おーい、シド君。元気ですか?
この頃君の顔を見ないので、おばさんは心配していますよ。
シド君はここら辺りの人気者でして。
つい先日も通りかかると、モリタサンがシドちゃんの頭撫でながらお話の最中。
「子供のときから撫でさせてもらってるのよ。こんなに年取っちゃって。お前も年取ったねって言ってたの」って。
そりゃあそりゃあの可愛いがりよう。
おとなしくて心優しいシド君とお話している人たちはたくさんいる。
よく見かける。私もナデナデこそしないものの、いると声をかけて通る。
シド君も人気者の役割心得て、辛抱強くお相手してくれる。
4月の始め頃、張り紙が。
皆様に可愛がってもらうのは嬉しいけれど。
シド君は貰った餌でお腹を壊し3日間も歩けない状態だったそう。
ようやく回復したけれど、老齢でもあることだし、餌は当家で十分に与えているのでご遠慮願いたい。
というような内容のことが丁寧なお言葉で書かれていた。
思わず「シド君、大変だったね。もう大丈夫か?」と聞いた。
君は断れないもんね。
シド君、モリタサンに撫でてもらっていた後、会ってないよ。気になるよ。