Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

花街の顔見世総見が始まりました

2012-12-03 23:53:41 | 京都花街
毎年12月に行われている南座の顔見世ですが、この顔見世でひときわ人気なのが
京都五花街の芸舞妓が歌舞伎を鑑賞する「花街総見」といわれる行事


(写真は報道系サイトからお借りしました)

京都に5つある花街が、それぞれの街ごとに日を変えて、芸舞妓総出で舞台を鑑賞
する恒例行事です。歌舞伎の舞台を見ることで芸事の勉強をするための行事でも
ありますが、もともと歌舞伎界と花街は関係が深く、歌舞伎役者さん達は花街の
ご贔屓さんでもありますので、そちらの意味合いが深いようです


(写真は報道系サイトからお借りしました)

この総見の日は、お座敷着を着た芸舞妓さん達が桟敷席を埋め尽くすことから、
舞台以上に華やかな客席となって、総見の日に合わせて舞台のチケットを取る
歌舞伎ファンの方々も多くいらっしゃるようです(チケット入手は難しいとか)。


この舞台を鑑賞したあとには、芸舞妓さん達が歌舞伎役者さんの楽屋を訪れて、
舞妓さんは12月の簪である「まねき」を模した簪の木札の部分に、ご贔屓筋や
自分の好きな役者さんにサインをしてもらいます。立方さんは墨で、女形さん
は紅でサインをされるのだそうです

そのためにこの簪は毎年新しいものが用意されるようで、それも大変ですね

この花街総見は、今年は3日は宮川町、4日は先斗町、5日は上七軒、11日は祇園
甲部と続きます(祇園東のみ日程がわかりませんでした)。総見の前には、南座前に
芸舞妓さん達が集まりますので、芸舞妓さんに会ってみたいと思われる方は、
行ってみてはいかがでしょうか遠くから写真を撮るくらいであれば、ご迷惑を
おかけせずに芸舞妓さんたちの姿を楽しむことができますよ

私もいつか一度行ってみたいなぁ日舞のお稽古場のおにいさんにお願いすれば
その日のチケットを取って頂けるとは思うのですが、仕事が忙しい時期という事
もあり、まだ行ったことがないのです

実は今回の顔見世には、私の三味線のお師匠さんも、三味線方として出演して
いらっしゃいます。そのため、今月はお稽古が少ないのですが、やはりお師匠
さんがこうした舞台で活躍していらっしゃるのは、とても嬉しいことですね

寒い季節に京都と東京の往復で大変ですが、是非頑張って頂きたいです