記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

安東美術館について

2023年04月06日 12時15分25秒 | モノつくり

 

 

 

先月の終わり、軽井沢駅から徒歩10分前後のところにある、安東美術館を訪れた。

 

実はこの美術館のためだけに軽井沢に来たのです

 

美術館は、私が尊敬して止まない藤田嗣治氏の作品を、約20年に渡り蒐集されてきた安東ご夫妻が、昨年秋(2022年10月)にオープンされたもの。

 

とてもシンプルかつ洗練された建物は、周りの景色に見事に溶け込んでいる。大袈裟な看板などもなくて、尚更気に入った

 

まさに藤田嗣治氏を本当に愛するひとが訪れるにふさわしい環境。

 

今回、自宅のパソコンから購入した入館チケットを、プリントアウトして持参した。ところが、肝心のQRコードを表示しないまま印刷したために、入場時に手間取ってしまった

 

受付の方をかなり煩わせてしまったが、表示されていた予約番号から無事に入ることができた

 

 

最初に案内されたル・ダミエというサロンでは、藤田嗣治氏の紹介ビデオが流れています。ここではあたたかい飲み物を飲みながら、展示作品への期待を膨らませてくれます。

 

外観も素敵だが、大きな窓から差し込む軽井沢ならではの自然光が、とても気持ちいいです。

 

個々の作品については、私見が第一印象に影響を与えてしまうといけないので控えるが、1点だけ述べたいことがある。

 

それは藤田嗣治氏の作品を観るたびに、常々感じていたこと

 

それは、手の描写。

 

どこか、ぎこちなく見えてしまうのは私だけなのだろうか。

 

陰影が加われば自然に見えるのか。

 

私も絵を描くのが大好きだったが、手を描くのはいちばん苦手だった。だから、余計そこに目がいってしまうのかもしれない。

わたしがまた絵を描く時に、解明されるかも

 

 

 

今回この美術館で一番のお気に入りの一枚は、展示室4にいる「少女」。

 

小さい絵ではあるけれど、彼女のまなざしが、どの作品よりも私を捕らえて離さなかった。

 

何かこう、強い意志を感じ、思い詰めた様子でもある。

 

藤田嗣治氏が描いてきた数多くの少女たちの眼差しとは少し違っていた。

 

 

 

少し肌寒い桜の時期も終わり、これからは気持ちのいい新緑の季節到来です

 

軽井沢へARTのお出かけ、いかがですか。

 

 

 

 


私はホットチョコレートをセレクト

入場チケットの右下に表示されているQRコードをかざすと
このサロンに入ることが出来ます




ここが少女と猫の展示室


3枚以上の作品が入るようなアングルであれば、撮影可能です


見てください安心しきった猫の姿!幸せなショットです
猫も、藤田氏も、そして観ている私たちみんなが幸せになれるショットです


ショップで購入した作品集

これはいくつか種類のあったA4クリアファイルの裏

上のクリアファイルの表

全ての作品がポストカードになっていたら、迷わず展示室4にいた「少女」を買いましたが
残念ながらありませんでした

右下のセピア色のポストカードは、「猫を抱く幼いグレコ」
フランスの歌姫「ジュリエット・グレコ」の結婚式に藤田氏がお祝いに送った絵
ぜひ、美術館で見つけてください。


藤田氏のサインの下に
“Petite GRECO”
と描かれています




以前、藤田氏の展覧会「魅せられたる河」で拝見した作品のポストカード
向かって右側が、安東氏が藤田嗣治氏の作品を蒐集するきっかけとなった最初の一枚






最終の新幹線で向かい、軽井沢駅に23時19分到着
ホテルは駅から歩いて10分とかからない「ホテルグランヴェール旧軽井沢」
新幹線利用なら、とても好立地です


ランチは軽井沢プリンス・ショッピングプラザに
3月22日にオープンしたロクシタンカフェで
お野菜たっぷりです
 
 
 
 


お土産は駅で販売している峠の釜飯!!
大好きです

コメント
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