記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

フィルムとデジタルの違い

2013年07月19日 00時44分51秒 | Weblog
今回の個展ではフィルムで撮影したものと、デジタルの両方の作品を展示している。

フィルムが19点、デジタルが6点。
その違いはわかるだろうか?

なにが違うかと言うと、深みが異なる。奥行きや、ざらざらした凹凸感などだ。一方デジタルはというと、つるりんとした感じだ。キレイではあるけれど、なにかが物足りない。デジタルとフィルムを目的によって使い分けている訳ではない。基本フィルム派だが、とっさの撮影にはデジタルを使う。出来ることなら全てフィルムで撮りたいところだ。

わかりやすいと思われるたとえを今朝発見した
「皺」である。
歳を重ねるにつれ顔のしわも深くなり、人としての味わい深さが滲みでてくる。なぜならば、刻まれた皺にはその人の全ての歴史が染み込んでいるからだ
フィルムはそんなイメージだ。一点を示すのではなく、時間の幅があるのだ。
それに比べてデジタルは、シワが一つも無い綺麗な肌に似ている。その瞬間を正確に切り取る。これからどう変化するか、全く感じさせない。あくまで、その一点を示す。

そういう観点でもう一度、写真を見てみると、フィルムとデジタルの違いが解るかもしれない。

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