熊本県南部はかなりの大雨被害が出ているようです。山が多い地方で、人々は川に沿って住宅を建て住んでいます。今回は中小河川も氾濫しているようです。
日限山4丁目は台地状に宅地造成された町で、水はけがよく、水害を受ける恐れはないと思います。
山を削って谷を埋めて造成したので埋めた部分が水を大量に含むと昔の谷の流れの方向に動くことがあるかもしれません。今でも地下に水流があると思います。地震で台地が揺れると、その刺激で埋め立て部が動くことがあるかもしれません。
昔一度だけ水不足で水道が止まったことがありました。給水車が来ました。横浜市は水源確保に注力し、また町に隣接する台地の一角に上永谷配水池を設け、給水能力を上げたのでその後は一度も断水はおこっていません。水道は絶対大丈夫ということはありませんが、断水の恐れは非常に小さいと思います。
まだ何とも言えないのが大地震による被害です。埋め立てた部分は地盤が弱いかもしれません。住宅が被害を受けないとは言えないようです。
何といっても一番心配なことは火事だと思います。日限山4丁目はまちなかの道幅が広く、また住宅は屋根・壁ともに耐火性がいいと思うので延焼の恐れは小さい方だと思いますが、道路で囲まれたブロックの中は住宅密集化がおこっています。横浜市の町づくり基準の水準は低いと思います。延焼しやすくなっています。大風のときの火事は非常にこわいと思います。絶対火事はおこさないという気持ちで火の用心をすることが必要な町だと思います。西洗火消しの会が消火栓や家庭用消火器を使った住民による消火・延焼防止の訓練を継続的に行っていますが、住民の消火力を上げるだけでなく、住民に火の用心の必要性を認識させる効果も大きいと思います。
富士山が噴火し、降灰がおこると、これは山地、低地関係なく被害は甚大です。除灰作業も大変ですが、交通はどうなるか、水食料の供給がどうなるか、ゴミ収集は機能するか、下水管が詰まらないか心配です。東京電力福島第一原発事故の時は、ここにも放射性物質が降り、放射能汚染の不安がしばらく続きました。東京電力柏崎刈羽原発、中部電力浜岡原発が心配です。これらが大気中への大規模放射能漏洩をおこせば福一事故よりはるかに大きな被害を受けると思います。