マリママのパン作り

パン作りに関して、なんでもお話しましょう!

実は・・・。

2009-06-08 23:56:42 | 手作りパン
 息子のインターハイ予選、(と言うか試合に負けたのを見届けて)大阪の松竹座に走った私。

 市川海老蔵様の、特別舞踊会がやっていたのだ!!

「歌舞伎なんて、生まれてこの方みた事がない」と言う夫も、この際連れて行った。(こちらは杖つきだからね

 前日から息子に、「明日は初戦が天理やからな、すぐ負けるわ」と聞いていたので。

 息子には悪いが、「海老様の公演には間に合う~」と内心喜んでいた私。

 歌舞伎と言えば。最近はオペラのガラコンサートのように、通しで出し物を演る訳ではない。

 従って、ご贔屓の役者さんが出る時間は短い!!でも、今日は、海老様のみの公演。

 舞踊会だから、公演時間は短いけれど。一幕目から三幕目まで「海老さま

 一幕目は「保名」。花道から現れた阿部保名。恋人を失った悲しみの余り、恋人の小袖を持って彷徨い歩く。乱心した青年役の海老様が登場。

 最近、お痩せになった海老様は、「ほ~っ」とため息が出る位「綺麗」

 松竹座の場内からも、ため息がもれる・・・。

 嫁が身を乗り出して見ている様を、隣の夫は「くそおもしろくもない」と言う顔でみていたと思う(見てないから知らんが)。

 でも、そんな事ぁどうだっていい。

桜が咲き乱れる中で、踊り狂う保名。この世のものとは思えない美しさ。そして「海老様ビーム

 この保名を介抱する狐(恋人に化け)が、後に保名との間に子供をもうける。これがあの「安倍晴明」という説があるんだから、実に面白い。

 小袖を脱いだり、着たりしている時に、海老様の手が違うところから出てしまい(三ツ口から)。あれ~っ、どうなさるのかしらと思っていたが、ご本人も気にも止めずスルりと直され。

 こういうライブ感がたまらないのよね~。お金があったら、毎日でも通いたいっ!!

 あれよあれよと言う間に、1幕は終わり。2幕目は「雷船頭」。
いなせな「船頭姿」はまさに、ぴったり!!あ~なんて、格好いいんだっ!!

 3幕は、インフルエンザを吹き飛ばす(と言ってももう終息したが)、市川家伝来の「睨み」のおまけをありがたく拝し。

 今年の正月に復活させたという、市川家歌舞伎一八番の「七つ面」。
実に、お正月にはもってこいの演目だ。

 歌舞伎役者と常々交流のある方が、「海老蔵さんは、男前だから努力しないんだって。下手らしいよ」なんて言ってたが。

 あなたね~。役者は顔も実力のウチなんです

 花道に出た瞬間に、観客を唸らせる程の「美しさ」を出せる人はそうはいない。

しかも、どこから見てもお美しいこと。お痩せになってからは、「女舞」も素晴らしい。色っぽい。

 ご自身は、「祖父の様に陰や憂いはないから。陰は僕にはないから」とおっしゃっていたが。確かに陰はない。でも、あの育ちからは想像出来ない「憂い」はどこからくるんだろうね。

 劇場を後にしても、しばし放心状態の私。しかも、御堂筋を車で帰る際に、海老蔵様のハイヤーと遭遇。お顔は拝顔出来なかったが、シルエットは見えた。

 やっぱり、美しい男って素敵。若いって文句なしにいいよね~

 

 
コメント
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