日限山4丁目日記

横浜市港南区日限山4丁目は美しい町です。美しい庭・家は町を美しくし、人々を幸福にします。まちびと

舞岡公園の弱点

2013年05月07日 | 日記
舞岡公園は神奈川100選に入る美しい公園ですが、山林や畑を所有している人々の協力を得て、その人達の私有地を包含した形で緑地帯を形成していることが複雑な問題を残しています。
土地所有者は土地を切り売りして宅地化しますので、谷戸の谷の入り口から次第に奥に住宅が入り込んで行きます。
狭い谷の道の両側に住宅ができるような形で谷の宅地化が進んでいます。
公園とは不調和な狭苦しい町が緑地帯を浸食しているような景観になっています。

この舞岡公園に比して緑区にある四季の森公園は、舞岡公園と同じ谷戸の地形を利用した自然公園ですが、公園用地を確保してその中だけで緑地帯を形成していますので、緑地帯に食い込んでくる不調和な町に悩まされることはありません。

四季の森公園に行く一般的な方法は、横浜線中山駅で下車し、南に約1km町中を歩きます。
町中の道はご多分にもれず、貧相な町の中を歩くことになります。
それでも公園の北口(ビジターセンターがあり、正門と言ってよい)まで歩行者専用の四季の森プロムナードがあり、道は狭いですが、両側が並木になっていて、貧相な町を補っています。

公園の中に入ると地形は舞岡公園より規模が大きい谷戸でして、谷も丘も散策路がよく整備されており、反対に広場とか散策路以外の谷も丘も立ち入り禁止になっていますので、美しい谷戸が見事に整備あるいは保存されています。
大木がよく保存されていますので公園の名称にふさわしく、森林の四季を楽しむことができます。
今は新緑がとても美しいです。

舞岡公園も非常に美しいのですが、公園の管理については四季の森公園にもっと学ぶべきと思います。
舞岡公園は管理責任者に問題があるかもしれません。
横浜市は公園用地の拡大努力を続けてほしいと思います。
周辺土地所有者については、谷の切り売り的宅地化は何とか抑えていただき、市とよく相談して土地利用を考えてほしいと思います。
コメント
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