記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

バスチーユのマルシェ

2010年09月26日 09時32分55秒 | Weblog
ギュスターブ・モロー美術館のあとはバスチーユ広場のマルシェに行ってみた。
留学していた頃はマルシェのある日曜日の朝は、早起きしてカラフルな食材を眺めているだけでしあわせな気分になった。必ず買うのはアボカド。あとは出来立てのパエリヤ。今回もパエリヤを買ってしまった。
今回ビックリだったのは、薄茶色のうさぎさんがショーケースの中で3匹ほどぐったり横たわっていたこと
フランス料理にうさぎさんは登場するが、一匹まるごと横たわっている姿を見たのは初めてだった
声に出して叫ぶ訳にも行かない。さすがにカメラを向けることは出来なかった

気分を変えよう!
お日さまの下、セーヌ河沿いに座ってあつあつのパエリヤを食べるのは格別トッピングのチキンはローストだから香ばしい。日本の唐揚げも好きだけど、ローストチキン大好きな私は渡仏時代、1週間に一回だけお肉屋さんの前でぐるぐる回るチキンを買うのが一番の贅沢だった。一羽ではない、1/4ですよ。しかしなぜ日本のお肉屋さんでは唐揚げはあってもローストチキンがないのだろうか。クリスマスだけじゃなく日常のお惣菜にしようよ!!まるまる一羽ではなく手羽をローストしてほしいな。
するとハチが匂いに誘われてパエリヤめがけて飛んできた。思わずひゃ~っと叫んだ。ハチもビックリうかつに手で追い払って刺されたりしたらたまったもんじゃない仕方なく場所を変えた。すると今度は黒ネコがエキストラのように私の後ろを歩いていった。決して目を合わせようとしないところがおかしかった。
プチサイズを頼んだが充分普通サイズのため、半分のこしてしまった

マルシェは見てるだけでもたのしいですよ。その国の台所だからです。




fine ART photographer Masumi
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ピンクの壁

2010年09月26日 08時51分17秒 | Weblog
パリ3日目、今日は日曜日。初めてギュスターブ・モロー美術館を訪れた。
入り口には日本語で押してくださいと書かれていた。初めてパリを訪れた時から18年も経つとだいぶ変わるものだ。英語なんて話さなかったフランス人が今ではタクシー乗っても英語は当たり前、日本語のメニューがあるレストランも増えてきた。ずいぶんと居心地が良くなったものだ。

美術館はギュスターブ・モローが実際に住んでいた家。壁の色がピンクなのが変わっていた。単なるピンク好きだからではなく、この壁に彼の作品が意外にもマッチしていたので見ていて違和感はなかった。ピンクの色も落ち着いたトーンだからうるさくなく反って作品を引き立たせている。あまり知られた名前ではないかもしれないが、描画のタッチや色合いが私の好みだった。壁にびっしり展示されているがなぜかお互いケンカしていないことも不思議だった。
日本人の家族も二組ほど訪れていたので時折日本語が聞こえてきた。
人だらけの代表的な美術館を避けたい場合には、大きくはないけれど充分満足出来る美術館である。
また訪れたい美術館である。










fine ART photographer Masumi
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フランス人のメル友

2010年09月26日 07時22分34秒 | Weblog
今年の3月、マルチリンガルネットワークというサイトでフランス人のメル友を作った。
Rさんは趣味が写真であることから会話が続いた。せっかくパリに行くのでパリ2日目に会う約束をした。
アンリ・カルティエ・ブレッソンの美術館に行くことにしたので、ゲーテの駅で11時に待ち合わせ。

日本でもこんな待ち合わせはしたことはない。多少のドキドキ感は隠せなかった
背は185センチ以上、スレンダーな男の人が近づいてきた。日本語で「まみたんさんですか?」と聞かれ「はい」と答えた。
とてもおとなしい感じの人だった。ついつい日本語で話しているとRさんが理解出来なくなるのでフランス語も交えての会話になった。やはり直接会話するのが一番だ。疑問がその場で解決出来るから。美術館のあとは私がファラフェルを食べたいと言い、メトロに乗ってサンポール駅へ。いつも買うお店だけでなく他の店も閉まっていた。今日は土曜日、Rさんは電子辞書を取りだし私に見せた。そこには安息日(サバト)と書かれていた。ユダヤ教では土曜日、キリスト教では日曜日。ファラフェルはユダヤの料理。だからお店もお休みと言うわけ。残念。1時を回っていたのでマレ地区を散歩しレストランに入った。
私は大好きなアボカドとチキン入りのサラダ、Rさんはクリームソースのタリアッテレを注文。こちらのサラダは大きなお皿に山盛りで出てくるのが当たり前。もちろん値段も15ユーロするので1500円のサラダである。チキンが意外とお腹にたまり完食できず。アボカドはほんのりとした甘味はなかった。ただソースが絶妙だった。
バルサミコ酢が入ってるのはわかるがほかが解らない。フランスの調味料を勉強しないとダメらしい
おなかがいっぱいになったところで今度はルーブルへ。彼はルーブル美術館のパスを持っていたので入場料の9,5ユーロが無料Rさんが受付の人にカードを見せると、すんなり通してくれた。思わず「顔パスだね!」と言ったら、Rさんはくしゃっと笑って、「顔パス、顔パス!」と喜んで連発していた。通じてくれてよかった館内でもう一度カードを提示するところがあり、Rさんは、「また顔パスです!」とにんまり顔でカードを取り出した。顔パスって言葉、気に入ってくれたみたい!間違った日本語を教えるのはいけないが、これは大丈夫かな。その後Rさんとはルーブルで別れた。
次回は日本にRさんが来た時、とっておきのスポットに案内したい






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