おすすめ度 ☆☆☆
幻のお宝をめぐり、中井貴一と佐々木蔵之介扮する古物商と陶芸家がだまし合いの大騒動を繰り広げるコメディのシリーズ第2作。
今回は、京都が舞台。
天下一と称された武将茶人・古田織部の幻の茶器がポイント。
そしてお茶会のテレビ中継。
みそは、和服美人の広末涼子。
まあ、中井と佐々木のコンビは健在だが。
わき役陣も多勢で、にぎやか。
二匹目のドジョウは、一匹目に勝てなかった。
おすすめ度 ☆☆☆
幻のお宝をめぐり、中井貴一と佐々木蔵之介扮する古物商と陶芸家がだまし合いの大騒動を繰り広げるコメディのシリーズ第2作。
今回は、京都が舞台。
天下一と称された武将茶人・古田織部の幻の茶器がポイント。
そしてお茶会のテレビ中継。
みそは、和服美人の広末涼子。
まあ、中井と佐々木のコンビは健在だが。
わき役陣も多勢で、にぎやか。
二匹目のドジョウは、一匹目に勝てなかった。
おすすめ度 ☆☆☆★
PG12/中国・フランス合作
「薄氷の殺人」で第64回ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞した中国の気鋭ディアオ・イーナン監督作品。
2012年中国南部。だが、実際は武漢で撮影。南部では、鵞鳥湖的な場所がなかった。
水辺の女たちの生態が、海水浴場や船で小島に。
でも、その猥雑さは、香港映画を思わせ、登場人物たちも、猥雑。
その映像の切れは素晴らしく、この映画の肝だ。
ストーリーを追うのでなく、映像で見せる映画。
アクションシーンなどあるが、背景。
見慣れない中国の風景がそこここに。それが珍しい。
おすすめ度 ☆☆☆
英ロンドンのノッティングヒルと洋菓子。それだけで何かおしゃれな。
オットレンギ監修とあるからますますおいしそう。
名店で修行を積んだパティシエのサラと親友イザベラは、長年の夢だった自分たちの店をオープンすることに。そんな矢先、サラが突然の事故で他界。
店はとん挫。
夢を諦めきれないイザベラとサラの娘クラリッサは、絶縁していたサラの母ミミも巻き込んで、パティシエ不在のまま開店に向けて動き出す。
そこへ、サラの元彼がシェフとして登場。
オープン当初は、客の入りが悪かったが、ノッティングヒルには、外国人も多く、彼らのお国のレシピを採用することで繁盛しだす。
洋菓子店開店秘話と、それにかかわった人たちのエピソードが話を盛り上げる。
なにしろ、菓子好きにはもってこいの映画。
おすすめ度 ☆☆☆
クライムサスペンス好き ☆☆☆★
劇場未公開(コロナの影響を受けたか)
リトルシングスはささいなこと。
映画も地味。
128分、名優の演技で持たせた映画。
ラミは、ゴールデングローブ賞の助演賞にノミネイトされている。
銃撃戦もなければ、カーチェイスもない。
ひたすら、演技合戦に耐える。
刑事の過ちがテーマか?
連続婦女殺人事件。
カリフォルニアの保安官が出張で来ていて、事件に興味があり参加。
担当警官とバディ。
犯人らしき男を見つけ、追跡。
売春婦とか猟奇殺人とかの事件だが、そちらの発展はない。地道な捜査。
おすすめ度 ☆☆☆
社会派映画好き ☆☆☆★
「インディアンムービーウィーク2020」(20年9月11日~10月9日、キネカ大森/20年9月25日~、新宿ピカデリー)上映作品。
153分の長尺 インド映画らしく、社会派映画
なのに、ダンスシーンが豊富。
「僕は誰? 僕は何者なんだ?」差別を乗り越えインドの初代法務大臣となった偉人への憧れを胸に、法科大学に進んだ不可触民の主人公を待ち受けていた運命とは? 苛烈なカースト差別に苦悩する青年の魂の成長を描く。
冒頭、列車にひかれる犬の姿が、えぐい描写。ラストにもう一度。
弁護士になるという希望を胸に法科大学に進学したパリエルム・ペルマールは、同じクラスの女子学生・ジョーと仲良くなる。
しかし、ある日パリエルムはジョーから彼女の姉の結婚式に招かれて式場に出かけていくが、そこに待ち受けていたのはカースト制度における不可触民(ダリト)出身である彼とジョーの交際に反対する、父親と親戚らからの激しい罵倒と凄惨な暴力であった。それは、殺人に発展しかねない激しいものだった。
差別に怒り狂うパリエルム。
一方で、彼の父親が女装ダンサーで、カースト下でもいじめにあうという二重構造。
敢然と戦うパリエルム、後半は圧倒的な物語の展開。
なくならない差別について考えさせられる。
おすすめ度 ☆☆☆★
ボクシング映画好き ☆☆☆☆
R15+ 2017年製作
映画は、前編、後編に分かれ、157分、147分の長尺。
2017年度、キネマ旬報他各賞受賞。(下記)
ただ、鑑賞したのは、Unext フジテレビの完全版
こちらは、42分から59分の6話からなる。
寺山修司原作の小説の映画化。時代を2011年に置いている。(この映画制作時には近未来)
2021年の新宿。かつて親に捨てられた新次は、兄貴分の劉輝を半身不随にした元仲間・裕二への復讐を誓っていた。ある日彼は、街でティッシュ配りをしていた吃音で赤面対人恐怖症の「バリカン」こと健二と一緒に、「片目」こと堀口からボクシングジムへ誘われる。
そして、ボクシングで勝ち抜き、最後は両者の対決となる。
新次を菅田将暉が、健二をヤン・イクチュンが演じ、ひたむきにボクシングに打ち込む姿が感動を呼ぶ。
おりしも、オリンピックで、入江聖奈選手がフェザー級で金メダルを獲得、盛り上げた。
数あるボクシング映画で、青春の痛みと喜びを的確に表現した感動作である。
キネマ旬報ベスト・テン | 日本映画ベスト・テン | 第3位 | |
主演男優賞 | 菅田将暉 | 受賞 | |
助演男優賞 | ヤン・イクチュン | 受賞 | |
読者選出日本映画監督賞 | 岸善幸 | 受賞 | |
読者選出日本映画ベスト・テン | 第1位 |
おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
久しぶりに映画館へ出かけた。
カンヌ映画祭で話題になったこの映画、まずそのIT空間の描写に圧倒される。
繊細な部分描写と音楽のマッチは、圧倒的な質感で迫ってくる。
これはやはり映画館で見るべき映画だ。
高知県に住む、母親を亡くした17歳の高校生すずと全世界で50億人以上が集う仮想世界「U(ユー)」のベル。
二人はつながっており、IT世界の展開が現実のすずの成長につながる。
IT世界の竜という存在が気になるが、最後に種明かしが。
母を亡くし、声を失ったすず。
一方、ベルは素晴らしい歌い手。
いずれにせよ、IT世界の見事なアートにはうならされる。
おすすめ度 ☆☆
劇場未公開 WOWOWで放映
レンジャー時代に相棒を誤射してしから第一線を退き小さな町の保安官となって穏やかな生活を過ごしていたジム(ガイピアース)。
ある日、突如として凶悪犯”ディアブロ”一味が平穏な町を襲撃、たちまち町は占拠されてしまう。
占拠された町を取り戻すために過去の傷を乗り越えジムが立ち上がる。
凶悪犯は多勢。保安官一人で、立ち向かうが、歯が立たずうろうろする。
助手がいるが、これも役立たず。
バーの女店主は粋。ジムとのキスシーン。
ラストは、馬に乗って敵を追う。
だが、途中のだらだら。
ワンシチュエーションなのに、ふらふら。
それでも、単身でやっつけたのだから、良しとするか。
おすすめ度 ☆☆☆
サスペンス映画好き ☆☆☆★
ジョン・レノンとオノ・ヨーコの楽曲「Happy Xmas(War Is Over)」にインスパイアされて執筆した小説「サイレント・トーキョー And so this is Xmas」が原作。
映画もラストにこの楽曲が流れる。
佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊ら豪華キャストによるサスペンス。
クリスマスに東京の繁華街の爆破。そして、首相と面談させよとの警告。(首相が日本が軍備を持つべきとすることへの反感か?)
実際に爆破が起こる渋谷の交差点は、大規模なセットでエキストラも大勢動員して撮影。なかなか迫力がある。
ただ、残念ながら疑問点が多く、動機も無理筋で、盛り上がらない。