いくら日ごろグダグダだらだらのなまけた生活を送っているとはいえ、
「くう・ねる・すむ」を営んでいかねばならないのだから、我らだって疲れている。
何もかも面倒だわねえ、と愚痴の一つも出る。
ましてや年末年始の気ぜわしさ、それなりに頑張るとなおさらため息が出る。
いっそ今度の定例会は温泉にでも行こう、と年上友が張り切って計画を立てた。
いいのよ近場で。ま、一つくらいどこかに寄ってちゃっちゃと旅館に入ろうってなことで。
いくつかの候補から、熱海すら遠いからもっと近くでとくれば湯河原でしょ、となったわけ。
で、一つくらいの寄り道場所が大磯の旧吉田邸庭園散策。
大磯駅からは遠いけれど、西行法師ゆかりの場所「鴫立庵」を見れば一息付けるからということで
歩き出した。歩き出してバス停があったから時刻表を見ていたらバスが来たのよ。ラッキーだわ。
いやあよかったよかった。けっこう遠かったわ旧吉田邸まで。
そうよ、吉田茂さんになったつもりで広い広い疲れるくらい広いお庭散策。
後ろが海 ご本人はサンフランシスコの方を見ている
「兜門」
松あり竹あり梅あり 素晴らしい
池あり築山ありで変化に富んでいるのよ 四季折々いろいろな表情を見せるのだろうな
邸宅への道
500円の入館料がいるから「ま、いっか」と入らないわれら
吉田さんが眺めただろう街の方に広がる風景
裏手に回ると遠くに湘南の海
竹林を抜けて
小高い丘からはさらに
銅像が立っている場所から見る
海を眺めて降りてくると心字池
凡人の私は只々別の意味のため息ついたわ。