まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

仏像とお庭の旅 建仁寺三つの庭

2018-03-04 09:21:44 | 旅行

仁和寺前からのんびり市バスで四条京阪バス停まで。
渋滞はなかったけれどゆうに30分以上はかかって、昼食には微妙な時間。
ま、見学してからにしようと、建仁寺はあちら辺と見当つけて鴨川を右に見て歩き出した。
何の案内掲示板もないのでちょっと不安になってきて、お店の前にいたお兄さんに尋ねた。

「このまま南に下がってあの電柱のところが建仁寺ですよ」って。
「南に下がる」
そうだここは京都だ、まっすぐとか言わないのね、下がる、ね。とても印象的な言葉だったわ。

京都最古の禅寺『建仁寺』 開山は栄西禅師。
今回私が行きたかったお寺、今まで一度も行ったことがない。
(以下説明はみなパンフレットから。このパンフレットが正方形でとても立派なのよ、ちょっと感激)

「◯△囗乃庭」 ずいぶん個性的な名前だ。


(単純な三つの図形は宇宙の根源的形態を示し、禅宗の四大思想を地囗水◯火△で象徴したものと言われる)

次に本坊の中庭にある潮音庭。
中央に三尊石その東には座禅石、廻りに紅葉を配した枯淡な四方正面の禅庭だそうで。
そうか、と今更頷いても後の祭り。(予習はしっかりの反省は反省でいつも終わる)

 

三つ目のお庭は方丈を取り囲むお庭。

方丈の南側の枯山水の前庭「大雄苑(だいおうえん)」 門の向こうの建物は「法堂」

龍安寺の石庭が「生きるとは何ぞやとか人生とはかくありなんとか」哲学を迫ってきて
緊張を強いられる気がするのに対して、こちらのお庭はおおらかでのびのびして、
「いいわよ、あなたの思うままにどうぞ」と何でも許容される感がしてなんともうれしいのよ。

最後に、創建800年を記念して法堂に描かれた小泉惇作画伯の双龍を。
龍も「あ・うん」

やっぱりくたびれていたのね。
勅使門も山門も茶室「東陽坊」も全部見逃してしまいました。あちゃあです。
昼食?お弁当やつまみを買って新幹線の中で盛大に宴会しました。
なんてったって13:32のひかりに乗車しているんですから。
もっとゆっくりしていられただろうと言われても、酒盛りが優先されてしまって。はい5時には帰宅していました。
場所移動だけの夫婦旅はそんなもんです。まことに結構でして。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする