
サスペンス映画好き ☆☆☆
かなりの爆発シーンがあって、興味を盛り上げます。
脳男を生田斗真が演じ、役作りに励んだ結果、見事な脳男になっています。
脳男とは,生まれつき並外れた知能と肉体を持ちながら人間としての感情を持たない哀しき宿命を持ち、正義のためには殺人をいとわない男です。
冒頭、精神科医の真梨子が、出勤時バスに乗り遅れる。するとそのバスが突然爆発。バスには、舌を切られた老婆が乗っており爆薬が仕込まれていたたらしい。最近爆発が頻発、警察も熱心に追いかける。
警察は爆弾に使われた金属から犯人のアジトを割出すが、爆破されたあと。そこに脳男がいた。
逮捕し取り調べるが、精神的異常を発見、精神科医真梨子のもとへ。
脳男の生い立ちなども描写されるが、基本は精神科医真梨子目線。
真梨子は、自分の弟を猟奇殺人されたが、その犯人を更生させたという前歴があります。(ネタバレ)
犯人は、脳男ではありませんでした。脳男は犯人と対決していたのです。
そしてラスト近く、執拗に車で轢かれ続ける脳男。
感情はないにしても、見ているものは痛い思いです。
ことほど左様に、全編爆破と異常犯罪。
病んで太った、精神科医の母親を見ているとかわいそうです。
一種、グロテスク映画でしょうか。もう少し描きようがあったのでは。
脳男が、イケメンだけに余計感じました。