株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(3.21.08)

2008-03-21 20:01:29 | 市場概況
鬼の居ぬ間のの3月21日(金曜日)の市場概況です。

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC43%(+3%)ボトムは3月10日の30%で切り返し中
・日経平均:OSC41%(+1%)ボトムは3月10日の29%で切り返し中
・TOPIX:OSC44%(+1%)ボトムは3月10日の30%で切り返し中
・マザーズ指数:OSC38%(-2%)ボトムは3月10日の29%で切り返し中
・ヘラクレス指数:OSC52%(+1%)ボトムは3月10日の28%で切り返し中
・国債先物:前日比34銭安 OSC52%(-1%)ピークは3月17日の55%で下落中
・日経先物イーブニングセッション:12410円(大証終値比+20円)
・NYダウ:休場
・シカゴCME日経先物:休場
・ドル円:99.58円(+12銭)OSC53%(+4%)3月14日の38%をボトムに上昇中 22日朝更新

気が付けば、各市場とも既に切り返してから4日目です。3月17日にいわゆる二番底を形成したようです。

国債先物もその17日をピーク(OSC55%)にして、毎日1%ずつ下落中です。国債先物のOSCのピークは、これまで、ほぼ55%前後で推移しておりますので、この点からも株式市場は持ち直しつつあると言えます。

為替も落ち着いた動きです。久し振りに安寧の週末を迎えることができるのではないでしょうか。

今日の欧米は、「聖金曜日」で休日です。英語ではGood Fridayというようです。

ところが、本来「聖金曜日」はキリスト教の用語です。バッハのマタイ受難曲がこの日によく演奏されるように、キリストの受難と死を思い起こす日です。それが、何故Good Fridayなのでしょう?

しかし、まさに現下の金融情勢は、「聖金曜日」と呼ぶに相応しいものです。このあたりで、金融資本主義の昨今の「受難」と「死」について、おごそかに振り返り、キリストの復活とまでいかないにしても、何故、罪もないキリストをバラバという人殺しを救って代わりに処刑したのか(注)、それを贖うすべはあるのか、断食でもしながらじっくりと考えを巡らすのも、これまた驕り高ぶった人類に、神が与えたひとときの猶予かも知れません。

注:筆者の勘違いがありましたので22日朝修正。
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先物が心停止状態

2008-03-21 11:22:31 | 株に出会う
これは一体どうしたことでしょう。

暴れん坊の日経平均先物が、前場は心停止状態です。よく見ると12300円という一昨日の抵抗線を破れずに停滞しているように見えます。

多分、本国での資金繰り相談にトップが忙しく、ここまで下げた日本市場は、チョイと横にどけておけ、とのお達しがあったのかも知れません。そうなると、残るはコバンザメだけです。出来高を見るとこれが一目瞭然。コバンザメ同士が食ったり、食われたりの様相かと。

ゴールドを含めた資源株がアメリカの0.75%の利下げにもかかわらず大きく売られたのは、1%の利下げ期待が剥がれたといったことではなく、何としても利が乗っている銘柄から「現金化」する必要に迫られてではないかと思います。それだけ資金が逼迫してきているということでしょうか。

今日は例によって悪い癖が出ました。4543テルモは落ちてくるところを、このあたりで止まるだろうと勝手に解釈し、5010円でそのまま拾い、結局、「想定外」に4940円まで下落し、戻り水準での揉み合いの4970円で売り、という最悪のパターンでした。

それに懲りてはならじと、地合がプラ転した段階で大人しく153Kの売りが出ていた42893セプテーニの、その玉を指し値買いしました。このイタリア娘は、こちらからモーションをかけては絶対にいけないことは、これまでのつたない経験から、心中では分かっておりました。ところが、テルモの失敗(4950円あたりでの拾い損ね)もあり、152Kからの反転段階にあると、これも勝手に解釈して、つい御法度の指し値をやってしまいました。それがこのイタリア娘の生活の知恵というか、長年のキャリアを生かした巧みな罠でした。まんまと嵌ってしまい、「色気を出した我が身が悪かった」と柄にもなく「反省」して、しかたなく-1Kで撤退です。

その後、案の定この株一波乱ありました。

今また懲りなく下で指しておりますが、2匹目のドジョウはまずいないので、多分後場に取り下げます。

家人は、あいかわらず仕手株にご執心。今日は5196鬼怒川ゴムの仕手戦に185円でうまく乗ったとはしゃいでおりました。しかし、買ってからはその仕手戦もパッタリと止んでおります。こちらもコバンザメだけが跋扈するようなら、今日の天気と同じで、後場はチョイと雲行きが怪しくなりそうです。

各市場は、先物以外はOSCを2%ほど下げております。下落基調ではあります。後場にこの膠着を上に抜け出すのか、それとも下にあっけなく転落するのか、些か微妙ではあります。

ひとえに、先物の心停止状態がどうなるかにかかっているかと思います。しかし、今の状態だと、何かのカンフル剤がないと、どうにもこうにもなりません。結局は本国の指令次第かと。

あっ、そうだったのか。今気が付きました。アメリカ、イギリス、ドイツの市場は今日は休みでした。休日を返上してまで、こんな中央銀行総裁がいない島国に指令が来る訳ありません。
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