この樹林地は、半分は雑草混じりの芝生あるいは背の低い雑草の草地、半分はオオムラサキツツジの植込みになっています。南側および東側の一般道に面した部分が芝生・草地空間になっています。
しかし、芝生広場東と、この空間の間にオオムラサキツツジの非常に大きな植込みがあります。芝生・草地空間は、芝生広場東に閉ざされ、一般道に開かれている状態で、芝生広場東から見えず、一般道から丸見えになっています。たとえば母親は、緑陰が気持がいいと思って芝生・草地空間にいても、植込みが邪魔して芝生広場東の滑り台で遊んでいるわが子が見えません。不安かつ落ち着けない空間です。また、植え込みが、うっとうしく、空間を何となく、暗く、陰湿にしています。
植込みの中には細い道ができていますが、樹林地ですから、もっと暗く、もっと陰湿です。細い道は露出した木の根が無数で、躓きやすくなっています。夏は藪蚊やいろいろ虫が多く、刺されたりします。
素晴らしい樹林地ですが、実は死んでいます。この樹林地の芝生・草地空間を歩きぬける人はいますが、空間にとどまって緑陰を楽しむ人は皆無です。
この樹林地を生かすためは、植込みを除去し、芝生広場東に開かれた状態にすることが望ましいと思います。地面は、露出している木の根が隠れる程度、土盛りし、平面にするといいと思います。
西洗公園東側一般道から柵越しに芝生広場東を見た写真。樹林地のケヤキの下はオオムラサキツツジの非常に大きな植込みがあり、滑り台の上の部分が見えるだけで、芝生広場東は見えません。柵と植込みの間の芝生空間は、一般道に開けているだけでここを居場所にする人は皆無です。道行く人、近くに住む人は景観を楽しめます。
植込みを除去し、整地して実験的に移動できるテーブル・イスセットを置いてみてはどうでしょうか。芝生広場東も西もよく見え、母親は、テーブル・イスで憩いながら元気に遊ぶ、わが子を見張れます。
昨日はこの樹林地の東側一般道に面した芝生空間の草抜きををやりました。これまでこの芝生空間は刈払機で草刈りをやってきました。チガヤのような強敵雑草はまだ繁茂せず、鎌を使って、「チョンチョン雑草抜き」で簡単に根っこごと抜けるような普通の雑草が繁茂しています。
雑草抜きを一度頑張ってきれいな芝生にしてしまった方が、管理が容易ではないか、清潔、美を保てるのではないかと考えています。
初めて気付きましたが、まだやっていませんが、南側一般道に面した面も、芝生・草地空間で、雑草抜きをやれば、美しい芝生空間になると見ました。居場所、活動場所として効用を上げるべく、雑草抜きに挑戦したいと思っています。
なお、この樹林地はケヤキとソメイヨシノです。ソメイヨシノが寿命で、枯れがひどく、太い枝が折れで落ちてくる恐れが大きい状態です。そこで今後半年以内に園芸土木会社が来て伐採します。樹林地を保全するため、次の樹木をどうすればいいかが課題となっています。