らしく雪原が輝いている。

一度は刀を捨てた男が、再び刀を使うまでの葛藤が見事に描かれている。

開拓民の飢えが、第一の理由だが、これも原作通り。

家族を大事にする男の意地だ。

そして、虐げられる女郎屋の女たち、男のいちもつをからかったばかりに顔を傷つけられる不条理、簡単にけりをつけようとする役人に意地で賞金を懸ける女郎の心意気。

要は、虐げられた人々の視線に立った物語なのだ。

でも、結局、暴力には暴力。一度は堪忍したのだが、残酷なリンチに立ち上がる武者。

かっこいいが、どこかにむなしさが残る。

この虚しさをオリジナルはうまく昇華していたが、そこは日本版、悪者が悪者に終わったところが残念。

渡辺謙、佐藤浩市の二大主役は、やはり貫録十分。日本版だから、本当はもっと立ち回りを見たかったが、時代がもう拳銃の時代になっていた。
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「ノーベル殺人事件」、医療学会をめぐる駆け引きです

2013-09-17 17:26:05 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

スェーデン映画、劇場未公開

「ミレニアム」で成功したスタッフによるミステリー。

ノーベル賞受賞式後のダンスパーッティーで、銃撃を受け、医学賞を得たイスラエルの科学者は重傷を負い、審査委員長が殺される。

取材に来ていて、ダンスを誘われ、踊っているときに事件が起こり、加害者と目が合ってしまう。

警察に参考人として徴取され、見聞きしたことを記事にしない約束をさせられる。

ドイツのテロ組織の犯行声明があるが、狙いは審査委員長にあるとみて、ひそかに調査を始める。

女性の新聞記者が主人公で、家庭を抱えながら、精力的に事件をこなすバイタリティに引き込まれる。

とりたてて、アクションがあるわけでもなく、ただ、医学界の黒い闇とか、権力闘争とか、物語は発展していく。

女性による殺し屋も見逃せない。

だが、ミステリーに関心のない人には退屈かも。



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「スウィートエンジェル」、女ガンマンの復讐劇

2013-09-16 17:38:48 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆

連休だわ、台風だわで、お出かけもままならず、まあ適当な映画を借りて、

で、題名とは裏腹にもう一つスカッとしない映画でした。

題名通り、スレンダーなかわいい女性が、拳銃ぶちかましの西部劇ですが、所詮、悪の強い悪徳インチキキリスト教の牧師がのさばる1980年代のアメリカ西部。

出てくるおとこどもは、後任の怪しげな保安官(エドハリス)以外、とりえのない悪党ども。

最初は、貧しく開拓をしている若夫婦の話だが、この夫婦仲がいいのやら悪にのやら、おかげでラブロマンスともいかず、夫が殺され、自らも強姦される女の復讐劇となるのだが、

なぜか、おっぱい丸出しシーンがサービスについてくるといった、変わった映画。

亜流西部劇なのだろうか?

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「地獄でなぜ悪い」、トロントで受賞

2013-09-16 14:33:39 | 映画
園子温監督の「地獄でなぜ悪い」が、トロント映画祭で、ミッドナイト・マッドネス部門の観客賞を受賞した。

ベネチアで受賞を逃したが、まあ、めでたし。

公開まじかなので、これで箔はついた。

一方、これも公開まじかの松本人志の作品は受賞しなかった。

ま、国外での受賞はオリンピックみたいなもので、結構なことだ。
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「ネービーシールズ」、アメリカ特殊部隊が協力!

2013-09-15 17:49:26 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

オサマビンラディン捜索で有名になったアメリカの特殊部隊「ネービーシールズ」の物語です。

本物の特殊部隊が全面協力。本物の銃弾や潜水艦を使ってまでの力の入れよう。

出演者も本物の隊員が。

潜入捜査中のCIA捜査官が捕まり、拷問を受けた。

早速部隊は、救出作戦に。

ネービーシールズは、空中から落下、水中での活動が得意。よって危なくなったときは、車ごと川に突っ込み脱出、難を逃れる。

一方、潜水艦に助けられ移動。

イスラム過激派への攻撃では、まさに夜間迫撃戦。

頭の先の光を頼りに銃撃。

先方もさる者、体を呈しての爆弾攻撃。

ついに犠牲者が出る。

ここからは、アメリカ魂の戦意高揚映画となる。

本物の銃を使ったというから、ガンマニアにはたまらないだろう。

ただ、画面が暗いのと、顔に迷彩を塗っているので人物の識別が困難。

とりあえず敵か味方かだけわかればいいって感じ。
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「オン・ザ・ロード」、名の通りロードムービーです

2013-09-14 17:57:35 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

大戦後1940年代のアメリカ。

丁度ヒッピーの前期か。

父を亡くし、喪失感の作家希望の青年が、自由気ままな夫婦に出くわし、友達に、そしてアメリカ縦断の旅に。

広いアメリカを縦横無尽に走りまくる気まま旅。ロードムービーの真骨頂だ。

そして、酒タバコ、麻薬、セックスと当時のあらゆる快楽に貪欲な友人。その生きざまにあこがれついていく作家希望。

音楽と、風景、そして行く先々での人々との交流、まさに旅だ。

そのうえ気ままに、快楽を求め続けるその姿は、当時のアンニュイな感じ。

作家志望の男性も、友達の生き方に流され、書いては消しの日々で作品はまとまらない。

かなり豪華な配役陣とかだが、当方は理解不足。

137分の長尺で、いささか眠い。

ロードムービーとしては結構な映画なんだろうけど、セックスを含めて退廃度のきつい映画だ。
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