西の空に残っていた満月もすっかり沈んだ。
明け方は白く冴え冴えとして冬の夜空に輝いていていかにも冷たそうに見えたのよ。
冬の月はいい。
水曜日、施設入所のおばちゃんに会いに行った。ほんとに久しぶりで。
入所して1年、車いすに乗ったおばちゃんはひと回り小さくなったように見えて、ちょっと
胸が詰まった。「これが私の運命かねえ」と言うけれど、86歳で足が覚束なくなっては
ひとり暮らしは難しい。持病も抱えているからね。
「何にもしてなくて寝てるよ」という毎日、年を重ねていくのは大変だと実感する。
と、佐渡のひとり暮らしの叔母を思い浮かべる。90歳、買い物こそ不便しているようだが、
後は何とか日常をがんばっている。やはり足の痛みを抱えながら。
暖房はこたつと石油ストーブ、灯油を入れるのなんかどうしているのかしらと。
子どもがいないから、ちょっとした用事は誰に頼むのかしらってなことも考える。
やがて私も行く道かもしれない、自立して生活できるように心がけねば、なんて。
歳時記カレンダーの『閉塞成冬』なる言葉。
「冬気強まり、人も生きものも万物みな閉じふさがる頃」を見てて思ったことよ。
やるな、歳時記カレンダー。
万物みな閉じふさがる、そうよわが家のネズミ額庭は皆閉じふさがっているわ。
寒いものね、致し方ない。ま、そうやって花咲く春を待ってるんだな、と。
イソギクも枯れてきた
ひとり気を吐いている*カレンデュラ
赤い縁起物3種
万両 南天
千両
ほおりっぱなし球根 オーニソガラム 元気いっぱいジギタリス セリンセ
こんな感じで。
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