高度経済成長時代、私は技術者として会社に勤務しました。化学技術者でしたが、電子機器についても設計に関心があり、パソコンやプリンターは、廃棄のときは自分で分解するのが好きでした。この好みが85歳の今も生きていて、今日は妻が15年ぐらい使って廃棄にしたNECの18インチディスプレー一体型デスクトップパソコンを分解しました。裏ぶたが、どうしても開かず、電気のこぎりで切断して開けました。修理で中の部品を交換するとき、どうするのだろうかと思いました。私が気づかないような仕組みがあったのでしょう。パソコン使用者が、簡単に裏ぶたを開けることができないようにしていると思いました。
裏ぶたを開けるとあとはたんたんと分解できました。昔デルのパソコンを分解したことがありますが、デルのデスクトップは構造が単純で、部品交換は容易です。NECのパソコンは非常に複雑でコスト増の原因になっていると感じました。ディスプレーと一体型ですから、部品取り付け面積は十分あります。全体構造をよく考えて部品から設計すれば単純になると思いましたが、使った部品の構造が、ディスプレー一体型用でないため、部品を積み木細工のように組み上げた構造になったのではないかとの印象を受けました。
ディスプレー一体型は廃棄のときディスプレーも捨てることになり、もったいないですね。18インチディスプレーは貴重です。今回無傷でディスプレーパネルを取り外すことができました。自分でノートパソコンにつなげることができるディスプレー装置を制作できるか検討してみます。
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