Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

穀雨・百穀春雨に潤う

2015-04-20 23:42:54 | 季節行事

今日は穀雨。穀物に恵みを与えてくれる雨が多く降るころです。この時期の雨は
植物の成長にとってはとても大切で、雨には様々な名前が付けられています。

初候である4/20~4/25は「葭始めて生ず(あしはじめてしょうず)」。
水辺に生える葦が芽を吹き始めるころです。この時期には色々な植物が芽生え、
花が咲き、命の輝きに溢れていますね。花の中でもチューリップが見ごろを迎え
色とりどりの花を咲かせてくれます

次候である4/26~4/29は「霜止んで苗出ず(しもやんでなえいず)」。
霜がおりることもなくなり、苗がすくすくと育つころです。去年収穫した種籾を
土に蒔いて苗を育てて、すくすくと育ったところで、5月には田植えを行います。
私も小学校の頃は学校行事で毎年田植えをしたなぁと、思い出しました

末候である4/30~5/5は「牡丹華さく(ぼたんはなさく)」。
言葉通り牡丹の花が咲きはじめるころ。牡丹はその大輪の花の華やかさからか、
古来より百花の王として愛でられてきました。

長唄「連獅子」にはこのような歌詞が。

それ牡丹は百花の王にして
獅子は百獣の長とかや
桃李にまさる牡丹花の
今を盛りに咲き満ちて
虎豹に劣らぬ連獅子の
戯れ遊ぶ石の橋
是ぞ文殊の在します
その名も高き清涼山

百獣の王と並び賞される百花の王。獅子と牡丹は切っても切れない関係ですね
百花の王の姿を今年も堪能したいものです


お菓子作り(カスタードプリン) / おうちごはん(イタリア料理:手打ちパスタ中級・4月)

2015-04-19 23:39:11 | おうちごはん
昨日一昨日とリフレッシュさせてもらったので、体は旅の疲れがありましたが、
今日は思いっきり娘と遊ぶ一日


お天気があまり良くなかったのですが、午前のお散歩は近くの森へ行きました。
先日買った雨コートを着せてあげると、嬉しそうに芝生の上を歩く娘。

今度は私達が差していた傘が気に入ってしまったようで、持ちたいと言っていた
ので、近いうちに子供用の傘も買ってあげようと思います

お散歩から帰ってごはんを食べさせると遊び疲れた娘はすぐお昼寝に入ったので
そのあいだにお菓子作りをしました。

今日は夫から食べたいとリクエストのあったプリンを。今までプリン型が無くて
作っていなかったのですが、可愛い容器を買ったので作ってみました


ドイツのガラスメーカー「WECK」のガラスキャニスターです。薄く緑がかった
ガラスにストロベリーのロゴマークが可愛らしいシリーズですが、その中でも、
こちらの220mlのチューリップシェイプのキャニスターがとっても可愛い

耐熱温度差80℃で耐熱ガラスではないので、オーブンや直火で使用はできないと
書いてあるのですが、色々なサイトを見ると皆さんオーブンでも使っているよう
なので、これでプリンを作ったら可愛いだろうなぁと購入しました。

もともと保存用容器なので、同じ素材の蓋が付いているのもポイント。プリンは
蓋がないと表面が乾燥しますが、ラップでは味気ないし、プラスチックの蓋では
可愛くないので、この可愛いガラスの蓋に魅かれました

専用のゴムパッキンと抑え金具も買ったので、密封容器としても使えます。


まずはカラメル作りから。お砂糖と水を火にかけて飴色になるまで焦がしたら、
火を止めて少し水を加えて粗熱を取り、冷めないうちに容器の中へ。

続いて砂糖を加えて温めた牛乳を冷ましたものに、溶き卵とバニラエッセンスを
加えて混ぜ合わせ、ザルを使って漉しながら容器へ流し込みます。

これをオーブンに入れて、スチーム機能を使って20分蒸し焼きにすれば完成


実家の母が昔からよく作ってくれていた昔ながらの焼きプリンが大好きです。
最近流行りのとろとろのプリンはあまり好まないので、今後の我が家のプリンは
これに決定。とっても簡単に出来ました

こちらはディナーのデザートにするので夜まで冷蔵庫でよく冷やしておきます。


お散歩の帰りに、今週もダイニングテーブル用のお花を買ってきました

今週のテーマはホワイト×レッド。京都旅行でちょっと疲れが出てしまったので、
元気が出る強い色を選びました

今日のお花は、赤に近いとっても濃いピンク色の薔薇をメインに、淡いピンクの
カーネーションと、ピンク色のスプレー薔薇、そして白いスイートピーを。白と
赤のリボンを一緒に飾ってミニブーケ風に

母の日が近いのでお花屋さんは赤やピンクのお花がたくさん置いてありました


今日のテーブルはお花に合わせて、ビビットなレッド系のランチョンマットを。
チルウィッチのミニバスケットウィーブシリーズの「Tomato」です。赤系ですが
夏に似合うような元気の出る赤なので、クリスマスっぽくはなりません。

夜は娘を早めに寝かしつけて、ゆっくりディナーを楽しみました

旅行の疲れもあったので今週はコース料理作りをパスしようかと思っっていたの
ですが、来週は作らないつもりでいるので、2週連続作らないのは寂しいかなと
思って頑張りました。

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【イタリア料理教室:手打ちパスタ中級編・4月】


前菜は春野菜と卵のオーブン焼き。筍やアスパラやグリーンピースなど、春野菜
たっぷりの簡単チーズオムレツのようなもの。オーブンに入れて焼くだけなので
とっても手軽に作れます


手打ちパスタは、ストロッツァプレッティ、ドライトマトと松の実のソース。
こちらは食べる直前に夫と一緒に形成しました。簡単なので、生地を冷蔵庫から
取り出してから仕上がりまで10分とかかりません。酸味があって美味しい


メインはスペアリブとキャベツのカラブリア風トマト煮込み。じっくり1時間以上
煮込んだお肉はとっても柔らかくて、ピリ辛なソースがとっても良く合います


デザートは昼間作ったカスタードプリンを。WECKのキャニスターが可愛すぎて
夫からも大絶賛でした。プリンを作ったのは初めてでしたが、茶碗蒸しと要領は
同じなので、また気軽に作ろうと思います。夫も気に入ってくれたようです

旅の疲れが仕事に影響しないよう、今日は早めに寝ることにします


京都旅行2日目(千總・青藤色地御所車柄小紋)

2015-04-18 23:09:36 | 旅行
京都旅行2日目のスタートです。

いつもは早起きの娘の声で7時前には起きるのですが、今朝はひとりでゆっくりと
寝れるチャンスですので、7時半ごろまでのんびり眠りました

起きてからお化粧をして軽く朝ごはんを食べて、ゆったりお化粧・ヘアメイク・
着付けを済ませます。時間や娘の様子を気にせずに身支度できるのが、とっても
贅沢な時間に感じます

のんびり身支度したあとは、ホテルから京都駅まで荷物を送ってもらって、少し
早めのランチに出かけました。


昨日はたくさん歩いて回るつもりだったのでお洋服でしたが、今日は着物です。
一人旅なのでホテルのフロントの方にお願いして写真を一枚撮って頂きました


今日は都をどりなどを見に行くので、例年ちょっと良い着物で出かけています。
前年に仕立てた千總の総柄小紋を着てくことが多いので、今年も昨年に仕立てた
ものを。昨年の東をどりで初下ろしをした着物です

水色は焼けやすいのであまり日に当たる時間の多い機会には着たくないですが、
今日は移動は出来る限りタクシーを使って歩くときには日傘をさすことにして、
この着物でおでかけしました。

春の日差しや桜に良く似合うと思って選んだ着物ですが、嬉しいことにすれ違う
方々やおどりのお茶席で近くに座った方などから「春らしくて綺麗な着物ね」と
お褒め頂けて、この着物を選んだ甲斐がありました


着物はシボの高い明るめの青藤色の縮緬地に、御所車を中心として淡いピンクや
朱色を差し色にした御所解き柄が描かれている可愛らしい「千總」の総柄小紋。

帯はサラリとした柔らかいピンクの塩瀬地に、桜や菊や撫子を中に描いた大きな
老松が金彩使いで描かれている染名古屋帯。小紋の柄のピンクに合わせました。

帯揚げは菱形の地模様のある白い綸子地にピンクで葵柄が絞り出された輪出し。
帯締めはオフホワイトとピンクの2色使いになった変わり組紐。


ランチは以前お伺いしてとても美味しかった、清水五条にある半兵衛麩さんへ。
創業三百年という老舗のお麩・湯葉専門店です。こちらの茶房「半兵衛」では、
ランチタイムのみ「むし養い料理」を楽しむことができます








全てお麩か湯葉を使ったお料理なのですが、そのバリエーションの豊かなこと

最初のお膳に乗って来たのは、縁高に入った白米を中心とした様々なお麩料理。
蓋物の中には焼き麩の炊き物。次にくみ上げ湯葉、花麩・鞠麩・湯葉の揚げ物。
蓋物の中はお麩を揚げだし豆腐のようにしたもののみぞれ仕立て。最後の汁物は
白味噌仕立ての生麩に落とし辛子。

もう食べられないというくらいのお麩&湯葉料理を堪能させて頂きました





都をどりが始まるまで時間があったので、ちょうど半兵衛麩のすぐ近くにあった
「洛東遺芳館」へ。こちらは京都の豪商であった「柏屋」の柏原家の家屋を公開
しているところで、築数百年の日本家屋を見ることができます。

洋風の応接室に純和風のお部屋、お部屋から見る素晴らしいお庭など、建物だけ
でも十分楽しむことが出来ますが、敷地内の蔵を改装した美術館では、柏原家の
コレクションを様々見ることができて、今は節句人形と書画展が開催中です。

遺芳館を後にして祇園四条へ。河原町方面から八坂神社方面へ四条通を東へ歩き
ながら、いくつかのお店でお買い物をしました

京都の有名な観光スポットや四条通りを歩いていると、若い女性の着物姿を良く
見かけるようになりました。観光客向けに、手ぶらで行って着物を着せてもらい
洋服に着替えて帰れる気軽なプランがあるようで、日本人だけでなく外国人客の
姿もありました。最近では修学旅行生向けのプランもあるとか。

着物らしい着物、というよりは、華やかなプリント柄の着物なのですが、お若い
女性達がそういうものを着ているのは可愛らしいものですね。そういう着物から
いつか本物の着物を着たいと思ってくれるようになれば良いなぁと思います。




まずは井澤屋さんでバッグや帯揚げなどを購入。礼装用のバッグをあまり持って
いなかったので、優しいピンク地に七宝柄のもの、黒地に疋田と菊の柄のものを
選びました。それから普段のお稽古用にベージュ地に鈴柄の刺繍のもの。


帯揚げは白い綸子地に山吹色の絞りのものを選びました。


舞扇堂さんでは茶席用の扇子を2種類。春に使える桜の柄と、初夏に使える鉄線の
柄のものを購入しました。茶席用の扇子はひとつあれば良いじゃないか、という
ことを言う方もいらっしゃいますが、私の通うお稽古場では毎月お月謝をお渡し
する際に開いた扇子にお月謝の封筒を乗せてお渡しするので、季節はずれの柄の
ものを持っているのは恥ずかしいのです


そして幾岡屋さんでは簪などを見たあとに、懐紙を購入しました。いつも使って
いる懐紙が最近は近所で手に入らなくなってしまったので、買い溜めしました


その他に金竹堂さんに寄って、来年秋に行う娘の三歳のお祝い用に、簪の注文を
させて頂きました。三歳で舞妓さんのような季節の簪というのはそもそも作って
いないそうなので、別誂えになります。

実は十三やさんでとっても可愛らしい髷を見つけて、これがあれば、髪の少ない
娘でも、鬢さえ作ることができれば新日本髪が結えるかもと思いまして。

七五三は11月なので、小さな紅葉の豆簪に同色のブラをつけたものと、あわせて
同じ豆簪に銀ビラをつけたものの2種類

まだ1年半も先ですが、また来年も京都に行けるかはわからないので、行った時に
注文してこなければと思っていたのです。



荷物は全部送ってもらうことにして、四条通から花見小路に入って歌舞練場へ。
都をどりは他の花街のおどりと違って大規模なので、バスが何台も来てツアーの
方々がたくさん来ていました



入り口を入ると今年の総踊りの衣装が展示されていました。以前には緑地だった
時期もありましたが、最近では濃淡はあれど地色は水色に決まってきたようで、
肩からの枝垂れ桜もお決まり。裾と袖の模様が毎年替わります

今年は光琳水に扇面の柄。今年は琳派誕生四百年ということで、舞台のテーマも
琳派ですので、それを反映させたのでしょうね


毎年変わるこの総踊りのお衣装。かなりの人数が着るので毎年たくさんの着物が
仕立てられますが、1ヶ月間毎日4公演もしているとかなり傷んでくるのだそう。
その着物の傷んでいない部分を選び、再利用で色々なグッズが作られています。

私はこの衣装の色柄が大好きなので、小さながま口を小銭入れとして着物を着る
時に使っているのですが、今回は大きながま口を買いました。着物の時にカメラ
などを入れるポーチにしようかな



歌舞練場のお庭は純日本庭園で池もあってとっても素敵ですが、枝垂れ桜がまだ
綺麗に咲いていたので、近くにいらっしゃった方にお願いして、桜の下で写真を
撮って頂きました。ありがとうございます



私が見に行った回には別の花街から芸舞妓さんが見に来ていました。からげ姿の
芸妓のお姉さん数人と、お座敷着を着た舞妓さんが3人で、1人はお姉さんの舞妓
さん、2人は出たての舞妓さんでした。




お茶席ではちょうど前の方の席に座ることが出来て、良い場所からお点前を拝見
することができました。今日のお点前は満友葉さん、控えはまめ柳ちゃん。


まめ柳ちゃんはまだ先月店出しをしたばかりの本当に出たてさんなので、今日の
お茶席以外は舞台にも出番は無し。緊張しながらお運びする姿が初々しいです




お茶席でお饅頭とお抹茶を頂いて、プログラムを購入して、いざ座席へ。今回は
二階席になってしまったのが残念ですが、前から2列目だったので、舞台はとても
よく見えました。

約1時間夢の世界に浸ったあとは、近くの建仁寺で一休み






風神雷神図や法堂の双龍図、方丈庭園や茶室「清涼軒」「東陽坊」などを見て、
その後はお庭を見ながらのんびり。




潮音庭は緑が豊かで渡り廊下も美しく、のんびりゆったり、お庭を見ながら寛ぐ
ことのできる場所です。たくさんの人が庭を眺めながら思い思いに過ごしていて
私もなんだか眠くなってしまいました



ゆったりとした時間を過ごした後は、少し歩いて宮川町へ。祇園甲部と違って、
団体の観光客や外国人観光客などがあまりこない街ですので、おどりのこの時期
でもあまりザワザワしていなくて、静かな花街の様子を楽しめます。


こちらのお茶席は点前座と客席が近いためか撮影禁止なので、お茶を頂きながら
自分の目でしっかりと芸舞妓さんの美しいお姿を見せて頂きました

プログラムを購入して席に付き、1時間の素晴らしい舞台を堪能させて頂きます。
こちらでも2階席だったのですが、一番前の列でした。隣は別の街の芸妓さんが
お客様と一緒にいらしていたようです

若手の芸妓さんが定着するようになったからか、2年前に見に来たときに比べて、
全体のクオリティがとても上がっていたように思いました

美人さんの多い街ですので、美しいお姿を堪能させて頂き、舞妓さん達の衣装も
しっかりと目に焼き付けてきました

おどりを見終わるともう5時半。8時過ぎの新幹線まではまだ時間がありますが、
着物のまま新幹線移動をすると疲れるので、着替えてから新幹線に乗ることに。

帰ったらすぐに寝られるよう京都タワーの大浴場で着物を脱いでお風呂に入り、
洋服に着替えて新幹線に乗りました

京都タワーの大浴場は初めて使いましたが、こういう時にはとても便利ですね。
風呂敷一枚のスペースがあれば着物を畳めるので、脱衣所の端で畳ませてもらい
キャリーケースに詰めて、帰宅してすぐにハンガーにかけて湿気を抜きました。

この2日間あまり予定を詰め込んで疲れないようにのんびりとした旅行でしたが、
美味しいご飯に綺麗な桜に素敵なお買い物に素晴らしい踊りと、本当に堪能して
満足できた京都旅行でした

娘の世話を引き受けてくれた夫に、本当に感謝しています


京都旅行1日目

2015-04-17 23:03:30 | 旅行
実は今日から、1泊2日の京都旅行に来ています

昨年の春は娘がまだ小さかったため無理だったのですが、今年は夫が娘の世話を
してくれることになったので、思い切って行かせてもらうことにしました

この日のために少~しずつ夫に娘を任せる時間を長くして練習を重ねて、やっと
丸一日預けても大丈夫という確信が持てるようになったところです

朝は娘の支度などを済ませてから、ゆっくりめに出発しました

京都駅からホテルへ荷物を送った後は、まずランチを食べに、龍安寺の中にある
「西源院」へ。前回初めてこちらでランチを頂いてお料理とお庭の素晴らしさに
感動してしまったので、今年も絶対に来ようと決めていました



龍安寺は石庭が有名ですが、その広大な敷地にある開放的な緑の空間がとっても
お気に入りの場所です。青々とした新緑の中を歩いていると、感じる空気さえも
全く違って、木漏れ日の当たる肌からも風に吹かれる髪からも、パワーが流れて
来るような気がします



ソメイヨシノは完全に散っていましたが枝垂れ桜や山桜などの一部の桜には、
まだ花もしっかりと残っていて、綺麗な姿を楽しむことができました



そんな道を歩きながら西源院にたどり着くころには、完全にリラックスムード。
西源院専用の素晴らしいお庭を見られるお席に案内して頂いて、ランチタイム




席の横には雪見障子があって、下のガラス越しに見える枝垂れ桜とお池の風情が
とっても素晴らしいのです。緋毛氈の敷かれた廊下に出ることも出来て、毛氈の
赤に桜のピンク、木々や苔の緑に空の青など、鮮やかな色彩を楽しめます



そんな素晴らしい景色を眺めながらのお料理は、地元のお豆腐がたっぷり入った
湯豆腐付きの精進料理。色々なものを少しずつ食べたい私には嬉しいメニュー。
熱々の湯豆腐で心も体も温めて、お庭を見ながらボーっと過ごしました




お食事の後は名物の石庭へ。お堂に続く階段には新緑のアーチが出来ています。
外国人だけでなく修学旅行生もたくさん来ていました。海外での修学旅行も良い
ですが、10代のうちに京都に来て伝統的な文化にたくさん触れて欲しいですね

石庭の枝垂れ桜は散り始めではありましたが、まだまだ美しい姿を見せてくれて
いました。「吾唯足知」の蹲や日本最古の侘助椿など、見所の多いお寺です。





続いて近くの仁和寺へ。こちらは例年ならばこのくらいの時期に御室桜が満開を
迎えてとても綺麗なのですが、今年はソメイヨシノを追いかけるように、早々に
咲いて散ってしまったそうで、今日はほとんどが葉桜状態

一部に花を残すのみだったので、滞在時間は10分ほどで終わってしまいました。
いつもなら満開の桜の後ろに見える塔も今日はちょっと寂しげです




そこからてくてく歩いて、近くの妙心寺へ。退蔵院の桜がまだ見られるかな
期待しつつ、見られなくてもお茶を頂いて帰れば良いか、という気軽な気持ちで
行ってみました。蹲に飾られた赤い椿が鮮やかでとっても綺麗




期待していた枝垂れ桜は、少しだけ散り始めてはいましたがまだ満開。とっても
素晴らしい眺めでした。門を入ると目の前にこの大きな枝垂れ桜があって、その
長い枝は左右に分かれた陽の庭と陰の庭に垂れ下がっています


枝垂れ桜を堪能した後は奥にある大休庵でお茶を頂きました。こちらはお庭側が
全てガラス戸になっていて、お庭側を向いてお茶を出してくださるので、綺麗な
桜を見ながらお茶を頂きました



頂くお菓子は退蔵院にある有名な国宝の「瓢鮎図」をモチーフにしたここでしか
食べられないお菓子なのです。ひょうたんでナマズを押さえるという禅の公案を
描いた絵です。




お茶を頂いたあとはお庭でゆっくり過ごしました。腰掛待合もあって、こちらで
本格的なお茶会なども開かれるようですね。庭の石の腰掛に座ると、傾斜のある
お庭に咲く木々や桜、流れる水音などを全身で感じることができます。

石の腰掛の上は藤棚になっていて、咲き始めた藤がとても綺麗でした。これから
どんどん花房が伸びてもっともっと綺麗な姿が見られるのでしょうね



少しお庭でぼーっとしたあとは、妙心寺の法堂見学ツアーに参加しました。毎回
ガイドさんがついて説明などをしてくれる便利なツアーです。法堂の天井にある
八方睨みの龍の楽しみ方を教えてくださいました。
(龍の写真はパンフレットを撮影したものです。法堂内は撮影禁止。)



その後浴室も案内して頂いて、有名な明智風呂も見せて頂きました。蒸し風呂の
中でお経をあげてそれを供養にするというのも珍しいですよね

夕方になり風も冷たくなってきたので、あまり疲れないうちに京都駅まで戻り、
お土産やお夕飯などを買い込んでホテルへ向かいました。


一人旅でのお夕飯はいつもホテルのお部屋で食べます。素敵な料亭などは、夜に
女性一人で入る処ではありませんので、お部屋でのんびりお弁当を頂きます。
今日は京大和さんのお弁当にしました。

ご飯をたべてゆっくりとお風呂に入ったら、日頃の疲れかすぐに眠気が。明日に
備えて早めに寝ることにします


元上司とランチ@コレド室町「ビストロ石川亭」

2015-04-16 23:03:10 | 日記
今日は元上司と一緒にランチに行ってきました

最近は仕事での外出先で顔を合わせる事も多く、普段もメールのやり取りをして
いますが、それでも1~2ヵ月に一度は、予定を合わせてランチに行っています。
何年経っても続くこういう関係は嬉しいですね


最近ではマンダリンにあるヴェンタリオに行くことが多かったのですが、今日は
それほど時間がなかったので、これど室町にある「ビストロ石川亭」へ



お肉が食べたいという話になってサーロインステーキを注文しました。前菜も
メインも数種類から選ぶことができるのですが、どれも相当なボリューム

前菜で選んだ生ハムとカマンベールチーズのサラダは、れだけでお腹いっぱいに
なってしまいそうでしたが、その後に出てきた大きなステーキもぺろりと食べて
しまった自分の胃が怖いです…

普段はあまりステーキをがっつり食べるようなことはしないのですが、なんだか
元上司と話していたらお腹が減ってしまって(笑)元上司は私の元気の源です

今日も楽しいおしゃべりですぐに時間が過ぎてしまいました。私には兄弟は兄が
2人いるのですが、もし姉がいたらこんな感じかなぁといつも思います

姉妹ってとっても楽しそうですよね。娘にも妹がいたら良いかなぁ