この時間、ロンドン市場でついにドル・円が100円割れです。但し、その後は100円を回復し、現在は100円15銭程度です。終値で100円を割るかどうかが焦点です。オプションを巡る熾烈な攻防がこの後続くものと思われます。
通貨を巡る動きでの注目はスイスフランです。円も含めた主要通貨でスイスフランの買いが強まっているのです。金利は2.75%と低いにも拘わらず、このスイスフラン買いは何を意味するのでしょう?中東が戦争状態に突入していることもあるかも知れません。
この時間の欧州市場は、金融株が下げを主導する形で、独、英、仏の各市場ともに下落中です。20時現在、アメリカの株価指数先物もダウが150ドルを超える下げです。
そうした不穏な情勢の中ですが、いつも通りにOSCの4層分析をやってみます。
注釈:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。
日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。
①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず
1月11日から2月22日までのデータ
2月25日(+414円)①20件 ②7件 ③69件 ④107件
2月26日(-90円) ①78件 ②0件 ③20件 ④101件
2月27日(+207円)①32件 ②12件③92件 ④65件
2月28日(-106円)①46件 ②17件③83件 ④54件
2月29日(-323円)①39件 ②106件③42件④14件
3月3日 (-611円)①147件②21件③12件 ④21件
3月4日 (+0.1円)①77件 ②19件③48件 ④58件
3月5日 (-20円) ①80件 ②21件③31件 ④71件
3月6日 (+243円)①20件 ②13件③119件④51件
3月7日 (-433円)①127件②32件③19件 ④24件
3月10日(-250円)①166件②11件③7件 ④20件
3月11日(+126円)①5件 ②33件③159件④7件
3月12日(+203円)①4件 ②8件 ③97件 ④96件
3月13日(-428円)①125件②26件③25件 ④29件
①が急増しているのが今日の相場状況をよく現しております。②はもう少し増えないと反転の兆しにはなりませんが、もうひと息です。
今日は、これまでの反省を踏まえて、OSCがこのところの最低値をマークしている銘柄を中心に取り上げます。まさに火中の栗を拾うのがごとしです。
今の相場は、火中の栗を一旦拾っておかないと、皆さんが反転したと認識した、その後に追随買いに入っても、翌日はもう反落しており、リスクを取って持ち越し玉を持たない限り、大きな利益をもたらすことはありません。
そこで、これまでの戦法を転換してみることにしました。過去のデータを見ても、言うまでもなく、OSCがその株にとっての直近の最低値をマークした、その次の日の押し目で買っておけば、地合の好転の波にうまく乗れて、引け際までに利が乗ったところでの売却といった捌きが出来るようです。
但し、これはツールを持っていない人には気の毒ですが、明日が底かどうかは神のみぞ知るということになります。場中にOSCを判断しての買いに入らなければならないのですが、地合、特に日経先物が途中から上向きに転じた段階で、その銘柄のOSCが前日よりも切り上がっており、欲を言えば、安値も切り上がっていると判定できた、その段階で買いを入れるという捨て身の戦法です。
もし、これがうまく行けば、今後はこの戦法を中心にモニタリング銘柄をスクリーニングして行きたいと思います。
とりあえず、この条件に合致するモニタリング銘柄は、
1.1972三晃金属
いきなりの仕手株です。OSCは-10%の34%まで下落。この株としては1月15日以来の出来事です。その頃は閑散としておりました。明日は、この34%を下回っても、そこから抜け出すことを確認しての買い出動となります。
2.6966三井ハイテック
OSCは-6%の39%です。2月12日に43%から36%に落ちた時の状況に酷似しております。翌13日は安値も切り上げ、OSCも+1%の37%となっての+10円と理想的な終わり方でした。その再来がなるかどうか?
3.6492岡野バルブ
OSCが-3%の34%は2月27日以来の出来事。翌日は前日の安値付近までは一旦落ちての+24円終了でした。出来高が細いのでチョイと危険ではあります。
4.4543テルモ
これもOSCを7%も落としての39%は3月7日以来のこと。翌日は寄り付きからそのまま上昇し+180円でピークを付けております。このようにスルスルっと上がるケースもあり、そこは地合との関係で何とも言えません。少し神経質で難しい株ですね。
5.6519エネサーブ
今日はボロ株祭りだったようですね。家人も4233イー・レボリューションなるふざけた名前のボロ株を掴んで、10円あまりも下げられた後、朝から指していた値段で+4円で抜けたと言って欣喜雀躍しておりました。同系列の6720プリヴェも引け際に1円抜いたといって得意満面でした。両方ともいかさまに近い株です。プリヴェなど、最盛期の2004年6月には1243円しておりました。それが今日はたったの34円です。さすがに途中からチューリッヒという名前を取って、プリヴェだけにしたようですが、レボリューションといいプリヴェといい、この両社の名前は、株式市場の夜の闇に咲いている怪しげなタイツ姿の妖女ではないかと思わせるものがあります。
これは、それらに比べればまだましな方です。しかし、調べてみると、同じ2004年の多少早い4月に、この株何と4920円を付けておりました。今は304円です。やはり少し形を変えた妖艶な株のようです。エネルギーにサーブ(奉仕)するのが社名の由来かと思いますが、昨今の環境ブームに乗じて結構羽振りが良いようです。
この株はOSCがこの地合で+1%の47%と反転しての+4円と切り返し気配濃厚のため取り上げました。捨て身の戦法に合致するのではありません。
明日あたり、またしても暴発する恐れありということで。仕込みは暴発からでは遅いので少々早めに。過去の暴発時の傾向として、前日安値を決して下回っておりません。その意味では、今日の安値の411円が破られたら一旦見送りか。
6.3789ソネットエンタテインメント
最後にご紹介するのがこれです。このところずっと低迷中。しかし安値は343K~346Kと妙に安定。このあたりで一発起死回生の立ち上がりを見せるかも知れません。OSCは34%→35%と上げてのゼロ終了。RSIも28%→29%と同様な立ち上がりです。
以上です。
この戦法、本来オシレーターに基づくテクニカル売買ではいわば異端の売買手法です。本来なら、前回のOSCのピーク値を抜く時に買いなのですが、今の相場、そうした悠長なタイミングを待っていても必ずしもうまくいきません。今年の相場でもそこそこ勝ってはいるのですが、大きな利がどうしても乗っておりません。
そこで、先んずれば制すとのことで、少々リスキーではありますが、リアルタイムにOSCを確認できることを活用しての、破れかぶれ戦法を採用してみることにしました。
乞うご期待。
通貨を巡る動きでの注目はスイスフランです。円も含めた主要通貨でスイスフランの買いが強まっているのです。金利は2.75%と低いにも拘わらず、このスイスフラン買いは何を意味するのでしょう?中東が戦争状態に突入していることもあるかも知れません。
この時間の欧州市場は、金融株が下げを主導する形で、独、英、仏の各市場ともに下落中です。20時現在、アメリカの株価指数先物もダウが150ドルを超える下げです。
そうした不穏な情勢の中ですが、いつも通りにOSCの4層分析をやってみます。
注釈:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。
日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。
①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず
1月11日から2月22日までのデータ
2月25日(+414円)①20件 ②7件 ③69件 ④107件
2月26日(-90円) ①78件 ②0件 ③20件 ④101件
2月27日(+207円)①32件 ②12件③92件 ④65件
2月28日(-106円)①46件 ②17件③83件 ④54件
2月29日(-323円)①39件 ②106件③42件④14件
3月3日 (-611円)①147件②21件③12件 ④21件
3月4日 (+0.1円)①77件 ②19件③48件 ④58件
3月5日 (-20円) ①80件 ②21件③31件 ④71件
3月6日 (+243円)①20件 ②13件③119件④51件
3月7日 (-433円)①127件②32件③19件 ④24件
3月10日(-250円)①166件②11件③7件 ④20件
3月11日(+126円)①5件 ②33件③159件④7件
3月12日(+203円)①4件 ②8件 ③97件 ④96件
3月13日(-428円)①125件②26件③25件 ④29件
①が急増しているのが今日の相場状況をよく現しております。②はもう少し増えないと反転の兆しにはなりませんが、もうひと息です。
今日は、これまでの反省を踏まえて、OSCがこのところの最低値をマークしている銘柄を中心に取り上げます。まさに火中の栗を拾うのがごとしです。
今の相場は、火中の栗を一旦拾っておかないと、皆さんが反転したと認識した、その後に追随買いに入っても、翌日はもう反落しており、リスクを取って持ち越し玉を持たない限り、大きな利益をもたらすことはありません。
そこで、これまでの戦法を転換してみることにしました。過去のデータを見ても、言うまでもなく、OSCがその株にとっての直近の最低値をマークした、その次の日の押し目で買っておけば、地合の好転の波にうまく乗れて、引け際までに利が乗ったところでの売却といった捌きが出来るようです。
但し、これはツールを持っていない人には気の毒ですが、明日が底かどうかは神のみぞ知るということになります。場中にOSCを判断しての買いに入らなければならないのですが、地合、特に日経先物が途中から上向きに転じた段階で、その銘柄のOSCが前日よりも切り上がっており、欲を言えば、安値も切り上がっていると判定できた、その段階で買いを入れるという捨て身の戦法です。
もし、これがうまく行けば、今後はこの戦法を中心にモニタリング銘柄をスクリーニングして行きたいと思います。
とりあえず、この条件に合致するモニタリング銘柄は、
1.1972三晃金属
いきなりの仕手株です。OSCは-10%の34%まで下落。この株としては1月15日以来の出来事です。その頃は閑散としておりました。明日は、この34%を下回っても、そこから抜け出すことを確認しての買い出動となります。
2.6966三井ハイテック
OSCは-6%の39%です。2月12日に43%から36%に落ちた時の状況に酷似しております。翌13日は安値も切り上げ、OSCも+1%の37%となっての+10円と理想的な終わり方でした。その再来がなるかどうか?
3.6492岡野バルブ
OSCが-3%の34%は2月27日以来の出来事。翌日は前日の安値付近までは一旦落ちての+24円終了でした。出来高が細いのでチョイと危険ではあります。
4.4543テルモ
これもOSCを7%も落としての39%は3月7日以来のこと。翌日は寄り付きからそのまま上昇し+180円でピークを付けております。このようにスルスルっと上がるケースもあり、そこは地合との関係で何とも言えません。少し神経質で難しい株ですね。
5.6519エネサーブ
今日はボロ株祭りだったようですね。家人も4233イー・レボリューションなるふざけた名前のボロ株を掴んで、10円あまりも下げられた後、朝から指していた値段で+4円で抜けたと言って欣喜雀躍しておりました。同系列の6720プリヴェも引け際に1円抜いたといって得意満面でした。両方ともいかさまに近い株です。プリヴェなど、最盛期の2004年6月には1243円しておりました。それが今日はたったの34円です。さすがに途中からチューリッヒという名前を取って、プリヴェだけにしたようですが、レボリューションといいプリヴェといい、この両社の名前は、株式市場の夜の闇に咲いている怪しげなタイツ姿の妖女ではないかと思わせるものがあります。
これは、それらに比べればまだましな方です。しかし、調べてみると、同じ2004年の多少早い4月に、この株何と4920円を付けておりました。今は304円です。やはり少し形を変えた妖艶な株のようです。エネルギーにサーブ(奉仕)するのが社名の由来かと思いますが、昨今の環境ブームに乗じて結構羽振りが良いようです。
この株はOSCがこの地合で+1%の47%と反転しての+4円と切り返し気配濃厚のため取り上げました。捨て身の戦法に合致するのではありません。
明日あたり、またしても暴発する恐れありということで。仕込みは暴発からでは遅いので少々早めに。過去の暴発時の傾向として、前日安値を決して下回っておりません。その意味では、今日の安値の411円が破られたら一旦見送りか。
6.3789ソネットエンタテインメント
最後にご紹介するのがこれです。このところずっと低迷中。しかし安値は343K~346Kと妙に安定。このあたりで一発起死回生の立ち上がりを見せるかも知れません。OSCは34%→35%と上げてのゼロ終了。RSIも28%→29%と同様な立ち上がりです。
以上です。
この戦法、本来オシレーターに基づくテクニカル売買ではいわば異端の売買手法です。本来なら、前回のOSCのピーク値を抜く時に買いなのですが、今の相場、そうした悠長なタイミングを待っていても必ずしもうまくいきません。今年の相場でもそこそこ勝ってはいるのですが、大きな利がどうしても乗っておりません。
そこで、先んずれば制すとのことで、少々リスキーではありますが、リアルタイムにOSCを確認できることを活用しての、破れかぶれ戦法を採用してみることにしました。
乞うご期待。