ひろの映画見たまま

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「夏の終わり」、瀬戸内寂聴の自伝的映画!

2013-09-06 19:30:57 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆
    文学的な映画好き ☆☆☆☆

瀬戸内寂聴原作で、寂聴の私生活的映画だ。

昭和30年代。

レトロな雰囲気がなんとも小説的。

30過ぎの一人の女、8年もの間妻子ある男性と同棲中。

そんな、ある夏、昔の結婚相手、それも駆け落ちまでした相手がやってきて、

2人は関係を持ってしまう。

そして、2人の男の間で揺れ動く女心。

まったく小説的、

レトロ感のある昭和の情景が、なんともその男女関係を浮き彫りにする。

セックス描写が控えめでも、その情炎は伝わってくる。

主人公を演じるのは、満島ひかり、成長した。所作で表現できる女優になった。

話自体は不倫だし、現代から見れば何ともじれったい関係だが、レトロがそれを許してくれる。

ちょうど夏の終わりに見た「夏の終わり」。

さて次は。

瀬戸内寂聴の今の講釈で、この映画を振り返るのも乙なものか。
コメント
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