ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「グッモーエビアン」、ちょっと風変わりな家族の物語

2013-09-03 17:08:39 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

中学生のハツキを中心とするホームドラマだが、その父母がちょっと変わっている。

母は、元パンクロッカーで、15歳で妊娠するも、父親なしで出産。そのとき父親代わりに親身になってくれたのがヤグ。そのヤグは海外へ放浪の旅へ。

ヤグが帰ってきたところから映画は始まる。

ヤグは、ほとんど仕事もせず、酒を飲んではひっくり返っているよく言えば自由人。

ハツキは、やさしいヤグを好きだが、今の家庭に不満を持っている。

唯一の親友トモには、家庭のことも話し明るい。この映画の特徴の一つは、破天荒な両親のこともあるが、ハツキとトモの中学生コンビが実にいい。

三吉彩花と「あまちゃん」で人気の能年玲奈が演じていて、愛くるしい二人を見ているだけでも元気が出る。

話の本筋は、ハツキの成長物語だが、青少年にありがちな、自分の視点でしかものを見ないわがままから脱皮する姿が、巧みに描かれている。

麻生久美子、大泉洋のコンビも絶妙で、とくに麻生のはじけぶりが目を引く。

最後は、夫婦共演のロックで盛り上げる。

ただ、こうしたハチャメチャが決していいわけもなく、素直には喜べない。

コメント
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