なんだか、ハイテンション

　東京暮らし３年目の娘。すっかり、あちらでの生活が気に入って。

メールも、殆ど送ってこない。

　宝石屋を営んでいる私の友人に、小さなアクセサリーをオーダーすると言っていたのを思い出し。

「まみちゃん（友人の名）に頼んだアクセサリー。気にいったん？」とメールした。

「うん、良かったよ！」とほどなく返信が。

「また、見してな！」と送ると。

「おう！」


「・・・・・・」おう！って、あんた・・・・。男か・・・。

　今年２３になった娘。世間様の評判では、楚々としたお嬢らしいのだが。

　性格は、実に男らしい。

余計な事は言わない。弱音ははかない。等々・・・・。

話さない分、こちらは心配なんだけど。

　帰宅した夫に、「どう思う？」と聞くと。

「あぁ、iPad送ったったから、テンション高いんちゃうか～」


成る程、iPadを夫にねだっていた娘に。夫は土曜日ヨドバシにて購入、日曜に宅配で送ってたわいな。

　巷で噂のiPad。こうして、たった一日だけ我が家に滞在。通りすぎて行ったのだった。

ほんま、親ばか。どうにもならんわ。

新生姜の佃煮

金曜コースのＳさんは、いつも元気なマダム。

私の助っ人にいつも回って下さる。

　常に、オーブンの前に来て下さって。他の事に手を取られている私を、さりげなくサポート。本当に助かっています。

　Ｓさんと同じ班のＯさんも、また同じ。

彼女は、デモンストレーションの時は、必ず助手をかって出て下さって。

「先生が、こう言うてはりますよ～。よく聞いてくださ～い」と、

私が風邪で声が出ない時など、代わりに講義してくださる。

　お二人とも、お教室にはなくてはならない存在だ。

そんな二人の共通点は、料理上手。

　お二人とも、大根の甘酢漬けやら、梅ジャム。ブルーベリージャムや、ケーキ。

「先生、これ食べてみて。簡単！！」と、厚かましくも毎回頂戴してしまう。

　それがまた、実に上手で。こちらがお教えするのは、おこがましい位。

この時期に、Ｓさんが下さるのは「新生姜の佃煮」

　レシピを教えて下さいとお願いすれど、一向にお教え頂けない。

さては、Ｓさんの秘伝のレシピ？と思い、ネットで検索。

　Ｓさん手作りの佃煮に、近い味を探しあてた。

　生姜１キロは、こまかく千切り。だし昆布は、みそ汁のだしを取った後のものを。細かく刻む。

　生姜は３回熱湯で茹でこぼし、砂糖３００ｇ・醤油１合・酒１合で強火で炊きあげる。

　煮汁が殆ど無くなったら、かつお節４０ｇを加えて水分を吸わせて。松の実をお好みで。

ネットのレシピには無かった、かつお節と松の実をここでは加えてみた。

「ほんまに、うまいんか～」とは、Sさんの佃煮ファンの息子。

でも、息子もOKサインを出した。

　冷凍で、１年はもつそうだ。