今回の大雨で九州山間部でおこったことですが、小河川に橋があって、川向う、山と川の間に班規模の集落がありました。大雨で橋が流され、川のこちら側の町から孤立してしまいました。すぐ橋を設けることが困難ということで、大半の人々は避難し、事情のある人だけが残りました。不足する生活必需品・資材は川にケーブルを渡して、かごに入れ、町から供給することにしました。その集落の班長は、病気持ちでしたが、残った人々の世話をすると言って自分の家族だけ避難させました。
都市部の町の班でもいざ災害のときは班単位での助け合いが重要です。班と班長が機能するためには班員が班長に協力する雰囲気が大切と思います。班の人々がお互いによく知り合っていることが重要です。向う三軒両隣を横に広げたような班なら班員は普段道でよく会い、挨拶、雑談をよくしますから、班長もいざというとき行動しやすくなるのではないでしょうか。
西洗自治会は、近所の助け合いを重視し、班再編を検討することを2018年の総会で決めました。しかしなかなか検討が始まらず、2020年になってやっと班会議を開くことになりました。別に班再編が議題ではありませんが、班と班長の役割も話題になる確率が高いと思います。むずかしいことは嫌と言って雑談で終わってしまう班もあると思いますが、近所の助け合いは都市部の自治会でも重要なことだと思います。