先日染め上がった別誂え小紋の出来ばえに気をよくして、染め九寸名古屋帯の
別誂えを、おなじ工房にお願いする事になりました
実は帯の別誂えは2回目です。私の初めての別誂えは呉服屋さんの催事で友禅の
職人さんに直接お願いできるという企画があって、その場でだいたいの図案を
描いて頂き、あとはお任せする形で作って頂きました。
ただ、その時は白地しか選べず、糊伏せなどもない本当に単純な「手描き」の
ものだったので、本格的な別誂えは初めてです
まずは図案をどうしようかと悩んでいくつかご相談したなかで、一番使い勝手が
よさそうだったので、「文箱」の図案を描いて頂きました
蓋に松と牡丹と萩が描かれた文箱で、箱本体外側は変わり青海波。箱の内側には
金箔を散らす予定です。文箱を縛る紐も網目を細かく書いて頂きました
文箱は手紙を入れておくための、蒔絵が施された小箱で、美しい組紐で本体と
蓋が結ばれているものです。文箱文様と聞いてまっさきに思い浮かべるのが、
平安貴族の雅やかな和歌のやりとりではないでしょうか
文箱自体の優美さ・合わせる組紐の流れという、文様としての美しさもさること
ながら、他の文様と組み合わせることでストーリーを生み出すことができます。
源氏物語などの中でもよく見られる小物ですので、組み合わせる文様次第で、
物語の中のいくつかの場面を表現する事ができそうです
まずはお太鼓部分の柄を描いて頂きましたが、次回には前帯部分の柄も描いて
お送りくださるようです。どんな柄になるのか、とっても楽しみです
別誂えを、おなじ工房にお願いする事になりました
実は帯の別誂えは2回目です。私の初めての別誂えは呉服屋さんの催事で友禅の
職人さんに直接お願いできるという企画があって、その場でだいたいの図案を
描いて頂き、あとはお任せする形で作って頂きました。
ただ、その時は白地しか選べず、糊伏せなどもない本当に単純な「手描き」の
ものだったので、本格的な別誂えは初めてです
まずは図案をどうしようかと悩んでいくつかご相談したなかで、一番使い勝手が
よさそうだったので、「文箱」の図案を描いて頂きました
蓋に松と牡丹と萩が描かれた文箱で、箱本体外側は変わり青海波。箱の内側には
金箔を散らす予定です。文箱を縛る紐も網目を細かく書いて頂きました
文箱は手紙を入れておくための、蒔絵が施された小箱で、美しい組紐で本体と
蓋が結ばれているものです。文箱文様と聞いてまっさきに思い浮かべるのが、
平安貴族の雅やかな和歌のやりとりではないでしょうか
文箱自体の優美さ・合わせる組紐の流れという、文様としての美しさもさること
ながら、他の文様と組み合わせることでストーリーを生み出すことができます。
源氏物語などの中でもよく見られる小物ですので、組み合わせる文様次第で、
物語の中のいくつかの場面を表現する事ができそうです
まずはお太鼓部分の柄を描いて頂きましたが、次回には前帯部分の柄も描いて
お送りくださるようです。どんな柄になるのか、とっても楽しみです