パリ、シャルル・ド・ゴール空港から市内に向かうタクシーの運賃は、セーヌ川によって分断されている。セーヌ川を挟んで右岸と左岸で異なる。昔は決まっていなかったので、実際に遠回りをされていることもあったけど、定額だと安心!!
滞在ホテルはモンパルナス駅近くなので、左岸に相当。だから、空港からホテルまでは2023年現在は62ユーロのはず。ちなみに右岸は55ユーロ。
日本で両替した20ユーロ紙幣3枚と5ユーロ紙幣を直ぐ取り出せるように準備していた
ところが、到着すると請求された額は88ユーロ
目が点状態
乗ったタクシーは、ピカピカの黒のベンツ
後部座席の中央には、小さなテーブルがあって500mlのミネラルウォーターのペットボトルが置かれていた。
確かに今までに乗ったタクシーとは別格と言っていいほどの美しさ
それが何か運賃に影響するんだろうか
サービスはと言うと、至って普通。唯一電話の会話が気になった
途中、かかってきた携帯に、相手の声も運転手の声も、大きな声で話し続けるのだ。それも永遠と!
途中から喧嘩してるかのような口調になってきたので、「お願い!運転に集中して!」言いたかった
運転手はフランス人と言うよりは中東系のような出立ちだった。
日本なら、まず携帯に出ない。タクシー会社の無線は例外。
100歩譲って携帯に出たとしても、状況説明をして手短に切る。当然声も小さめで。
お国柄なんでしょうかね
とまあ一瞬のうちに、この定額じゃ無い理由をあてはめ、不確かながら支払いを済ませてホテルに入った。
帰りのタクシーは、ホテルで呼んでもらった。
行きの一件があったので、タクシーに乗り込むなり、直ぐに代金が62ユーロで間違いないかを尋ねた
実際、タクシーの後部座席の窓には、空港から左岸と右岸のタクシー代金のシールが貼ってあった。
30代半ばくらいの運転手さんが、わかりやすく答えてくれた
通常はここ左岸から空港までは62ユーロだけど、予約をすると+7ユーロで合計69ユーロとのこと。
でも、空港から乗った場合は、62ユーロだよと教えてくれた
「でも、行きのタクシーは空港のタクシー乗り場から乗ったのに、88ユーロでした」と言うと、それは違法タクシーだと。
「Taxi, Taxi!!」と、呼びかけてくるのは怪しいとも
別に執拗に呼びかけられたわけではない。正式なタクシー乗り場に並び、空港の係員が案内するタクシーに乗っても、違法な運転手がいるなんて酷すぎる。
空港側もきちんと取り締まってほしい。。
後編につづく!
※見出し画像は、最終日のパリ
バスからのアンヴァリッド。ルイ14世が負傷廃兵の収容施設として建てたもの。
現在はナポレオン1世の墓所があります。
雨にがっくり来ていたら、パリの友人が、
『Masumiさんがパリを離れてしまうから!!!』と慰めてくれました