早春、長い間咲いていたミモザが散り(これが我が家の名札を付けて辺り一面散らかしているから、早々に切り取らなくてはいけないのよ)いよいよ出番とばかりに花開いた2種の梅。
いやいや梅といっても、ただ単に名前に「梅」の字が付いているいうだけのようでして。
*雲南黄梅にいたっては別名で「(黄梅擬き)」とも呼ばれているそう。
ウンナンオウバイの名前は、雲南省原産で梅の時期に梅に似た花を咲かせることに由来しています。
名前に「梅」と付きますが梅の仲間ではなく、モクセイ科ソケイ属に属する植物で、ジャスミンの近縁種です。
なんて説明が。
*利休梅だって「ウメとはいってもヤナギザクラ属であり、梅との関係性はやや低い」とばっさり。
中国の北中部、江蘇省から浙江省にかけて分布するバラ科の落葉性低木。
日本に来たのは明治。リキュウバイの利休は茶人の「千利休」ですが、
リキュウバイと利休は直接関連はありません(利休が好んだとかそういう話はありません)。
利休が亡くなった時期(旧暦2月28日・現在の暦で三月から四月)に花が咲くことも由来とされます。
単に茶室に飾ったことが多いことからのようです。
花の咲き具合が、派手すぎず、かといって地味すぎない日本人好みの姿です。
花言葉は「控えめな美しさ」
今年は花付きがとてもよろしい。
昨年、剪定をしなかったからかしら。
たいてい「ひこばえ」は切り取りなさいと指南しているが、いいのとばかりに2,3本伸ばしておいたら、
柔らかないちだんと透き通った白い花を付けてくれたからご満悦。
そして今年初めて両者揃い踏みで満開になって。
右の写真は夕方だから色が悪いけれど、揃い踏みの感じはよく出ていると自画自賛。
せっかく咲いてくれているのに、一昨日の強風で雲南黄梅の黄色い花がそのままの形で道路に散乱して。
名前付けて飛んでいくんじゃない、と叱りつけながら掃除していることは内緒。
利休梅は花びら1枚1枚を飛ばしているから桜の花びらに紛れて。お前はいい子と放置していることはもっと内緒。