今朝
佐渡在住、同級生店番友のご主人がなくなったとの知らせから2週間経ったので、
もう落ち着いたころだろうと電話した。
手続きがいっぱいあって弱って寝とるが、と言いながらもいつも通りの元気な声。
冗談とばしつつ、夫も80でいいと言ってたのに81まで生きたからよかったわ。
これ以上生きとっても本人がてえそ(疲れる)だしの、なんて。
金庫から遺言が出てきて「ありがとう」の後に「さよなら」って書いてあるんだや。
家族みんなして泣き笑いだったっちゃ、と言うから、聞いたこちらもどうしていいやら。
で、我らの身体の話になって、膝痛の話になって。
「あんた何にもしとらせんの、そりゃあだめだ、注射してもらえ」と勧める。
私は今それで痛くないよ、手術が嫌なら注射打てと勧める。
「あんた、どうせ死ぬんだから痛い痛いと言って暮らすより楽した方がいいねかや」
との絶妙な説得に、それもそうだなといたく納得して昨日3年ぶりに整形外科受診した。
そりゃあ当然軟骨は3年前よりすり減っている。仕方ない当たり前だ。
決死の覚悟で、ずっと拒否してきたヒアルロン酸注射をしてほしいとお願いして。
医師の姿が見えないのをいいことに「痛い?」といちおう聞く。
分かっているの、五十肩をやったときに打った経験があるからね。それでも聞く。
なかなか医師が来ないから「まだかしら」と看護師さんにぼやく。
「体の力を抜いてくださいね」なんてアドバイス受けて。ようやく医師がぶすりよ。
液が入って行くにつれて痛いのなんの、声も出ない。身動きできない。
両膝打ち終わっても形容しがたい痛みは引かない。脂汗まで出てきそうだ。
「このまま休んでていい?」と看護師さんに泣き言をいう。立てないと訴える。
1クール1週間おきに5回だって。挫折しそう、これがあと4回もなんてできないかも、
とまたもや若くてきれいな看護師さんに直訴する。看護師さん、
「効果がないと思ったらやめていいですよ、ご自分で決めてね」とこっそり。
リハビリの予約を取ってくださいの声にも「やりません」ときっぱり八つ当たり。
ようやく立つ力が戻ってきてクリニックを後にしたけれど。この痛みがあと4回もか。
どうしようか、いやだわ。根性なしはふらふらと迷う。
そういやあ、注射は効いているのか?ってよく分からんのよ。はい。