記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

覚醒のヒント

2008年10月22日 19時50分41秒 | Weblog

昨夜のガイアの夜明けを見ただろうか?
嗅覚を利用して様々なビジネスが展開されているという内容だ。
シームスという会社の社長は実の姉を癌で亡くしている。その姉のそばで強く感じた事は体臭の変化であった。癌に侵されると、代謝に伴って発せられる身体のにおい、呼気のにおいが変わるのだそう。そこに着目した社長は癌の早期発見に役立てないかと考えた。実験で早期乳癌患者の呼気を感知する装置の開発も行っている。つまり病院に行く前の検診で利用出来たら女性にとってはこれほどうれしいものはない。だって息を吐くだけ!マンモグラフィや触診も出来れば避けたい。

シームスは視覚、聴覚障害を持つ方の為に開発を勧めている。現在聴覚障害者は35万人いるという。今回新たにワサビで危険を知らせる実験を行った。実際に聴覚障害の方に協力していただき脳波や心電図を測る。実際に睡眠状態に入ったところでワサビの香りを放出させた。するとほどなく脳波に変化が現れた。 ワサビ臭放出 20秒後に確実に覚醒したのである。被験者は初めわさびのにおいに気付き次第に喉が痛くなったと言っていた。しかし効果はてきめんだ。ワサビは抗菌効果があり人体には影響のないもの。健常者でも同様の実験を行った。聴覚障害者の方が覚醒する迄の時間が早いという結果だった。

子供の時に飼っていた犬が眠り込んでいるとき、焼いたお肉を鼻先にもっていったことがある。すると目は閉じているものの、鼻がひくひく動き出し、そしてぱっちり目が開いた!そしてパクリと。
なんだかよくわからないが美味しいものが頂けましたといった顔
犬も同じ、睡眠中でも臭気刺激に反応するのだ。
危険を察知するための本能なのだろう。
臭気警報機の実現は来年の春。
昨日 ある映画館で変わった趣向が試された 。映画上映中にチョコレートの香りを充満させたのだ。観客の感想は上々だった。甘い香りは危険の察知には向かない。においに身体は反応しても、例えば覚醒までは作用せず美味しいケーキを食べている夢に変わりそうだ。今度甥っ子で実験してみよう!


fine ART photographer Masumi
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