ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「標的の村」、沖縄基地反対の心情!

2013-09-12 16:36:30 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆☆

  面白いという意味でなく、ぜひ見てほしい映画。

テレビ放送局(琉球朝日放送)制作のドキュメンタリー。珍しい展開。

一人の女性演出家が、追いかけてきた沖縄の基地の不条理、それと、オスプレイ配備に揺れる基地を機動的に取材した琉球朝日放送、その合体によって、91分の長尺映画となった。

沖縄県那覇市から陸路で約3時間、県北部の緑深い高江地区、そこにヘリパッド基地建設の話が持ち上がり、住民は反対した。その反対運動で、公務執行妨害で逮捕者が出るという前代未聞の裁判が、そして一人が有罪。

基地反対運動を封殺しようとする当局側の意図が見て取れる。

そもそもこの高江地区は自然豊かな山村で、子供たちも自由に遊べる格好のロケーション。ここになぜヘリパット基地が?

それは、ベトナム戦争当時、ベトナムの山村をイメージしての訓練がここでなされていた事実とダブる。当時沖縄県民がベトナムゲリラのの役をさせられていたとも。

今回オスプレイ配備で神経をとがらすのも、その苦い経験があるからだ。

オスプレイ配備当時の森本防衛大臣は、反対はあるが、県外参加者も多いと発言していたが、確かにそれもあるかもしれないが、この映画を見る限り、沖縄県民の悲痛な叫びが聞こえる。

おりしも、今度は、滋賀県で自衛隊と共同訓練をするとか。

対中国の強硬姿勢にびびりまくる安倍政権が、必死で訓練を待望している。

どちらが卵か知らないが、脅威はなくしてほしいものだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする