株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(3.4.08)

2008-03-03 20:28:07 | 明日のモニタリング銘柄
テクニカル用語の簡単解説

最初にいつものOSC4層分析です。

注釈:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。
日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず

1月21日(-535円)①26件 ②4件 ③6件  ④167件
1月22日(-753円)①179件②17件 ③5件  ④2件
1月23日(+256円)①12件 ②10件 ③143件④37件
1月24日(+264円)①5件  ②17件 ③169件④12件
1月25日(+536円)①5件  ②6件 ③181件④12件
1月28日(-541円)①114件②4件 ③7件  ④76件
1月29日(+391円)①17件 ②1件 ③48件 ④134件
1月30日(-133円)①46件 ②45件③63件 ④45件
1月31日(+247円)①8件  ②49件③135件④7件
2月1日 (-95円) ①31件 ②28件③66件 ④74件
2月4日 (+363円)①30件 ②5件 ③118件④60件
2月5日 (-114円)①61件 ②17件③41件 ④84件
2月6日 (-646円)①117件②36件③23件 ④26件
2月7日 (+108円)①65件 ②10件③43件 ④85件
2月8日 (-190円)①80件 ②37件③37件 ④50件
2月12日(+5円)  ①104件②7件 ③48件 ④44件
2月13日(+46円) ①38件 ②18件③79件 ④65件
2月14日(+558円)①8件  ②1件 ③136件④57件
2月15日(-4円)  ①14件 ②26件③128件④34件
2月18日(+13円) ①12件 ②33件③114件④43件
2月19日(+123円)①40件 ②17件③65件 ④80件
2月20日(-448円)①122件②30件③18件 ④33件
2月21日(+378円)①12件 ②7件 ③132件④51件
2月22日(-188円)①28件 ②62件③72件 ④38件
2月25日(+414円)①20件 ②7件 ③69件 ④107件
2月26日(-90円) ①78件 ②0件 ③20件 ④101件
2月27日(+207円)①32件 ②12件③92件 ④65件
2月28日(-106円)①46件 ②17件③83件 ④54件
2月29日(-323円)①39件 ②106件③42件④14件
3月3日 (-611円)①147件②21件③12件 ④21件

まさに、無惨な死骸が横たわる戦場のような有様でした。その戦場で情け容赦なく、死者の鎧甲を剥ぎ取る盗人まで横行し、この世も末のような地獄絵を見ているようでした。

ここまでOSC値を落とされた銘柄が多いのを見るのも、何やら久し振りです。それだけ、このところ天下太平、我が世の春を謳歌していたにわか公家&貴族が多かったとも言えます。何しろ、天下太平、飽食の贅沢三昧をしながら、少々早すぎる花見で歌や踊りに興じていた、その咎が突如現れたような、そんな逃げ惑う姿が、たかだか四本足からも見え隠れしております。

しかし、見方を変えれば、ここまで無惨にやられたのであれば、これ以上戦場には金目のものは残っておらず、追いはぎ連中も跋扈する余地がなくなっているとも言えます。

いわば、死人に鞭を打ちすぎた状態ですね。

そんな、死人連中からいち早く蘇生しそうな銘柄を少しばかり挙げてみます。

1.3859シナジーマーケティング
 今日の日経に紹介されておりましたが、何の効果もありませんでしたね。360Kというのがこの株の上場来の安値です。これを割り込めばチャンスか。OSCの27%も最低値。RSIの30%は、2月22日あたりの26%に次ぐ水準。とにかく、目をつぶって買えるかどうかが問題。360Kを割れば底なし沼のように見えますから。

2.2167ウェブマネー
 こちらはOSCがわずかですが+1%の33%とコンバージェンスして終了しております。但し、RSIが何とまだ61%もあります。念のため確認しました。本当でした。このOSCとRSIの綱引きを見る意味でも、明日の値動きをモニタリングしてみます。

今日の損失はこの株でした。ちょうど電話がかかってきた時に動意づいて、ついうっかりと、下で指していたものを165Kまで買い上がってしまいました。いつもの悪い癖です。何とかこの仇を明日は討ちたいもの。

3.3858ユビキタス
 ウェブマネーが動くならこちらも動くでしょう。やはり+2%の36%にOSCはコンバージェンス。こちらのRSIは49%と控えめ。両方とも今日の安値が割れるかどうかは要チェック。

4.5333日本碍子
 ここまで売り込むのかというほどの激しい下げです。RSIから見るとまだ売り込まれるかも知れません。17%をマークした2月22日に対して、今日はまだ39%もあります。明日は落ち止まりどころを見極めながらの参戦です。

5.8924リサ・パートナーズ
 今日の後場、しぶとく粘ったのがこの株でした。201Kあたりで前場からずっと指しておりましたが落ちてこず。だから明日上がるとも言えないのですが、224Kの終値をマークした日のOSCが38%と低かったことが、今日の粘りを生んでいるようです。地合さえよければ225Kあたりまでは吹っ飛んだのでしょう。明日、その粘りがまだあるのかどうかに注目。

6.6890フェローテック
 新興市場の優良銘柄からはこれを取り上げます。今日はよくプラス終了しております。どうも太陽電池関連銘柄の一角として物色されているようです。6255エヌ・ピー・シーや6263プロデュース、そして7747岡本硝子なども「国際太陽電池展」に出展していたそうです。知らなかった。もう明日はこれらの銘柄は賞味期限切れかも知れません。太陽電池がそんなに長時間持つはずもありません。とにかく上げた銘柄にはそれなりの理由があるということ。大きく下げた銘柄も同じことです。

以上です。とにかく、明日は全くNY次第です。これらの「死人達」を蘇生させるにしても、今晩から明日にかけて円高のさらなる昂進があればアウトでしょう。ゴールドはこの時間ついに980ドルを突破。円高の動きと股割き状態です。まさにこれが本家本元のヘッジ銘柄でしょうね。今日は1328金連動投信だけは安定しておりました。
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市場概況(3.3.08)

2008-03-03 19:14:30 | 市場概況
月が改まって3月3日(月曜日)の市場概況です。

・日経先物:OSC44%(-3%)
・日経平均:OSC42%(-12%)
・TOPIX:OSC41%(-12%)
・マザーズ指数:OSC45%(-6%)
・ヘラクレス指数:OSC50%(-4%)
・国債先物:前日比23銭高、OSC41%(前日比+2%)
・日経先物夕場:12930円(大証比-60円)
・NYダウ:12259ドル(-7.5)、OSC58%(+5%)更新
・シカゴCME日経先物:13135円(大証比+145円)更新
・ドル円:103.41円(42銭円高)OSC38%(+4%)更新

やっと国債先物と日経先物の逆相関性通りの値動きに戻りました。

外人勢は、日経先物を売りながら同時に国債先物の買いのヘッジを入れております。これで見ると、2月25日が「国債先物38%↓、日経先物56%↑」で分岐点でした。

明日からの動きは、国債先物が55%あたりまで伸ばす可能性がありますが、2005年の9月22日にまで遡らないと、この低金利水準(価格は高い)には届きません。ここを抜ければ9月2日の140.22円を目指す動きとなります。

しかし、日本国債を巡る状況に変化があった訳ではありません。むしろ、小泉政権の時よりも新規国債発行額は増えており、改革が停滞していると諸外国からは見られております。新日銀総裁選びの迷走もあり、140円の大台乗せはないのではないでしょうか。

ここはドル・円が100円を切るかどうかが、むしろ焦点かと思います。筆者は、一気には行かないと思います。それはIMMの円先物ポジションを見る限り、円買いが膨らんでいるためです。これは金利を払わねばならない不利な状況が積み上がっていると言えます。

ちょうど、昨年の11月始めから12月中旬頃まで、同様な円買いが積み上がっておりました。そして、年末のいわゆるアンワインドです。107円から114円までの揺り戻しでした。

今晩のNY市場がどうなるかが相変わらず焦点ですが、まだOSCは53%と高く、1月18日の33%までは、紆余曲折があっても引きつけられていくのではないでしょうか。株価は様々な理由から循環します。ダウは2月27日にピークを付けたばかりです。ここから能天気に大きく反転するとは思えません。むしろ、よくここまで12000円割れを回避しながら株価を維持してきたとも言えそうです。

明日のモニタリング銘柄は別稿にて、OSC4層分析で今日の相場を振り返ってみます。

4日朝の結果から:

NYダウはISM製造業景気指数がほぼ事前予想通り(49vs.48.3)だったことから、ほぼ前日同値あたりまで戻しての終了。-前回は50.7-

但し、金融株や保険業界に対する見方はまだまだ悲観的。ハイテクも良くない。製造業はドル安での輸出の伸びが景況感の下落を支えているのでしょう。

NYダウはこれで、OSCを+5%の58%とコンバージェンスさせております。今日は大きなイベントがないことから、昨晩の引けの勢いから100ドル程度の上昇・反発を見せる可能性が高まっております。何も金融関連の悪いニュースがなければの話ですが。
為替は軒並み大きく押されたところからは買い戻しの動きが優勢。オーストラリアドル・円のOSCは69%→47%→54%へとV字回復。ドルとポンドを除くその他通貨も同様なリバウンドを見せております。これらは今日の株式相場をサポートするでしょう。
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13000円の攻防

2008-03-03 11:16:40 | 株に出会う
前場は、シカゴCMEの先物価格13305円はあえなく陥落。金曜日から事態は悪い方向へと歩み始めていたと言えます。

円高も金曜日よりも更に進行中。103円割れもありましたが今のところ103円を挟んで膠着状態です。国債先物は10時50分に138.93円という高値をマーク。これは1月24日の138.94円の高値以来です。

ここがネックラインとなって、これ以上の債券への逃避ではあまり妙味がないと考えて、株の方に一気に資金を流し込むのか、それとも、13000円でのプットの買いを大量に抱えるリーマンブラザーズとJPモルガンが更に仕掛けて、13000円割れまではともあれ持っていくのかが後場の焦点です。

13000円割れになれば、一斉に投げが出る予感がします。その場合12900円少々での下値抵抗線が死守できるかどうかですが、今日のところはこのまま為替が推移すれば、12930円近辺で下げ止まるのではないでしょうか。或いは、一瞬13000円割れを演じてから一気に買い戻しが入る可能性もありそうです。

前場にかけては押されているようですが、実は、日経平均先物の分足のMACDはゼロ値近辺まで上り詰めております。ということは、ここからの反落を予感させる動きです。

それにしても、前場の押されたところは買いと決めておりましたが、先物がだらだらと下降している過程で買いに入れず、そうこうするうちに、仕手筋の小型株がスルスルと動き出しておりました。2766日本風力開発や6255NPC、それに2371カカクコムや6263プロデュースといったまとも系まで。

これらの銘柄は地合はほとんど関係ありません。いわば付和雷同型の株です。買いが買いを呼ぶ、売りが売りを呼ぶだけの需給目当てのその日限りに資金が集まっているに過ぎません。

これらに突っ込む訳にいかず、ある程度下で指していた4銘柄ほどはどれも突き刺さらず、前場は時間の無駄と相成りました。

それにしても、先行きの雰囲気が悪いですね。この兆候は数日前には出ていたのですが、円高の一気の進展といい、物事は動き出すと早い。そして動き出してからノコノコと付いていったのでは利益は付いてきません。かといって、早めの仕掛けでは怪我をする確率も高いのが今のボラティリティの高い相場です。

今のこのトレンドでは、個別株を見ても、金曜日のOSCの大量のコンバージェンスは、4層分析の中の①への転落を前にしての執行猶予枠としての②のコンバージェンス銘柄の大量発生だったようです。いわば、アフリカのサバンナでのバッタの大量発生と酷似していた訳です。幾ら何でも、今日のところは、気味悪いほどに黒く変色したバッタの大群に食欲をそそられる方々はいなかったようです。後場も、クソまずい黒色バッタだけは食わないようにせねば。。。

ここからは一旦、①が大量に溜まって、そこからの反転のサインは②の増加(30-40銘柄)を目安に、次の底値での突っ込み買いに活路を見出したいと思っております。その時までにバッタの色が、黒からまともな人間?の食欲をそそる緑色に変わってくれているのかどうか???

サブプライム色は、いうまでもなく漆黒でした。これ以上の黒はありません。多少の白(減税やらの財政出動と、遅れてしまった金利引き下げ)は、すぐに黒に染まってしまうのが、この世の摂理でしょう。
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