ああ、どこかで見たことあるこの花。うーんん、頭をひねっても出てこない。
でもでも見たことある、この花のかたち。
1本引き抜いて同級生植物博士のところに持って行った。
「ああ、これ、センボンヤリだよ」って。そうだったのか、私が横浜で見たのは花の後。それが佐渡で見ることができたわけだ。江戸の敵を長崎で、違うか。
「あんたの、これはの、秋にも閉鎖花を咲かせるんだや。閉鎖花って花が開かせんだや。春の花よりずっと高くて、何本も何本も並んだように咲かせるのんが槍のように見えるからセンボンヤリって言うんだや」
ああ、持つべきものは植物博士。(忙しいのでそうそうお邪魔できないのが難)
「小さくて可愛らしい花だがねえ」
二人して頷く。
そういうのんを佐渡弁で
「愛しげな花だが」
って言うよねえ。
*愛しげな花*
ぴったり。
ほかにも愛しげな花たち
チゴユリ
今日の佐渡 ようやく朝日を拝みました。