彫刻の森美術館にはお会いしたいいくつかの好きな作品がある。
その一つが「ミス・ブラック・パワー」
園内の小道を歩いて行くと、突然という感じで大きな大きな色彩豊かな彫刻が現れる。異色。
それがニキ・ド・サン・ファール(1930~2002年)の「ミス・ブラック・パワー」
作者のニキ・ド・サンファールは、結婚、出産の後、うつ病に苦しみ、その克服のために作品の
制作をはじめ、女性の役割と自分の人生を見つめ直していきました。
この作品は、妊娠した友人の姿をみて思いついたといわれる、巨大な女性像のシリーズ「ナナ」
のひとつです。古い価値観のなかで、抑圧され差別を受けてきた女性や黒人は、
自由と喜びに満ちた女神として生まれ変わり、高らかに女性を賛美しているのです。(ネットより)
極端に小さな顔、太ったたくましい身体と足が大地を踏みしめてどんと立っている。
青いバッグが何とも可愛らしくて。野外の美術館で生を謳歌しているかのように見える。
この像が、渋谷のスクランブル交差点に立っていたらどうだろう。街の喧騒に負けないだろうね。
まったく対照的な、大好きなお会いしたかった作品。
「女」朝倉響子
「若い女」佐藤忠良
「マント」佐藤忠良
おまけで。今回初めて挑戦したわ、高い建物好きとしては。
息切れがして、足をがくがくいわせてあがりました、はい。
「幸せを呼ぶシンフォニー彫刻」ガブリエル・ロアール 高さ18メートルの塔
野外の美術館はほどほどの人で、時間をたっぷりとってこその彫刻作品を満喫して。
明日は箱根のヘンリー・ムーア紹介のつもり。
あっそうだ、ニキさんの作品は日本にかなりあるようです。
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