昨日の従妹からの電話、それからも都合4回あった。
今まで50年以上も会ったこともなければ電話もないのに突然よ、よく家の電話番号が分かったと思って。
ふだんは留守電だから電話には出ないが、朝の6時半という時刻だから何事かと電話を取ったらのことだった。
警察に呼ばれたんだって、○(別の従弟)を知っているかと訊かれたんだって、そんなことを言いだすから、
そりゃあ一晩中眠れなかったことだろうと耳を傾けていたら、そのうち変なのよ、違和感があるのよ。
時系列が分からない、話がちぐはぐ、同じことを何度も繰り返す等々。
興奮しているからかなで片付けたけれどやっぱりおかしい。電話を切って頃を見計らって従妹の弟に電話した。
従妹が話したような事実はないんだって、近頃おかしいんだって。ああ、そうだったかと納得。
独り暮らしで70歳になって仕事定年になって、この先どうするのかと暗澹たる気持ちになった。
痛くも痒くもないんだからいいじゃないのと言い放っている夫の円形脱毛症。
もう飽きたわ。
朝晩、頭部に薬を塗ってやるのも飽きた。もう適当に塗っているの。
毎日「ちっとは毛が生えてきたかや、見てくれ」と言われるのにも飽きたわ。
自分で合わせ鏡して後頭部観察して「ひっでえもんだな」も聞き飽きた。
結婚してから一度も聞いたことないヘアードライヤーの音。風呂上がりに乾かしている。
薬塗るのに乾かさねばって一生懸命なのよ。おかしくて。
「もう慣れてきたよ、帽子かぶればいいもんな」と言いつつ、部屋に入るとき
「5円はげが来ました」だの「円形脱毛症が来ました」だのと自虐ネタを言ってるから、
ちとかわいそうにもなる。ま、時が来れば直るわよと慰めているわけ。
極めつけはマサチャンママからの電話。
「あんたあ、どうするっちゃ。あのもんの夫が胃がんだってよ、ステージⅣだって。
まあ、どうするっちゃ、なあ」って。聞いてる私も動転して。
「えっ?ほんとかさ、そんなことがあるかっちゃな、どうすりゃいいっちゃ」
どうするっちゃどうするっちゃの応酬。いくらなんでもの追い打ちの仕打ち、神を恨むわ。
この年になりゃあ何でもありだと腹をくくっても、次から次へとありすぎる。
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