Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

風邪を引いてしまいました / おうちごはん(イタリア料理教室の復習)

2014-09-20 23:50:54 | おうちごはん
先週の引越しの疲れが出たのか、今週は後半からなんだか風邪っぽくて、鼻水や
咳や喉の痛みに悩まされていました。週末や祝日できちんと治しておかないと、
私が倒れたら娘の世話が出来なくなるので大変ですね

というわけで、今日は引越しで発生した足りないものの買出しをする以外には、
ずっと家でゆっくり過ごしていました。ちょうどお茶のお稽古場もお休みだった
ので助かりました

夕方までだらだらと過ごし、夜は早めに娘を寝かしつけてからディナーの準備を
始めました。今日は去年習ったイタリア料理教室の復習メニューです

今日のお料理のレッスン記事はこちら→
【イタリア料理教室:手打ちパスタ編・9月】


前菜はブロッコリーとかぼちゃのスフォルマティーノ。レッスンはブロッコリー
だけで作ったのですが、その際にカボチャやカリフラワーで作っても美味しいと
聞いていたので、カボチャも使って2層に仕上げました

さらにレッスンではオリーブオイルとコショウを仕上げにかけて食べましたが、
夫の提案により生クリームにチーズを溶かして作ったソースを合わせたところ、
これが驚くほど美味しかったので、今後の定番ソースにしようと思います



手打ちパスタはじゃがいものニョッキ・トマトとお肉のソース。昨年作った時は
フォークで形成をしたので時間がかかりましたが、今回はニョッキ型があるので
とても簡単に作ることができました。やはり手作りのニョッキは美味しいです


メインは秋鮭のソテー・ポルチーニ茸のソース。昨年作った時は夫のリクエスト
により牛肉のソテーにいポルチーニ茸のソースを合わせましたが、今年はレシピ
通りに秋鮭を使って作りました

乾燥ポルチーニの戻し汁をニョッキのソースにも使ってみたのですが、とっても
美味しく仕上がりました。茸の戻し汁は色々なお料理に使えて良いですね


食後はゆっくりとDVD鑑賞。今日は夫が新しい海外ドラマを借りてきました。
「SHERLOCK」というドラマで、現在シーズン3まで出ている人気シリーズです

かの有名なシャーロック・ホームズを題材にしたもので、活躍の舞台を21世紀の
現代に置き換え、インターネットや電子機器など最新技術を使い事件を解決して
行くドラマです

おおもとのシャーロックホームズの話はあまり知らないのですが、このドラマの
各エピソードは原作をベースにしているそうなので、これで少し勉強できるかも
知れませんね。続きが楽しみなドラマです


イタリア料理教室【シチリア料理中級編・9月】

2014-09-19 23:45:46 | イタリア料理
昨日に引き続き、今日もイタリア料理教室へ行かせてもらいました


今日はシチリア料理の中級コースを受講します。イタリア料理教室に通い始める
までは、イタリア料理の中でも地方によってこんなに特色があるとは知らずに、
「イタリア料理」という一つのくくりで見ていましたが、知っていくほどに奥が
深くて面白いですね

いつも通りメニューの内容と調理手順のご説明をお伺いしてから調理スタート


まずは前菜から準備していきます。今日の前菜は「Fagiolini con pomodoino」。
シチリアの家庭料理で、トラットリアなどでは料理の付け合せに出てくるもの。

もともとはトルコやギリシャで食べられていたものがイタリアに入ってきたとの
ことで、トルコではモロッコインゲンを使って作ります。

30分ほどかけてじっくりと煮込むお料理なので、野菜にゆっくりと火が入って、
野菜の甘みが引き立ってきます


小鍋にオリーブオイルをしき、スライスした玉ねぎとニンニクを弱火でじっくり
炒めていきます。玉ねぎがしんなりしたら半分に切ったチェリートマト(普通の
ミニトマトでもOKです)と三等分したさやいんげんを入れて炒め、水を少しだけ
入れて蓋をして、蒸すようにしてさやいんげんが柔らかくなるまで煮込みます。


水は焦げ付かない程度にほんの少し入れるだけですが、30分くらい煮込んでいく
うちに野菜から水分が出てきますので、仕上がりはかなり水気があります。


続いてはメインの準備をします。メイン料理は「Polpettine di pesce spada」。

「ポルペッテ」は「団子状になった物」を指して、ただポルペッテとだけ書いて
あれば通常は肉団子を意味するのですがこうして後ろに他の素材の名前が書いて
あれば、それを団子状にしたお料理です


今日はメカジキを使いますが、シチリアではマグロの漁獲量も多いので、マグロ
バージョンで作られることもあります


メカジキはミキサーにかけてミンチ状にします。ここで完全にペースト状になる
までミキサーにかけてしまう場合と、少し固形を残したままにする場合があり、
これはお好みでお好きな食感になるように仕上げて下さい。


フライパンで松の実を軽く炒っておきます。シチリア料理なので松の実は付き物
ですが、今日のレシピでは同じく付き物のレーズンを入れていません。こちらに
レーズンを入れるかどうかはお好みですが、ソースを添えない場合には、入れた
ほうが良いかも知れませんね

イタリアでは基本的にこういった揚げ物にソースをつけませんが、今日は基本の
トマトソースを添える予定なのでレーズン無しにしています。ソースを添えない
場合には、味付けはしっかりめにして下さいね。



ボウルにメカジキ・松の実・卵・粉チーズ・みじん切りにしたイタリアンパセリ
などを入れたら、塩コショウで味を整えます。魚は水分が多いので、この時点で
柔らかすぎるようならパン粉を加えてまとめやすくします。


一口大くらいを手に取ったら俵型に形成して、小麦粉→卵→パン粉の順番で衣を
つけて、180度の油できつね色になるまで揚げます。



魚は水分が多いため揚げたときに破裂しやすいので、火傷に十分気を付けながら
揚げて下さいね。イタリアでは、お店などでも多少の破裂はあまり気にされない
のだそうで、衣が一部割れた状態でも出てくるそうです

揚げあがったら網にあげて、余分な油を切って完成です


次はパスタの準備。パスタは「Linguine con tonno e pomodoro fresco」です。
ツナを使ったお料理はイタリアでも良くありますが、もともとイタリアでツナが
発祥したのはシチリアだといわれています。シチリアはマグロがたくさん獲れる
ので、保存のために作り出されたのだとか

ツナを使った有名なパスタでは、ほかに「ボスカイオーラ(木こり風)」という
ツナとキノコを使ったものが北イタリアにあるそうです。

イタリア語でマグロを表すtonnoという単語には同時にツナという意味もあって、
あまり区別されていません。というのもシチリアではマグロが獲れますので、
マグロ自体を使うこともありますが、シチリア以外ではtonnoといえばほとんどが
ツナになってしまうのだそうです。


今日のパスタで使うツナは良く見かけるほぐされたフレーク状のものではなく、
かたまりのままのものを使います。多少ごろごろ感があったほうが美味しいのだ
そうですよ


トマトは湯むきをして種を取り、1㎝角に切っておきます。


フランパンにオリーブオイルをひき、みじん切りにした玉ねぎとニンニク・鷹の
爪を入れて炒めます。それぞれの旨味が出るように、弱火でじっくりと。


そこにケッパー・トマト・オレガノを加えて炒め、水を少し入れて軽く煮込み、
ツナをほぐしながら加えて、塩コショウをします。


茹で上がったリングイネを加え、ソースとしっかり絡めたら、オリーブオイルを
入れて乳化させ、最後に塩コショウで味を整えれば完成です

全て出来上がったところで、お待ちかねの試食タイムに


前菜はさやいんげんとチェリートマトの煮込み。弱火でじっくり蒸し煮のような
感じで火を入れたので、野菜から旨味を含んだ水分が出て、素材それぞれの味が
引き立っていて、素朴ながらも美味しい一品でした


パスタはツナとフレッシュトマトのリングイネ。こちらもシンプルな材料ながら
味はとっても美味しくて、フレークではないツナを使うとこんなに違うのかと、
ちょっとびっくりしました


メインはメカジキのポルペッテ。通常は何もつけずに食べますが、今日は彩りも
含めて基本のトマトソースを添えて下さいました。メカジキがギュッと詰まった
ポルペッテは淡泊ながらも美味しいです


食後はコーヒーを淹れて頂いてホッとひと息。2日連続のイタリア料理教室ですが
どちらも楽しくレッスンさせて頂きました

来週は娘の誕生日パーティーのために、プライベートレッスンをお願いしている
ので楽しみです。いままでで一番品数の多い、6品を作る予定です


イタリア料理教室【手打ちパスタ中級編・9月】

2014-09-18 23:05:56 | イタリア料理
今日の夜は娘を夫に預けて、イタリア料理教室へ行かせてもらいました

最近は夫のお仕事が遅い日が続いていてなかなか行けずにいたのですが、今週は
今日と明日の2日連続で行けるので楽しみです


今日は手打ちパスタコース中級のレッスンを受講します。中級と言っても難しく
なるわけではなくて、よりマイナーな手打ちパスタを教えて頂くので、日本では
あまり見たことがないようなパスタが登場します

いつも通りメニューの内容と調理手順のご説明をお伺いしてから調理スタート


まずは寝かせる時間の必要なパスタ生地から準備していきます。今日のパスタは
「Pizzocheri」。なんとイタリアでは唯一という、そば粉を使ったパスタです

ロンバルディア州・ヴォルテッリーナの伝統料理で、ソースはの具はキャベツと
ジャガイモがお決まりで、北イタリアなのでバターをたっぷりと使います

イタリアではそば粉は貧しい人が食べるものというイメージがあり通常はあまり
使われませんが、このお料理だけは昔からそば粉で作られているのだとか

そば粉と言っても日本で売っているものとは違って、そば殻も混じっている少し
粗めに挽いたものを使います。


ボウルにそば粉・強力粉・塩・水を入れて混ぜ、ひとまとまりになったら表面が
滑らかになるまで捏ねていきます。そば粉は寝かせてもあまり状態が変わらない
ので、ここでしっかりと捏ねておくことが大切です。捏ねあがったら生地を30分
ほど休ませておきます。


その間にメインの準備を始めます。今日のメイン料理は「Pollo alla romana」。
ローマ風と名前の付いたお料理です。ローマ風煮込みといえばピーマンもしくは
パプリカが入るのがお決まりで、今日は赤パプリカを使います

パプリカから甘みが出るので、普通のトマト煮込みよりも甘めに仕上がります。
お好みでオリーブを入れても良いそうです


今日は鶏もも肉を使いますが、鶏肉はどの部位を使っても大丈夫です。もともと
大人数の場合には鶏を丸ごと使って作ることもあるようなお料理なので、好きな
部位を選んで作って下さいね。骨付き肉の場合でも、1~2時間煮込めばOKです



鶏肉は大きめの一口大にカットし塩コショウをして小麦粉をまぶしておきます。
フライパンにオリーブオイルをしいて、鶏肉を皮目から焼いていきます。皮面が
きつね色になったらひっくり返し、白ワインを入れてアルコールを飛ばして一度
取り出しておきます。



フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて熱しオイルに香りを移します。
スライスした玉ねぎ・大きめにカットしたパプリカを入れて炒め、鶏肉を戻して
トマト缶・水を入れて塩コショウで味を整え、20~30分煮込みます。その際には
蓋をした方が水分が保たれて、他の作業をしながらでも安全に煮込めます。


次は前菜の準備を進めます。今日の前菜は「Insalata di sauro con aranicia」。
お魚をオレンジでマリネするお料理で、どの地方のお料理というわけではないの
ですが、レストランなどでは良く出てくるお料理です


お魚は生で食べられるものであれば何でもOKで、今日は鯵を使いますが、白身魚
などでもOKです。シチリアではマグロで作るそうですよ{さかな}


まず鯵を三枚おろしにします。魚の三枚おろしはしたことがなかったのですが、
先生に丁寧に教えて頂いて、なんとかできるようになりました。でもスーパーで
処理をしてもらえるならその方が楽なので、自宅で作るときはそれでも良いです
と先生がおっしゃっていたので、そうしようかと思います



オレンジは皮をむいて実を取出したら、実と果汁とに分けておきます。鯵の身を
縦半分に切って塩を振ったら10分ほど置いておき、その後オレンジの果汁に漬け
こんでマリネします。


ズッキーニとパプリカは薄くスライスしたら塩もみして水分を出しておきます。
ズッキーニなどはある程度薄い方が良いので、スライサーを使う方が良さそう


ボウルに鯵・ズッキーニ・パプリカを入れたら、塩コショウ・オレンジの果汁・
オリーブオイルで味を整えます。味が決まったら、オレンジの実を入れて完成。
盛りつけの際にはオレンジの皮を削ったものを散らします


さて次はパスタ生地の形成に入ります。生地はそば粉が多いためボロボロとして
しまうのですが、何度かマシーンを通していくと纏まってきますので、根気よく
作業をしてくださいね


生地をマシンに何度か通して薄く伸ばしてから、パスタマシーンの幅に合わせて
折り畳んでもう一度伸ばしていきます。ある程度厚さがあったほうが良いパスタ
なので、薄くしすぎずに。厚めのパスタなので、マシーンがなくても麺棒で作る
こともできるそうですよ



伸ばした生地を、幅1.5㎝、長さ6~7㎝の短冊状にカットしていきます。手打ちの
パスタというと難しいイメージがあるかもしれませんが、意外とこうした簡単な
形のものが多いので、まずはこういうものから作り始めると良いですね


パスタソースの具はキャベツとジャガイモがお決まりです。あまり農作物が豊か
ではなく小麦なども取れないような北イタリアでは、こうしてそば粉と、ほんの
少しだけ取れるこうした野菜を使ってお料理していたのでしょうね


形成が終わったピッツォッケリ・ジャガイモ・キャベツを、時間差をつけて同じ
鍋で茹でていきます。ピッツォッケリは12~13分、ジャガイモは5分、キャベツは
2分ほどで大丈夫です。

フライパンにバター・みじん切りのニンニクを入れて火にかけて、茹で上がった
ピッツォッケリ・ジャガイモ・キャベツを入れて和えたら、仕上げに粉チーズを
入れて混ぜ、塩コショウで味を整えれば完成です

ここで使うチーズは本来ヴォルテッリーナ地方で作られるカゼーラというものを
使うのですが、日本ではあまり手に入らないので、同じロンバルディア州特産の
グラナバダーノで代用してもOKです

全部のお料理がで騎亜があったところで、さっそく試食タイムに


前菜は鯵のオレンジマリネサラダ仕立てです。ビネガーを使わずオレンジ果汁で
マリネするので、少~し魚臭さは残ります。それが苦手な方は白身魚などで作る
のが良いかもしれませんね。オレンジの爽やかさで、さっぱりと食べられます


パスタはピッツォッケリ・ヴォルテッリーナ風。そば粉を使ったパスタなので、
日本のお蕎麦のように香りを楽しむものかと思っていたのですが、蕎麦の香りは
全くせず、バターの香りが一番強かったです

パスタ自体はモチモチというよりはくにゃっとした感じですが、それがバターの
風味とシンプルな具に合っていて、私は割と好きなパスタでした


メインは鶏肉のローマ風煮込み。弱火でじっくりと煮込んだ鶏肉は柔らかくて、
パプリカの甘さが染み込んでいてとてもおいしかったです。パプリカや玉ねぎの
食感と自然な甘さがクセになりそうな、万人受けする一皿でした


食後はコーヒーを淹れて頂いて、ほっとひと息。明日もレッスンがあるので、
とっても嬉しいです。やはり月に数回のこのお料理教室は、とても良い息抜きに
なっていて、毎日の仕事と子育ての両立を支えてくれている気がします

明日はどんなお料理を習えるのかな


フードイベント

2014-09-17 23:55:32 | 日記
私の部署で年に何度か、国をまたいで同じ日に行われる「フードイベント」。

各国で同じ日に同じテーマで用意された食べ物を食べて連帯感を共有することが
目的のイベントのようなのですが、今回のテーマは「ミニバーガー」でした



日本では「まい泉」のミニバーガーが用意されて、ちょうど夕方の時間帯だった
こともあって、おやつがわりに頂きました。いろいろな種類があったのですが、
私はヒレカツバーガーを選びました

後日他の地域の同じ部署で行われたフードイベントの写真などが送られてくるの
ですが、同じテーマでも各国様々な特徴があって、「あっちのほうが良いな~」
なんて思ったりすることもあり、国による違いを発見するのも楽しいイベント

次回のテーマは何かな~


ソラフラワーのポプリ

2014-09-16 23:25:07 | 日記
新居は玄関のスペースが広く、家に入ってすぐの場所ということもあり、何かと
人が立ち入ることも多い場所だと思うので、玄関に置けるアロマグッズを探して
いたところ、可愛らしいものを見つけました


ソラフラワーという可愛いお花型のポプリです。ソラフラワーとは、タイ原産の
ソラの木の皮を薄く剥いて乾燥させたものを花びらの形にして、ひとつひとつ、
手作りで仕上げられたもの。そこにアロマオイルなどを垂らすことで、ポプリと
なるのだそうです

もともとソラの木は水田に自然に生えてくる木で、マメ科なのに食用の豆を採る
ことも出来ず、繊維が特殊で乾燥させても薪にもならない、邪魔ものでした

しかしながらその繊維の吸水性の良さに目を付けた企業が試行錯誤を繰り返し、
こうして美しく香しい花を作り出すと、日本であっというまに広まりました


薔薇やダリアや芍薬など様々な形のお花が作られていますが、私はダリアの形を
したお花が飾られたリースと、大きなダリアの形のお花が入ったガラスボウルの
2つを購入しました。どちらも同じダリアの香りでとても爽やかです


香りは2週間程度持続するそうですが、香りがなくなったら、新しく好きな香りの
アロマを垂らしてあげれば良いそうで、長く楽しめそうです