Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

お茶のお稽古 / 久しぶりのミスド / おうちごはん

2012-12-01 23:56:33 | 日記
朝から曇りでお昼頃には雨も降り、今日はお天気に恵まれない一日でした。

昨夜仕事が終わったのが遅かったので、今朝はいつもの週末よりもゆっくりと
した一日のスタートです9時頃に起きて、お化粧と着付けを済ませました。


今日から12月に入ったのでいかにも「冬らしい」柄の着物を選んでみました。
冬に白っぽい着物は寒々しいとも言われますが、柄にかなりはっきりした色が
使われていて、合わせる帯も暖色系なので、そこまで気にならないかなと。

白っぽい着物でも1月や2月に着ると、それはそれでまた清々しく趣のある装い
になるのですが、11月~12月あたりの時期が一番難しいですね


この着物は数年前、季節限定の着物をいくつか増やした際に買ったものです。
「雪輪と椿」という、冬モチーフの組み合わせがお気に入り

雪輪は雪の結晶の輪郭を単純な文様にしたもので、昔から愛されてきました。
椿は花の少ない寒い冬にも、色鮮やかに咲き誇るその力強さが魅力的ですね。
お稽古用の小紋ですが、可愛いので袖丈は長めに1尺5寸にしてもらいました

本当はもっと濃い色だとベストなのですが、柄が華やかで気に入っています。
ただ、帯合わせが難しいので、現在の手持ちの中で選ぼうとすると、毎回同じ
帯や小物との組み合わせになってしまうのが今の悩みです


着物は紗綾型の地紋のあるごく淡くピンクがかった綸子地に、手のひらほどの
大きさの多彩な色使いの雪輪が並び、その中にポンポンと椿が描かれている
可愛らしい小紋。薄色地の八掛は悩みますが、椿の色から取って赤にしました。
帯は赤地で、菱形の場の中に白・黄色・黄緑で小花が織り出された名古屋帯。
帯揚は白い綸子地に赤い絞りの輪出し。
帯締めは椿の葉の色から取り、はっきりした黄緑~白のグラデーションの丸組。

いつものように、私が着替えている間に夫がランチを作ってくれていました


今夜のご飯は和食にする予定なので、ランチはパスタを作ってもらいました。
トマト缶と自家製パンチェッタと玉葱を使ったシンプルなトマトパスタです。
材料はとってもシンプルですが、パンチェッタからとても良いダシが出るので、
その辺のお店で食べるものより断然美味しいのです

夫は添加物や、食感や色や粘性を高めるための不要な材料の入った加工品
などをほとんど食べないため、市販のベーコンやハムなどは買えませんので、
ここ半年ほど、夫が毎週末、夜になるとパンチェッタを仕込んでくれています

料理をする方としては市販の加工品・だし・ドレッシング・ソース・タレが使え
ないとなると手間もかかって大変なのですが今からこういう調理の仕方に
慣れていると、子供が出来たときに安全なものを食べさせてあげられますね

雨が降り出す前になんとか車に乗り込んで、お稽古場へと向かいました。
本当はお稽古の前に紅葉を見に行くつもりでいたのですが、身支度している
間にお天気が怪しくなってきたので、今日は断念しました

先週も秩父にいけませんでしたし、このところお天気に恵まれませんねぇ

今日のお稽古は流し点ての薄茶点前でした。流し点ては亭主と客がお話を
しながらお点前をしたりお茶を頂いたりするもので、親しい仲でのみ行われる
お点前だそうです。そのためお茶会などで見かけることはほぼありません。

お菓子は筑波山のお土産で、「がまっ子」というガマを模したお饅頭です。
お軸は画賛で、「山雲海月情(さんうんかいげつのじょう)」と書かれた下に、
囲炉裏に掛けられた湯気を上げる吊り釜が墨絵で描かれた短冊でした。
茶花は「西王母」椿と、葉が色づいた白山吹の枝が活けられていました。

お稽古の後、小腹が空いたのか珍しく夫が「ドーナツが食べたい」と
言い出したので、近くにあったミスドでお茶をする事になりました。もともと
こういったチェーン店を嫌う夫ですので、私もミスドに入るのは数年ぶり。


私はエンゼルクリーム、夫はポン・デ・フレンチ、そしてカフェオレを注文
しました。カフェオレを飲んで夫が一言「これ、コーヒー牛乳だよね…」と。
たしかにカフェオレとは言いがたいほどの量の牛乳が入っていたのですが、
私は牛乳多めの方が好きなので、かえって良かったです(笑)

この後夫が髪を切りに行くことになっていたので、私は先に車で帰宅しました。
買出しをしてからお風呂に入り、夕飯の下ごしらえをして夫を待っていました。
いつも土曜日は夫が夕飯を作ってくれますが、今夜は私の得意な和食なので、
夫が帰ってくる前に、だいたいの作業を終わらせておきました


今週は実家からとっても大きな大根をもらったので、大根をメインにしました。
本当はブリ大根にしようと思っていたのですが、夫が生臭さが嫌だと言って
いたので、ブリではなく豚バラにして、卵も入れてみました。

圧力鍋を使ったので一時間ほどで出来ましたが、豚バラから良い味が出て、
とっても美味しく出来上がりました


炒め物にはレンコンと人参のきんぴらを。私はゴボウの臭いがどうも苦手で、
きんぴらを作るときはいつもレンコンにしてしまいます。シャキシャキしていて
歯ごたえもよく、食物繊維もたくさん採れるのでお気に入りです


その他には実家で取れた小松菜を白和えにして、なめこのお味噌汁を用意
しました。ご飯は少しおこげが出来てしまいましたが、それも美味しいです。

豚バラ大根はとっても美味しかったので、大根を足してもう一度煮込んで、
明日以降の夫の晩酌のおつまみにしようと思います。


ワインのおつまみに夫がカプレーゼとナッツを用意してくれていましたので、
夕飯の後は2人で片付けを済ませ、ゆっくりと借りてきたDVDを見ました。


今日見たのは「アーティスト」という映画で、無声映画の時代を描いたもの。
この映画自体もほとんどが無声で、現代にこのような映画に挑戦するのは
かなりの勇気と決断力が必要だったと思います

カラーではなく白黒の映画なのですが、男優さんの演技力が目を見張るほど
素晴らしくて、無声映画はこんなにも魅力的なものだったのかと驚きました。
ストーリーとしては目新しいものではないのですが、現代に無声&モノクロの
映画を蘇らせたことと、俳優の人選は素晴らしかったと思います

夫も「ここ数年見た映画の中では一番」と言っていました。たまにはこういう
映画を見てみるのも面白いものですね