Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

【付下げの別誂え(フルオーダー)第2弾】《仕立て上がり編》

2014-09-25 23:45:14 | 着物
春先から別誂えをお願いしていた「橘に扇散らし」柄の一つ紋付訪問着ですが、
約半年かけて仕立て上がり、先日公庄工房様から私の手元に届きました


こちらが発送時に公庄様からお送り頂いた、衣桁に掛けた状態でのお写真です。
自宅ではこうして完全に広げてみることが出来ないので、いつもこの写真が届く
のをとても楽しみにしています


今年に入ってから、オーダーメイドの着物は銘入りの桐箱に入れて納めることに
されたとのことで、前回の付下げも素敵な桐箱に入っていましたが、今回も蓋に
「橘・扇散らし」と銘を入れてくださって、桐箱に入って届きました


この真新しい鬱金色の風呂敷に包まれた畳紙を空ける瞬間が、一番ドキドキする
瞬間です。この状態で目に飛び込んでくるのは、自分が悩みに悩んで指定をした
綺麗な地色と、控えめに描かれた裾模様の後ろ身頃にあたる部分。

いつも新しい着物を最初に開けるのは出来る限り晴れた日の午前と決めていて、
明るい光の中でその地色や生地のツヤや金彩を確認して、思う存分堪能します


それから一度着物を広げ、仮畳みをして畳紙の上へ置いて、正面から見たときに
見える部分を確認します。着物は着てしまえば自分ではあまり見えませんので、
こうして人が見たときにどういう風に見えているか確認して、着物の出来栄えを
チェックしています

今回の着物は、いままでの着物よりも少し落ち着いた品のある仕上がりのもの。
着物で一番大切なのは地色、その次が柄を含めた第一印象だと思っているので、
いつもいつも地色にはとってもこだわっています

昨年秋から作り始めた一つ紋付の付下げシリーズは、正式なお茶会や娘の行事、
少し改まったお出かけなどに、訪問着では華やか過ぎて仰々しい場合に着ていく
ことを目的としていますので、柄はテーマを一つに絞ってあっさりめに。

着ていく場面も色々なパターンがあるので、前回作った花の丸の付下げのように
明るくて華やかな印象のものと、今回の付下げのように少し落ち着いた品のある
ものに分けて作る必要があります

そのどちらにも共通させているのが地色の綺麗さ。落ち着いた着物というと少し
地味な地色に振れてしまう場合が多いのですが、派手な地色でなければ、地色が
明るくて綺麗でも、図案や柄の配色で落ち着かせることはできると思うのです


そこで、今回の地色は「桜色」とでも表現できるような淡くて綺麗なピンク色を
選び、それだけだと少し甘すぎるので、裾が朱鷺色になるように裾濃にぼかしを
入れて頂きました

この地色は夫も大絶賛で、とても綺麗なのに派手目のピンクではないので、長く
着ることができる着物になりました



今回の柄のテーマは「吉祥紋の扇」。扇紋というと中には華やかな花模様を描く
ことが多いと思いますが、そこをあえて「宝尽し」という吉祥紋にしました。

初めは宝尽し柄を散らした付下げも考えたのですが、そうすると小さな宝尽しを
たくさん並べるか、大きめに描いた宝尽しを散らすか、幾何学的な形の中に描く
しかないので、それだと優雅さが足りないと思い、扇の中へ閉じ込めました。

さらにその扇紋に動きを出すために何か植物柄を背景に置きたかったのですが、
ここに何種類もの植物を組み合わせてしまうとうるさいですし、せっかくの格調
高さが損なわれてしまうので、同じく吉祥柄で時期のない橘を選びました

そういった格調高い柄を、公庄様がどんな風に彩色してくださるのかと楽しみに
しながら、配色に関しては完全にお任せしていたのですが、柄と地色を最大限に
活かして格調高く品良くまとめてくださって、やはりこのセンスはさすがだな、
と感心せずにはいられませんでした

私の好みはもう少し明るく華やかな色使いで、橘の葉にも鶸色などを使うほうが
好きなのですが、公庄様もそれはわかっていたうえで、それでもこの柄にはこの
配色が一番品良くまとまって、長く気に入ってもらえる着物になるはずだと確信
して配色をされたのだそうです

実際、私も写真を見ている段階や、反物の状態で見たときには少し地味目かな
などと思っていたのですが、こうして着物として仕立て上がって羽織った瞬間、
公庄様が意図されたことが良く分かりました


生地自体に艶があって地模様もある程度浮き立つ反物で、地色は淡いピンク色。
これに明るく華やかな色合いや鶸色などを使うと、確かに可愛くはなりますが、
その可愛さが柄を殺してしまって、ある意味安っぽく見えてしまうのです

いまの私の年齢で紋付の付下げを作り、その目的が子供の行事等に使うことだと
いうことを考えると、この柄ならば、やはりある程度長く着られるものでないと
意味がありません

とはいえ地味ということは全くなく、綺麗な地色が引き立つような配色になって
いるので、パッと見て「わぁ、綺麗な着物ね~」と言って頂けるようなものに
なっています。

夫も「これはこの綺麗な地色を楽しむための着物で、ここに反対色の黄緑色系が
入ったら全然合わないと思う」と言って、とても褒めてくれていました

最終的にやはり公庄様にお任せして正解でしたが、彩色の段階で私の好みと違う
ことを分かりながらの作業だったので、私が不安になったのではないかと心配を
してくださり、「次回からは彩色に入る前に、色使いなどをもっとご相談をして
進めていきましょう」とおっしゃってくださいました。

ご相談をしてもきっと私は最終的には公庄様がお勧めされる通りにしてしまうと
思いますが、気になるところをお伝えして、なぜそれがその配色のほうが良いか
ご説明頂くことで、納得して安心して仕上がりを待つことができます

また、場合によっては公庄様もどうするべきか迷われることもあると思うので、
そこで意見を交換することで、より素晴らしい着物になっていくと思います

こうして出来る限りこちらの要望を取り入れつつ、専門家としてのアドバイスを
交えながら、市販品にはない最高の着物作りをしていこうとお考えになるので、
私もいつも「次はどんな着物にしよう」と楽しみになってしまいます

まだまだ着用機会は先ですが、今回の着物も、お気に入りの一枚になりました

これで仕立てまでが終わりましたので、これまでの工程の記事をまとめました。
今後別誂えをお考えになる方のご参考になれば幸いです

◆図案編
◆修正図案編
◆生地選び編
◆地色見本編
◆下絵編
◆糊伏せ編
◆友禅編
◆友禅・金彩完了編


もうひとつのイタリア料理教室

2014-09-24 23:45:23 | 日記
いつもお世話になっているお料理教室に通い始めてから1年半になり、これまでに
習ったレシピは前菜からメインまで含めて合計で140種類近くにもなりました

ごく一部を除いてほとんどのものは復習を兼ねて一度は家で作っていますので、
「イタリアンを100種類以上作れる」と言っても過言ではないかもしれません

そんな私のイタリア料理教室通いを知っている会社の同僚が、自分の通っている
教室の先生にも私を紹介したいと、以前から言ってくれていました。同僚とその
先生はもともと親同士が知り合いで、古い知人なのだそうです


いつもレッスンの後にこうしてレシピをコピーして渡してくれて、「あなたなら
見れば作れると思うから、良かったら作ってみてね」と言ってくれる同僚。私も
その時々で習ったものの話などをしながら、情報交換をしています

先生は日本人ですがご主人のお仕事の関係で韓国に住んでいらして、今は日本と
韓国とイタリアを行き来しながらお料理教室を開催されているそうです


そのお料理教室の先生が、このたび韓国でイタリア料理の本を出されたという
ことで、いつか紹介できる記念にと、私にまで同僚が本を買ってきてくれました


赤い布地の凝った表紙を開けてみると、中はとても綺麗なお料理や素材の写真、
そしてずらりと並ぶ韓国語…

韓国語は一文字も読めないのですが、なんと日本人の生徒達のためにと、先生が
全ページの日本語訳を製本して付けてくださっていました

内容はイタリア料理に使われる素材の説明から手打ちパスタの基本的な作り方、
様々な季節ごとのお料理のレシピやイタリアのちょっとしたお話など、なかなか
面白い一冊に仕上がっていました

日本ではこうしてイタリア料理教室などもたくさんあって、輸入食材店などでは
気軽に材料が手に入りますが、実は韓国ではまだイタリア料理は家庭に浸透して
おらず、食材もなかなか手に入らないのだそうです

そのためセレブ層にこうした教室や本の需要があるのだそうで、韓国のお教室に
通っていらっしゃる生徒さんで出版社に勤めている方がいて、その方の依頼で、
こちらの本を出版することになったとか。

日本では一般家庭でも普通にパスタやピザを食べますし、外食するとなれば必ず
候補に上がるイタリアンですが、日本人のイタリア料理好きは、アジアの中では
特に珍しいのかもしれませんね

いまは年に数回しか行われないという日本でのレッスンですが、年末か来春には
一度お伺いしてみようかなと思っているので、それまでに本に載っているものを
いくつか作ってみたいと思います


イタリア料理教室【プライベートレッスン編・第6回】

2014-09-23 23:35:42 | イタリア料理
今日は今週末に迫った娘のお誕生日に向けて、パーティーメニューを教えて頂く
ために、プライベートレッスンをお願いしました

このプライベートレッスンでは通常4品までで好きなメニューを教えて頂くことが
出来るのですが、今回は追加料金が発生しても良いので、と無理をお願いして、
6品にして頂きました


当日は実家の両親と夫のご両親を招いてのランチなので、なるべく前日に準備を
しておけるメニューを先生とご相談させて頂き、前菜3品、パスタ1品、メイン
1品、ドルチェ1品の、計6品を教えて頂くことに

当日はこれまで習ったものの中から前菜2品を追加して、前菜5種類の盛り合わせ、
パスタ、メイン、ドルチェ、というコース仕立てにするつもりです

いつも通りメニューの内容や調理手順のご説明をお伺いしてから調理スタート


せっかく両家の両親をおもてなしするので、イタリア料理教室に1年半通った身と
しては手打ちパスタを振る舞いたくて、少し凝ったものをお願いしていました

そこで先生が選んでくださった手打ちパスタは「Tortelli di zucca」。以前にも
ハムや挽肉を使ったお肉系の詰め物のトルテッリを教えて頂きましたが、今回は
カボチャを使った少し甘めの詰め物です

こちらはロンバルディア州・マントヴァの郷土料理で、クリスマスイブに食べる
お料理だそうです。クリスマスにお肉を食べるので、前日はお肉を食べないのが
定番なのだそうで、そのためこうした野菜やお魚の詰め物をしたパスタを食べる
ようになったそうです


このパスタの一番の特徴といえば、詰め物にお菓子を使うこと。アマレッティと
呼ばれる、アーモンドプードルとメレンゲを使ったイタリアの焼き菓子があるの
ですが、これを砕いてカボチャのペーストと合わせるのがお決まりです

このアマレッティは現在のマカロンの原型とも言われていて、アマレットという
アーモンドに似た香りのリキュールを使って作るメレンゲ菓子です

こちらのアマレッティは、今日のレッスンのために、なんと昨日先生がわざわざ
焼いて下さったものだそうです。どうもありがとうございます


食べた瞬間思い出したのは小さい頃によく食べていた「マコロン」とうお菓子。
こちらはアーモンドではなく落花生を使って作られたものですが、とっても良く
似ているなぁと感じました

前置きが長くなりましたが、まずはパスタ生地を用意します。ボウルに強力粉・
卵・塩・オリーブオイルを入れて良く混ぜます。ひとまとまりになったら表面が
滑らかになるまでしっかり捏ねていきます。

捏ね終わった生地はラップでくるみ、冷蔵庫で数時間休ませておきます。


その間に冷やして固める時間が必要なドルチェを準備します。今日のドルチェは
「Pannna cotta con macedonia」。イタリアを代表するデザートのひとつである
パンナコッタに、イタリア版フルーツポンチのマチェドニアをソースの代わりに
添えたものを作ります

まずはパンナコッタから。小鍋に生クリーム・牛乳・砂糖・生バニラビーンズを
入れて火にかけ、沸騰したら(砂糖が溶けたら)火を止めます。



そこに氷水につけてふやかしておいた板ゼラチンを入れて溶かし、氷水に当てて
混ぜながら冷やしていきます。


混ぜているうちにゼラチンが固まって少しずつとろみがついてくるので、軽~く
とろみがつき始めたら型に流して冷蔵庫で冷やし固めます。


次はソース代わりのマチェドニア。フルーツは何でも良いのですが彩りを考えて
黄色・黄緑・赤が入るように選んでくださいね。今回はパイナップル・キウイ・
グレープフルーツ2種類・スイカを使います

冬ならいちご、春ならさくらんぼなどの赤いフルーツがあったのですが、秋だと
なかなか良いフルーツがないのが困りものです。売っていればラズベリーなどが
入ると綺麗ですね



フルーツは1cm角くらいの大きさにカットして、キルシュワッサー・白ワイン・
砂糖・レモン汁を加え混ぜ合わせます。本来はマラスキーモというリキュールを
使うのですが、あまり使う機会のないお酒なので同じくさくらんぼから作られた
キルシュワッサーで代用しました。



次はメインのお料理を作ります。今日のメインは「Costina di maiale al forno」。
自分もお料理を食べながらのおもてなしなので、お食事中にあまり席を立たずに
温かいお料理が出せるようにと、オーブンで調理できるものにして頂きました

こちらはマルケ州のお料理をケッパーなどを使って南イタリア風にアレンジした
先生オリジナルのメニューです

豚スペアリブには全面に塩コショウをしておきます。

ジャガイモと玉ねぎはくし切りにして、下茹でしておきます。マッシュルームは
半分に切って、ミニトマトはヘタをとっておきます。


耐熱皿にオリーブオイルをひいて、ジャガイモ・玉ねぎ・マッシュルーム・ミニ
トマト・オリーブ・ケッパーを入れて軽く塩コショウし、豚スペアリブを乗せて
ローズマリー・ローリエ・オレガノなどのハーブを添えて、白ワイン・オリーブ
オイルをかけて200度のオーブンで40~50分焼けば出来上がりです

下準備だけしておいて全員が揃った頃に焼き始めれば、ちょうど焼きたてを食べ
られるという便利なお料理です


続いて前菜の準備をします。前菜1品目は「Pomodoro farcito」。ファルチートは
「詰め物」という意味で、トマトをくり抜いた中に詰め物をしていきます。普通
トマトのファルチートというとお米を詰めたものが多く、そちらはローマ発祥の
お料理だそうですが、今回は前菜なのでアレンジしています。

トマトは横半分に切り、中身をくり抜きます。前菜の盛り合わせとして使うので
あまり大きなトマトではないほうが良さそうです。今日は直径5cmほどの小さな
トマトを使いました。


詰め物の中身として、アサリ出汁のゼリーを作ります。今回は時間短縮のために
先生が事前に用意してくださっていましたが、自分用の覚書として以前春野菜の
ゼリー寄せを作った時の画像と説明を転載しておきます

下準備として、アサリは塩水に漬けて砂抜きをしておきます。



フライパンにたっぷりオリーブオイルを入れて熱し、ニンニクをそのまま入れて
オイルに香りを移していきます。フライパンを揺すりながらアサリを加えたら、
白ワインを入れてアルコールを飛ばし、たっぷりお水を入れます。


少し煮込むと順々にアサリが開いていきますので、開いたアサリは取り出して、
スープだけの状態にします。このスープがゼリーになります。

氷水で戻しておいた板ゼラチンの水気を絞りスープの中に入れてよく混ぜたら、
スープをボウルに移して、氷水でボウルごと冷やして粗熱を取ります。


アサリ出汁のゼリーと一緒に詰めるのは具材は海老とホタテ。海老は茹でておき
それぞれ1cm角くらいの大きさにカットします。お好みで出汁を取ったアサリを
入れても良いですね(我が家では小さい貝は食べないので今回は入れません)。



ボウルに海老・ホタテ・ディルを入れ塩コショウ・レモン汁・オリーブオイルで
味を調えればOKです。あとはこれをアサリ出汁のゼリーと一緒にトマトに詰めて
出来上がりです


前菜2品目は「Insalata fussa」。イタリアンのはずなのにロシア風ポテトサラダと
名前がついていますが、こちらはピエモンテ州で食べられているお料理で、元は
ロシアから入ってきたものと言われています。レストランなどでも出てきます

材料は日本のポテトサラダとほとんど同じですが、一番の違いは、ジャガイモを
潰さないということでしょうか。野菜の形が残ったままで食べます


ジャガイモ・人参・玉ネギは1cm角にカットします。沸騰したお湯に塩を入れ、
ジャガイモと人参をゆでます。5分後に玉ねぎ・グリーンピースを入れて茹でて、
野菜が柔らかくなったらザルに上げます。


野菜をボウルに入れて、白ワインビネガーを振って軽く混ぜておきます。粗熱が
取れたら1cm角にカットしたゆで卵の白身・ケッパーも加えます。マヨネーズ・
塩コショウで味を調えます。





ゆで卵の黄身は目の細かいザルで漉してミモザ風に仕上げます。盛り付けの際は
セルクルにポテトサラダをぎっしり詰めて、その上に黄身を全面に散らします


前菜の3品目には「Bruschetta di pollo caperi」。本来はサラダとして前菜で出て
くることの多いお料理ですが、それを焼いたバゲットに乗せて、ブルスケッタと
して用意します


鳥ささみ肉は筋を取っておきます。沸騰したお湯に塩・白ワインを少々入れて、
鳥ささみ肉を5~7分ほど茹でます。茹で上がったささみ肉は小さめに割きます。


ボウルにささみ肉・みじん切りのケッパー・塩もみをしたみじん切りの玉ねぎを
入れて、塩コショウ・レモン汁・オリーブオイルで味を調えます。これを焼いた
バゲットに乗せれば完成です


続いてはパスタの詰め物を作りますよ。カボチャはアルミホイルに包んでから
150度のオーブンで30分ほど焼いておきます。レストラン等ではこのようにして
下処理をしますが、ご家庭ではラップをしてレンジで5分チンするだけでOK

イタリアのカボチャは日本のものよりも水分が多いそうで、レンジでチンすると
水っぽくなってしまうそうなのですが、日本のカボチャはホクホクしているので
レンジでチンしてもさらに水分が必要なくらいだそうです

カボチャは熱いうちにマッシュしておきます。




アマレッティーをミキサーにかけて粉になるまで砕きます。ボウルにカボチャ・
アマレッティー・粉チーズ・ナツメグを入れてよく混ぜ、ペーストを作ります。



次は寝かせていたパスタ生地を形成していきます。生地を半分にカットしたら、
手のひらで押してパスタマシーンに通る厚さまで伸ばして、マシーンの目盛りを
下げながら打ち粉をしつつ何度か通して伸ばしていきます。



薄くなったら一度パスタマシーンの幅に合わせて折りたたみ、もう一度目盛りを
下げながら何度か通して伸ばし、細長いシート状に仕上げます。





それを10cm四方の正方形にカットし、カボチャのペーストを団子状にして乗せ、
三角形になるように半分に折ります。底辺を折り上げたらカボチャのトルテッリ
本来の形が出来上がります。


本当ならば形成はここまでなのですが、今回はパーティー料理だということで、
このままの形だと盛り付けが難しく見栄えもしないため、形を少しアレンジして
立体的に作りました。以前のプライベートレッスンで教えて頂いたトルテッリと
同じ形に仕上げています


出来上がったトルテッリを茹でたらフライパンにバターを溶かし、茹で上がった
トルテッリを入れて絡め、塩コショウで味を調えます。お皿に盛り付けるときに
粉チーズをかければ完成です


メイン料理もちょうど焼き上がったところで、試食タイムに。今日はドルチェも
あって、とっても豪華な試食になりました


前菜は冷たい前菜の3種類盛り合わせで、トマトのファルチート、ロシア風ポテト
サラダ、チキンとケッパーのブルスケッタの3品です。彩り豊かでとっても綺麗に
出来上がりました


パスタはカボチャのトルテッリ。味付けはバターと粉チーズだけのシンプルな
パスタですが、詰め物のカボチャの甘さがとても良く合っていて美味しいです


メインは豚スペアリブのオーブン焼き。こちらもとてもシンプルな味付けですが
豚肉やお野菜からそれぞれ旨味が出ていて、焼きたてアツアツは本当に美味しい
のです。これは焼き立てならではの味なので、食べる時間を見計らって焼こうと
思います


ドルチェはパンナコッタ・マチェドニア添え。こちらは本来、桃のソースで作る
レシピだったのですが、時期的に桃がまだ手に入るかわからなかったので、急遽
ソースをマチェドニアに変えて頂いたもの

結果的にまだ桃は売っていましたが、彩りがとても綺麗なので、マチェドニアに
して正解だったと思います

先生の働いていたお店でもブライダルなどのドルチェとして出されていたとか。
フルーツがキラキラしていてとても綺麗な一皿です


食後はコーヒーを淹れて頂いてほっと一息。今日は全部で6品ということもあり、
先生もどれだけ時間がかかるのか読めなかったそうですが、結果は試食を入れて
3時間ちょっとで終わったので、通常のレッスンより少し長い程度でした。

今日は材料などを先生が事前に用意してくださっていましたが、当日は私一人で
準備をすることになるので、もう少し時間がかかりそうです

週末までのどこかで、手打ちパスタだけでも作って冷凍しておこうと思います。

素敵なお誕生日パーティーになるといいな


一人で食べさせてみました

2014-09-22 23:10:57 | 日記
昨日から一人で立てるようになった娘ですが、今は何でも自分でやりたい時期。
ごはんを食べるときにもスプーンを持とうとして手を出したり、スプーンを私の
手から奪って離さなかったりしています

私が少し手を添えてスプーンを口に運ぶのはとても上手になったのですが、器に
入っているごはんをスプーンですくうのがまだ上手くできないようです

せっかくやる気満々になっているのだから、早く自分で食べられるようになって
もらおうと思い、好きに食べてこぼしても大丈夫なようにと、いくつかグッズを
購入しました



こちらのベビービョルンのエプロンビブと、ソフトスタイです。エプロンビブは
洗い流しの簡単なビニールっぽい素材でできているので、食べ終わった後に軽く
流しておけばすぐに乾きますし、ソフトスタイも同様に、どんなに汚れてもすぐ
落とせるのが嬉しいです


また、エプロンのほうは少し大きくなったらお絵かきや粘土遊びなどのときにも
汚れ防止で着せることができるので、長く使うことができそうです

エプロンを着せてスタイをつけて、床には新聞紙などを敷いて汚れ対策をして、
娘にスプーンを持たせて好きなように食べさせてみました


その結果がこちら。お口の周りはごはんつぶだらけ。テーブルの上にもこはんが
いっぱい。もちろん床も…

食べている分量よりこぼす分量のほうが多いような状況ですが、本人はとっても
嬉しそうに食べていたので、とりあえずは良いかな食べることが楽しくなって
くれるのが一番大切なので、グッズを準備した甲斐がありました

仕事をしているのでさすがに朝は時間がなくて無理ですが、夜ご飯の時間には、
出来るだけこうして好きに食べさせてあげようと思います


はじめてのたっち

2014-09-21 23:05:45 | 日記
今週末はお天気が崩れるかも…といわれていた東京近郊ですが、幸い日中は雨が
降ることもなく、ぽかぽかと気持ちの良い秋晴れのお天気に恵まれました

ぽかぽか陽気に誘われて、サンドイッチを持って公園に遊びに行ってきました。
夫とお付き合いをしていたころから、春や秋のぽかぽか陽気の日には、お弁当を
持って公園にのんびりしにいくのが恒例になっています


家の近所の桜の名所である公園は、今は花の時期ではないためか人影も少なく、
同じくピクニックを楽しんでいる親子連れや、ひなたぼっこをしているご老人の
姿がまばらにあるくらいで、とても静かで良い雰囲気でした


芝生の上にシートを敷いてのランチタイム。やはりこういう時間はリフレッシュ
できて良いですね。娘も解放的な気分に浸って、シートを飛び出して芝生の上を
ハイハイしたり、落ち葉を拾って遊んだりしていました


ずいぶん楽しそうだと思っていたら、だんだんテンションがあがってきたのか、
なんと急に一人で立ち始めましたいままでつかまり立ちやつたい歩きをしては
いたものの、絶対に手を離さなかったのですが、自分からパッと手を離しては、
10秒くらい一人で立つというのを何度も繰り返していました

夫と二人で「すごいね、やっと立てたね」と喜んでいると、娘も嬉しいのか、
手をパチパチしながら喜んでいました

この様子なら一歳を過ぎた頃には歩き始めるかなそろそろ目が離せない時期が
やってきそうです