先日、図書館で借りた本
第八版「つくってみよう加工食品」
中尾玲子・中川裕子著
目次を見て「果実・野菜の加工」を開いてみた
いままでの経験から得た知識と、自分の舌で判断して作っていたジャムやマーマレード
その基本的な作り方が載っている。
そして、まだ作ったことのないレモンカードや、むにゅむにゅした食感が楽しいギモーブは作ってみたい
でも何より、心を動かされたのは、最後のページに書かれたメッセージ
「おわりに〜本書を活用して加工食品を作る方へ〜」
のこの一説
「調理と似ているけれど、ちょっと実験にも近い。」
加工食品のことを、こんなふうに表現している。
そして、食材から食品へと変えていくことへの感動を説いていた
まさにその通り
化学の実験と変わらない
日常行なっている行為そのものが、実験なのだと。
実は実験好き
マーマレードやジャムも、酸味と甘味のバランスが決め手となる
苦味と甘味、辛味と甘味、塩味と甘味などなど、対となる味覚があることで、食材を引き立たせることができる。
もちろん失敗する実験も多々あるが、原因を記録して、次に繋げればいい。
失敗が多いほど、貴重なデータは増えていく
一生続けることができる料理は、いちばんたのしい実験なのだ
注) 見出し画像は第五版
素敵なメッセージが書かれているのは下記の第八版です。