Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

実家でのんびり

2015-04-25 23:56:37 | 日記
今週と来週はお茶のお稽古をお休みしているので、午前中は娘の予防接種と1歳半
検診に充てました。一緒にアレルギー検査のための採血もしたかったのですが、
さすがに娘への負担が多そうなので、それはまた別の機会に

お昼からは実家へ行って、お庭で遊んだりお散歩をしたりと、たくさん外遊びを
させてあげました。娘の通う保育園はどろんこ保育を推奨していて、土や木や水
など様々なものにたくさん自分で触れて五感を育てることを大切に考えています
ので、毎日の外遊びで、娘はお外が大好きになりました



今日はお庭の芝生の上で遊んだり、ベランダでわんこ達と触れ合ってみたり、
おじいちゃんおばあちゃんが花壇のお手入れをしているのをお手伝いしたりと、
楽しく過ごしていました







遊び疲れた後は、お庭でお花摘みをしました。本格的な春を迎えて、いま実家の
庭はたくさんのお花で溢れています。一足先に開いた八重山吹を筆頭に、紫蘭、
花水木、さつき、花菖蒲、モッコウバラ



数年前に足利フラワーパークに行って買ってきた藤も、少しずつ房が伸び始めて
います。最初の数年は鉢植えのままにしていたらあまり咲かなかったのですが、
昨年花壇を整えたときに地植えに変えたらぐんぐんと伸び始めて、今年はとても
綺麗な花を咲かせてくれました。これからは藤のカーテンが楽しめるかな

お夕飯は娘と2人だけの予定だったので、久しぶりに実家のお世話になりました

娘が生まれてから1ヶ月間は、里帰りしなかったこともあって、毎日夜6時くらいに
実家へ行ってお夕飯を食べさせてもらって娘をお風呂に入れて9時ごろには帰る、
という生活をしていたのですが、その後は月に1~2度ほどになっていました。

両親も娘がいるととっても楽しいようです。こういうときに、実家の近くに住む
ありがたさを改めて実感しますね


4月のデスク飾り

2015-04-24 23:55:45 | 季節行事
昨日の和小物に続き、今日は仕事中にほっこり癒しをくれた今月のデスク飾りを
仕舞う前にご紹介します


4月のデスク飾りは桜と飛びうさぎです。今年は桜の開花が早く、京都でもあまり
たくさんの桜に出会えませんでしたが、せめてデスクの周りだけでもその名残を
惜しみたくて、4月いっぱいは飾っておきたいところ

桜の木も花も兎もちりめんで出来ていて、うさぎの耳やお腹に使われている
布はピンク地に桜が描かれたものです。後ろの屏風も枝垂桜の模様で桜尽くし

ちょっと疲れたときにちらりと見て癒されています

また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます


4月の和小物たち

2015-04-23 23:54:11 | 着物
今月も下旬に差し掛かり、今月はもう着物を着る機会はないので、和装のときに
活躍してくれた和小物たちを、ご紹介しますね


4月の豆簪は2種類です。一輪の桜と、牡丹です。牡丹はなら本来5月の簪ですが、
私はいつも4月下旬頃になると使うようにしています。祇園の「金竹堂」さん製。
帯に挟む扇子は先月と同じく満開に咲いた桜の柄で、浅草の「文扇堂」さん製。
懐中時計に付ける根付はピンクの縮緬でできた桜で、京都のお土産ものです。


手拭いは生成り地に枝垂桜と白いウサギが描かれたもので「濱文様」シリーズ。
小風呂敷はピンク地に白い桜が咲き乱れたもので、同じく「濱文様」シリーズ。
ハンカチは青空に映える桜が京友禅で描かれたもので、一部に刺繍もあります。
懐紙も桜の枝の柄。
一筆箋は桜の枝、地紙に桜の2種類です。

やはりどうしても4月は桜づくしになりますね。春らしい大好きな小物たちです
また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます


付下げの別誂え(フルオーダー)第3弾】《仕立て上がり編》

2015-04-22 23:53:19 | 着物
秋ごろから別誂えを始めていた「絵草紙に七宝」柄の一つ紋付き付下げですが、
ようやく仕立てが終わったようで、先日手元に届きました。いつも半年くらいの
時間をかけて、じっくりと作って頂くようにしています


こちらは全体像が分かりやすいように、工房内で衣桁にかけて撮影して下さった
一枚です。こんな風に広げることは自宅ではなかなか難しいので、いつもとても
嬉しく拝見しています


今回も素敵な桐箱に入れて届けて下さいました。「訪問着 七宝絵草紙」と銘が
入っています。一つ紋付きの付下げですが、柄が全て繋がっているので、付下げ
訪問着と言って良い着物だそうです


桐箱の中にはウコン染めの風呂敷に包まれた畳紙が。畳紙を開けると目に入って
くるのは後ろ身頃の裾模様。一度に広げてしまうのはもったいないので、いつも
まずはこの状態で地色や生地のツヤ、この部分の友禅をじっくりと堪能します

地色は卵色系という指定をしていくつか送っていただいた中から2色を選んで、
その中間くらいの色でというアバウトな指定をしてしまったのですが、公庄様が
それをベースにとても綺麗な色合いを指定して下さったようです

決してくすみのないとても柔らかな綺麗な卵色で、かといって色が淡すぎるわけ
ではなく、本当にとても素敵な色合いです


前から見える部分を広げてみると、こんなイメージです。淡い卵色というとても
綺麗な地色に合う、朱色がかったオレンジ色がメインカラーになっていました


上前は雲取りで場を分けて大きな牡丹と梅が描かれた絵草紙がメインになって、
閉じた絵草紙に桜が描かれたもの、開いた絵草紙に橘や椿が描かれたものなど、
それぞれ明るめの色合いで彩色されています



背景の七宝は白抜きをメインにしてところどころにオレンジで染め疋田を入れ、
老松は緑青色の濃淡で少し現代風に。



前の左肩には牡丹、左袖には菊や椿が描かれた絵草紙。後ろの右肩には菊、右袖
は牡丹や桜が描かれた絵草紙が、それぞれ背景の七宝や老松とともに描かれて。



紋は地色にあわせて金糸で縫い取りがされています。八掛けには白をベースに、
牡丹や梅や七宝などがさらりと描かれています

これまで作ってきた着物は重厚な雰囲気の柄や色使いのものが多かったのですが
今回は付下げらしい軽やかさを出した彩色にして頂きました

公庄工房様では誰にでも調合できるような「生の色」はなるべく使わないという
ポリシーがあり、訪問着などで柄が多い場合にはところどころにそういった色も
使うことがあるそうですが、付下げは訪問着に比べて柄が少ないので、そういう
色を避けると重厚な色合いが多くなります。

今回はそういったポリシーを守りながらも、付下げらしい軽やかな色使いにして
下さって、明るく華やかながらも上品さを兼ね備えた一枚に仕上がりました

金彩も草紙によって使い分けてくださっているので、メインとサブの柄にとても
メリハリがあって、メインの柄が良く引き立つ仕上がりです。

いわゆる「生の色」を使うことが多い千總の着物を好む私のために、そういった
着物が好みでも受け入れやすい、上品な彩色を心がけて下さったようでした

広げてみると本当に私好みの彩色で、この色の本当に綺麗さが写真で伝わらない
のがとっても残念なのですが…

本当にとても素敵な、私好みの着物が出来上がりました。いつ下ろそうかなと、
着られる日をワクワクしながら待っています

仕立てまで終わりましたので、これまでの工程の記事を下記に纏めてみました。
これから別誂えをお考えになる方のご参考になりましたら幸いです

◆図案イメージ編
◆図案編
◆生地選び編
◆地色見本編
◆下絵編
◆糊伏せ編
◆地色染め編
◆友禅編
◆友禅・金彩完了編


イタリア料理教室【シチリア料理中級編・4月】

2015-04-21 23:44:56 | イタリア料理
今夜は娘の世話を夫にお願いして、イタリア料理教室に行かせてもらいました


今日はシチリア料理を習います。食材の宝庫であるシチリアは郷土料理の種類も
とっても豊富で、いつもどんなお料理が出てくるのかとワクワクします


今日はパスタから。今日はパスタといっても麺ではなくて、タルトを作ります。
「Torta di ricotta salata」。Salata=塩味のという意味なのですが、この場合には
甘くないという意味で使います

タルトに卵を混ぜた具材を詰めて焼くキッシュのようなお料理で、小さく切れば
前菜として、大きめに切ればパスタの代わりに食べることができます。冷めても
美味しくて、冷蔵庫で2~3日は持つそうですよ

レストランでも家庭でも作られるお料理ですが、イタリアでは冷凍だけはでなく
冷蔵のパイ生地も売られているので、家庭ではそれを使って簡単に作ります。

出来上がったものを切り分けて冷凍保存も可能なので、作り置きができますね


台の上に小麦粉と2cm角くらいに切ったバターを乗せて、手でバターをすり潰す
ようにして小麦粉と混ぜていきます。きちんとやりたいときはカードなどを使い
混ぜたほうが体温でバターが溶けてしまわないので良いそうですよ




そぼろ状になったら広げて中央にくぼみを作り、そこに水と塩を加え、カードで
着るようにして混ぜます。この時に捏ねないようさくっと混ぜるのがポイント。
生地をひとまとめにしてラップで包み、冷蔵庫で1時間ほど休ませます。

これまでは捏ね台が無かったのでパスタなどもまな板の上で捏ねていましたが、
やはりこうして見ると大理石の捏ね台があると便利ですよね

夏からはパン教室にも通う予定ですし、そろそろ捏ね台の購入を検討しないと





タルト型にバターを塗って上から小麦粉を振っておきます。生地を麺棒で伸ばし
たら、タルト型に敷いて余分な生地を切り落として、アルミホイルを敷いた上に
重石を乗せて180度のオーブンで15分空焼きします。



中身はリコッタチーズをメインにしたものです。ボウルにリコッタチーズ・卵・
小さくきったハム・みじん切りにしたイタリアンパセリ・粉チーズ・ナツメグ・
塩コショウを入れて混ぜ合わせます。


空焼きしたタルトの粗熱が取れたら中身を流し入れ180度のオーブンで40分ほど
焼けば完成です。中央が盛り上がってくるので、縁側が高めになるように中身を
流すと綺麗に焼き上がりますよ


次に前菜を作ります。前菜は「Caponata di melanzane」。カポナータは以前にも
違うコースレシピで教えて頂いたことがありますが、今日作るものが一番主流の
カポナータだそうです。

日本ではカポナータとラタトゥイユが混同されていて似たようなレシピになって
いることが多いのですが、本来カポナータは甘酢の味付けで作るものでトマトは
隠し味程度にしか入れません

保存食として一年中食べるお料理で、基本的には冷たい状態で食べるものです。
冷蔵庫で1週間ほど保存可能ですので、たっぷり作ったほうが美味しいですよ



ナスが主役のお料理なので、ナスを他の食材より大きく切るのがポイントです。
ナスを切ったら塩を振ってアク抜きし、水気をふき取ってから素揚げします。




フライパンにオリーブオイルをひいて、1cm角に切った玉ねぎとセロリを弱火で
じっくり炒めます。玉ねぎがしんなりしたら1cm角にしたパプリカを加え炒め、
レーズン・松の実・砂糖・白ワインビネガー・トマトペースト・水を加えて軽く
煮込んでいきます。


素揚げしたナスを加えたら、塩コショウで味を整え、水分が飛んだら完成です
粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やしておきます。

ナスを加えるとナスがオイルをたくさん吸うので、オイルは多めがポイント


最後はメイン作りを。メインは「Pesce all asiracusa」。シラクーザの街で食べ
られている郷土料理です。お魚は何でもOKなのですが、今日は彩りが綺麗なので
サーモンを使って作ります。

メカジキや、スズキ・ヒラメ・タイなどの白身魚でも良く合います


お魚には塩コショウをして小麦粉をまぶしたら、フライパンにオリーブオイルを
ひいて皮目から入れて両面をソテーし、一度取り出します。



フライパンの油をふき取り新たにオリーブオイルを入れ、スライスした玉ねぎ・
ニンニクを入れて炒めます。さらにみじん切りにしたセロリとセロリの葉を入れ
いためたら、ケッパー・オリーブ・オレガノを加えて炒めます。

ハーブにはお好みでミントなどを入れる人もいるそうですよ


お魚を戻したら白ワインビネガーを入れて少し煮詰め、そこに水を底に行き渡る
くらい加えて蓋をし、5~10分ほど蒸し焼きにして、仕上げにみじん切りにした
イタリアンパセリを散らせば完成


ちょうどタルトが焼き上がったところで、お待ちかねの試食タイムに


前菜はパレルモ風ナス入りカポナータ。酸味があってとても爽やかな、シチリア
らしいカポナータになっていました。レーズンや松の実などシチリアならではの
食材もとっても良く合います


パスタは甘くないリコッタチーズのタルト。リコッタチーズが全体をとても軽く
仕上げてくれているので、パクパク食べられてしまうとても美味しい一品です。
普通のキッシュよりも私はこちらの方が好きかもしれません


メインは鮮魚のシラクーサ風。ビネガーの酸味が少し油の乗ったサーモンに良く
合っていて、さっぱり食べられました。暑い南イタリアらしい、とっても食べ
やすいお料理です。メカジキが良く合いそうな味付けでした


食後はコーヒーを淹れて頂いてホッと一息。シチリア料理コースは来月で最後の
レッスンなので少し寂しいですが、7月からも引き続き、新しい基本コースに通う
ことが出来るようになったので、メニューの発表を楽しみに待っているところ

まだ全てを決めてはいないようなので、これがやりたいな、というものがあれば
考慮して下さるそうです。作りたいものをリクエストできるチャンスですので、
週末にイタリアで買ったレシピ集を開いてみようと思います