砂場で想像するとわかりやすいと思いますが、落葉による公園の汚れが無視できない場所は多いと思います。先日、ブランコの柵内の落ち葉を掃除してみたが、落葉がないと清々しい感じがしました。
公園でも樹林帯で落葉が土面を厚く覆っているのはあまり違和感を感じませんが、運動広場、芝生広場、園路、公園の周囲の道路に落葉が散り敷いている、所々に落葉の吹き溜まりができているのは見苦しいものです。汚れている、公園の維持管理ができていない、関係者は不精との印象を見た人に与えます。芝生の中の落場は、見苦しいだけでなく、芝生の生長の障害になり、雑草が生えやすくなります。
公園を公園として活かすには日々の維持管理改善体制が重要です。西洗公園愛護会に入会し、園丁仕事をボランテティア精神で楽しむ人が数人現われるといいですね。
84歳、老病に苦しむ私にとって西洗公園の園丁仕事は、生きる希望になっています。雑草抜きを始めると、リズミカルな動きが楽しく、またきれいな芝生面がでてくると成就感を感じます。土が流れて崩れたり、凹部になった斜面を、枝、落葉、取った雑草で見事に修復できます。日本古来の山林管理技術に脱帽です。
芝生がはげたって何も心配ありません。はげた所に穴か溝を掘って落葉を敷き込み、土をかけておけば、土がやわらかくなって、近くの芝生からランナーが伸び、やがて芝生が復活します。またこの方法で園内で無尽蔵に土をつくることができます。
落葉はゴミ袋に入れて処分する必要はありません。斜面の修復、土の再生に有用で、大量に使います。園内で腐葉土をつくることができます。お金をかけて装置を建設する必要はありません。土地、つまり空間があればOKです。糠があるといい腐葉土ができます。日本は変な国で糠はただ同様で精米店でもらえます。栄養たっぷりの糠がただ同様ですよ。
余談ですが、日本の人々は、栄養たっぷりの玄米を食べず、ただのでんぷんに精米してお米を食べています。江戸時代以来のことだそうです。美食家なんでしょうね。私は玄米大好き人間です。玄米を味わっています。今コープ日限山にないので別の店で買っています。コープ日限山には11月22日(金)に入荷するそうです。
話しを元に戻します。年金生活者にとって西洗公園愛護会に入会し、園丁ボランティアになることは、成就感、満足感、幸福感を味わうには最高のボランティア活動のひとつと思います。よく考え、よく動き、来園者や近くに住む人とよくおしゃべりするようになります。子供達とも交流します。隣の日限山中とも交流します。中学生とも交流します。たまたま私の孫娘が中学生であることもあって、彼女の仲間達が、公園にいる私を見ると、学校の中から手を振りながら「おじいちゃん」と呼びかけてきます。愉快ですね。楽しくて時間がたつのを忘れます。知り合いになった来園者が、私の体を心配して、まるで私の親のように、「もうお昼です。家に帰りなさい」と言います。「はいはい、帰ります」と言って帰ります。「公園家族」ができます。園丁は孤独ではありません。