3時過ぎにはチェックインした旅館「源泉上野屋」
いいですねぇ、昭和感満載。落ち着いた佇まいで。
年上友が予約の際、金目鯛の煮つけとアワビを追加してくれた。
おおーっ素晴らしい、高いから金目鯛なんてここ何年も食べたことがないの。
なんて気の利いたこと、楽しみが増えるというものだわ。
で旅の道中どこかで、金目鯛の話になった。
「えっ!?1匹?みんなで1匹?小さかったらどうするのさ」「小さいって言ってたわよ」と。
当然一人1匹だと思っていた私は言い募る。妄想する。
全長10センチくらいの金目鯛、それが我らの真ん中にどんと。
「あなたたちが片身、私がもう半分の片身ね」あはははだわ。友情が壊れるわ。
それからも思い出したようにしつこく金目鯛のことを言って年下友にあきれられた。
年上友に「チェックインの時金目鯛追加できるか聞いてね」と頼む。
優しい年上友は忠実に実行してくれた、が、すげなく断られて。
「しょうがないわね」と諦めた。ま、いっか小さい金目鯛で。
さて夕食時、お楽しみの夕食よ。金目鯛はいかに。
仲居さんが持ってきてくれた金目鯛はどどどーんと。いやあ大きかった。
30センチは優にあろうかという大きさ、これを小さいというなら大きいはどういうことだ。
満足満足満足よ。3人平等にきれいに分けて。年上友は骨までしゃぶって。おいしかったわ。
(部屋から見る 湯けむりが上がって)
創業三百年のこちら、内部もとても立派。というか懐かしい雰囲気が漂っている。
(最上階からの風景 いかにも温泉場よね)
ホテルもいいけれど、こういう趣のある旅館も捨てがたいわ。
今は迷路のような廊下や急な階段の上り下りができるけれど、
もうちょっと年取ったら泊まれないな、と思ったことは内緒。
昔、熱川の社員寮でいただいたそれが抜群に美味しかったのが忘れられない。
階段上がったり下りたり、迷路のような作りも懐かしい。探検ごっこしたいな!(怪我するからヤメトキと言われそう)
濃い目の味付け、しっとりねっとり濃厚なお味。
付け合わせの丸ごとごぼう里芋あとひとつ、
これがまた抜群。
他のちまちましたお皿はいらないくらいでした。
廊下階段ピカピカでしたから、うん止めといたほうがいいかな。