記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

海老川の住人

2009年02月14日 16時55分35秒 | Weblog
海老川には鴨、あひる、鵜みたいな鳥、ニャンコたちがいる。
たしか5年ほど前にもあった白いバンのまわりには、新たに作られた猫の家が三つ。子猫が三匹ほど、総勢8匹はいたように思う。しゃがむと私のほうに寄ってきた。写真を撮りたいのに近すぎて撮れない。仕方ないから首を撫でてやるとゴロンと足元で転がった。ずいぶん人慣れしている猫だ。手をはなすと、何故やめるの?と言わんばかりに私の手を引っ張る。やれやれ。
出来ることなら連れて帰りたい。だが動物を飼うことが禁止されたマンションなのだ。そして日中、ひとりぼっちにさせるわけにはいかない。
とおくにいた子猫も、ひょこひょこやってきた。なでるとすぐにひっくり返る。遊んでほしいのだ。
ご主人が帰ってきた。猫たちはお帰りと言っているのか、ごはんごはんと鳴いているのか、とにかく一斉におじさんのまわりを囲んだ。おじさんはこのバンで暮らしているようだ。「おねえちゃん、こいつはタヌキだよ。」と、黒っぽい猫を指して言った。その日に焼けた顔には歯が一本しかなかった。私はそっちのほうがびっくりした。猫に餌をあげるといつの間にか車に消えていた。

海老川を眺めながらもと来た道をあるくと、川べりにある岩に2匹の亀の親子がいる。前方を歩く父親と娘と息子。お父さんが「あそこに亀がいるぞ」と子供たちに教えると娘は「ほんとだ。お母さんと赤ちゃん亀だね」と。すると「お父さんはいないのかよ?」と淋しそうに答えた。
いつの時代でも、お父さんの存在ってうすいなあ。



おおあくび

身だしなみ

無邪気

あそぼ!

父親不在

fine ART photographer Masumi
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