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独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(3.11.08)

2008-03-10 20:54:50 | 株に出会う
いつものように、登録204銘柄のOSCの4層分析をまず行います。

テクニカル用語の簡単解説

注釈:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。
日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず

1月11日から2月22日までのデータ

2月25日(+414円)①20件 ②7件 ③69件 ④107件
2月26日(-90円) ①78件 ②0件 ③20件 ④101件
2月27日(+207円)①32件 ②12件③92件 ④65件
2月28日(-106円)①46件 ②17件③83件 ④54件
2月29日(-323円)①39件 ②106件③42件④14件
3月3日 (-611円)①147件②21件③12件 ④21件
3月4日 (+0.1円)①77件 ②19件③48件 ④58件
3月5日 (-20円) ①80件 ②21件③31件 ④71件
3月6日 (+243円)①20件 ②13件③119件④51件
3月7日 (-433円)①127件②32件③19件 ④24件
3月10日(-250円)①166件②11件③7件  ④20件

①の166件というのは1月22日の179件以来。②も30件割れ。どれもこれも、余裕を持っての①への転落でした。

一応1月22日とパターンは似ているということで、翌1月23日を見てみると、日経平均はいきなり83円高で始まっております。1月22日のNYダウは-128ドルも、OSCを33%→36%へとコンバージェンスさせての終了でしたが、日経平均を翌日押し上げたのは、ドル・円の円安方向への振れだったようです。前日比56銭の円安で終わっております。

明日戻すための必要条件の1つは、為替の円安への巻き戻しです。

今の時間欧州株は下げ止まりを見せております。NYダウの先物は11ドル高。カントリワイドにFBIの捜査が入って売られております。不正融資や虚偽報告の嫌疑だそうです。

サブプライム・ローンは、略奪的貸し付けだったのかと書いたのが、昨年の9月30日でした。何故、今頃になっての捜査なのでしょう?いかにも遅い。ロス警察の三浦容疑者への逮捕状に、これだけの時間がかかっているのに比べればまだましか?!

ついでにこの頭のよい会社にも強制捜査が入って欲しいものです。

いずれにしても、今晩のNY市場、そして欧州市場の動きが鍵です。もう一段の下げがあれば、日経平均も新興市場も指数値レベルでの最低値をマークしますので、そこからOSCコンバージェンス銘柄が増えてプラ転するようだと、明日に買い。そうでなくてもOSCコンバージェンス銘柄が急増するようだと、明後日の寄り付きで買いかと。

しかし、NYダウが変な風に粘ると、明日の日本市場は自然落下が止まらないでしょう。ドカーンと500ドルぐらい思い切って下げてもらった方が、むしろやりやすい感じです。

明日のモニタリング銘柄ですが、どれもこれも奈落の淵で瀕死状態です。阿鼻叫喚の地獄図絵と言ってもいいでしょうか。こうなれば、数銘柄のモニタリング銘柄を挙げるのも、何だかむなしくなりますが、何もしない訳にはいかないので、今日OSCがコンバージェンスしている銘柄と、OSCが20%前後まで大きく押された銘柄に限って、銘柄を羅列しておきます。

【OSCコンバージェンス銘柄】

・4502武田薬品 22%→23% -80円終了
・4543テルモ 39%→40% -20円終了
・3093トレジャーファクトリー 25%→26% -8K終了
・3823アクロディア 37%→38% -35K終了
・9020東日本旅客鉄道 42%→44% -9K終了
・2148アイティメディア 37%→38% -5K終了
・8992日本レップ 31%→32% -13K終了
・8316三井住友FG 34%→35% -4K終了
・3382セブン&アイ・HDGS 31%→32% -15円終了
・4091太陽日酸 35%→36% -20円終了

【OSCが20%前後の銘柄】

・6638ミマキエンジニアリング 18%(-1%)
・6758ソニー 19%(-4%)
・1970日立プラントテクノロジー 22%(-4%)
・6432竹内製作所 18%(-9%)
・5333日本碍子 21%(-3%)
・6762TDK 23%(-3%)
・8035東京エレクトロン 23%(前日同値)
・8934サンフロンティア不動産 21%(-8%)
・8874ジョイントコーポレーション 19%(-1%)

OSC4層分析では、本来なら今日は反発する形での終了でした。ところが、金曜日のNY市場の低迷やら円高やらが重なり、機械受注の好調さまで隠してしまったのが、今日の値動きでした。そろそろ自律反発に入る頃です。念には念を押しての下げからの急反発が、明日以降、今週末のSQ前に波乱含みに展開されるかと思います。
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市場概況(3.10.08)

2008-03-10 19:33:38 | 市場概況
3月10日(月曜日)の市場概況です。

・日経先物:OSC30%(-2%)ボトムは1月22日の24%
・日経平均:OSC29%(-4%)ボトムは1月22日の30%で底割れ
・TOPIX:OSC30%(-4%)ボトムは1月22日の31%で底割れ
・マザーズ指数:OSC29%(-7%)ボトムは2月12日の33%で底割れ
・ヘラクレス指数:OSC28%(-9%)ボトムは2月12日の39%で底割れ
・国債先物:前日比48銭高、OSC46%(+4%)ピークは2月20日の49%
・日経先物夕場:12670円(大証比+120円)
・NYダウ:-154ドル安 OSC40%(-2%)ボトムは12日の42%、その前は1月8日の29% 更新
・シカゴCME日経先物:12420円(大証比-130円)更新
・ドル円:101.79円(92銭円高)更新

今日は後場には反発すると思いきや、更に更に押されました。この下げすぎの反動からか、大証のイーブニングセッションでは120円高と戻しております。今晩のNYダウ次第ですが、そのNYダウの金曜日の指数値は1月22日のそれに対して、後544ドル程度高めです。OSCもまだ42%と高いことから、まだまだ下げ余地があると言えます。

日経平均の指数値も1月22日からは後584円程度高めです。

つまり日経平均の方は、1月22日の年初来安値を下回って終わっておりますが、指数値面では、年初来安値には届いておらず、まだ下げ余地があります。NYダウは年初来安値まで今晩届くかどうかが焦点です。

国債先物は、セオリー通りに上げてOSCは46%です。2月20日が49%、その前の1月21日が54%でしたので、まだまだ上を狙える位置です。(その分、株が下がる余地があり)

一方、日経先物の指数値は、一足先に今日は年初来安値を更新。(1月22日比マイナス230円)

ドル・円は、この時間102円少々で揉み合いです。

今日は、いずれにしても全面安の展開でした。これをOSCの4層分析のデータで検証し、明日のモニタリング銘柄をアップロードしたいと思います。

11日朝追記

予想通りにNYダウがフツーに下げてきました。まだ360ドルほど下げないと、年初来の指数値の安値には届きません。

今日の節目は日経平均のノックイン価格です。12235.57円がノックアウトされる可能性が高まっております。その下は12208円です。これらに注意。
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先物は安値に届く

2008-03-10 11:23:13 | 株に出会う
今日は誰が見ても悪い地合に引きづられての、想定通りの下落をしております。

先物は一足先に、1月22日の安値の12570円にタッチ。そこから一旦反転はしているものの、勢いは弱くOSCは-1%の31%です。但し、真の高値・安値の換算に基づく指数値が、その1月22日の安値時よりも、既に180円ばかりアンダーしております。

対する日経平均の指数値はまだ151円ほど高めです。

つまり年初来安値水準を割り込むかどうかを巡っての凌ぎあいが前場の状況です。

ここでしばらく忘れていた、日経平均のノックイン価格が再度クローズアップされてきました。

12000円台には後5本も控えております。高い順に、

12235円、12123円、12208円、12006円です。

今日もしノックアウトするとすれば、まずは12235円が射程圏内に入りますが、先物のOSCが31%、日経平均が29%と下げており、特に日経平均は1月22日の30%を既に前場で割り込んでおります。

先物はまだ下げ余地有りというところですが、果たして、このまま日経平均を先物が底なし沼へと引きづり下ろすことができるのか?

ここで一応参考にすべきは、金曜日段階でのオプション、特にプットの手口から見た、今日の下限相場です。12500円~13000円のレンジでの動きとなっております。

ここは、金曜日のOSC4層分析のデータも後押しして、後場は下げても12500円あたりまでと見ておきたいと思います。12235円のノックアウトは、明日以降のお楽しみとするのではないでしょうか。

ざっと見た感じでは、金曜日にあれほど多かったOSCのコンバージェンス銘柄が、今日の押し目で一旦消失している感じがあります。逆に①の前日安値を下回ったままという銘柄が更に増えてきている感じがあります。

そうなると、底入れは明日以降と考えられますが、後場の寄り付きの先物の気配値に一応注目しておきたいと思います。

何らかのニュースがいきなり飛び込み、急伸して戻す可能性はまだあります。

前場は、4503アステラスでの10円抜きのみ。これも朝方は逆行高でしたが、その後は押されない代わりに上がっても行かずで、先物が更に沈み込む気配での一旦撤退でした。

1972三晃金属がまた仕手化しておりますが、家人の必死の買い煽りにも、ここは筆者の流儀に反するので242円で指していたもののキャンセル。その後、260円まで上昇したので、資金がなく手出しできない家人の鼻息が一層荒くなりました。なぜ買わなかったかとの「非難の鼻息」です。そりゃ、結果を見れば失敗でしょうが、この会社の担当者が太陽電池関連ビジネスなど微々たる比率で、何でここまで上がるのか理解できないと漏らしている株です。確かに7日はOSCが47%にまで押されました。買うなら、その日の安値がキープされたことを確認できた225円辺りを抜く時でしたが、この時間、モニタリング銘柄の3107ダイワボウを監視しておりましたので、225円抜きの時は気が付きませんでした。

そのダイワボウは、逆に235円割れを演じてしまいましたので、今日のところは諦めが良いかと。。。段々と気温が上がってきております。もう鳥インフルエンザは終息したのかも知れませんが、気温とは関係ないことは、2月に、カンボジアやベトナムの南部で30度を超える気温を体感しております。このところのオセアニア地方の春めいた陽気も、あまり関係ないでしょうね。感染鳥には。
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