株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(7.23.09)

2009-07-22 23:17:36 | 明日のモニタリング銘柄
明日、7月23日(木)のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

1.3715ドワンゴ(136900円)
2.4568第一三共(1674円)
3.9983ファーストリテイリング(11400円)
4.3941レンゴー(587円)

以上ですが、あまりこれといった銘柄が見あたりません。そこで、特に出来高が多い人気銘柄について一言。

1.6508明電舎(486円)
 OSCは+8%の56%に。かなりの上昇力をキープ中。明日は更に上を目指す場合は565円あたりが上値目途か。

2.6310井関農機(416円)
 新高値更新中でOSCは+6%の62%です。7月3日の69%が直近の最高値ですので、地合と出来高次第ではもう一段上があるかも知れませんが、かなり過熱気味。

3.3107ダイワボウ(316円)
 またしても過熱中ですが、こちらはOSCが前日同値の53%と控え目。7月13日の42%から上昇中ですが、その前日のOSC60%まではまだ余裕ありか。
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歪みが見えない

2009-07-22 11:28:11 | 株に出会う
腕の良い大工さんは、木が呼吸によって微妙な凹凸をその襞に隠し持っている、その歪みを研ぎ澄まされた鉋で、きちんと補正しながら切り出すと言われております。

それは、数値で表されるものでもないため、決して人には教えられない職人技と言われております。側で眺めていれば若者に分かるのかというと、どうもそうではないようなのです。

ここで肝心なのは、実際にやってみることです。しかし、滅茶苦茶に鉋を使ってみたところでうまく切り出せたのかどうかは、何年か経って、その家に歪みが来ていないのかどうかでしか判定できないため、その場においてはうまくいったのかどうかは不明です。

この教えようにも教えられないものを、どうやって将来世代に引き継いでいったら良いのだろうか?

それは不可能に近いことですが、未来を見ることができるような力とでも言うものが大きな要因になるような気がします。

大工さんの例で言うと、木々がそれぞれに持っている来歴を読んで、未来の成長を予測し、それが他の木と組み合わさった時の複合的に働く力までも予測するという、そういう意味での未来を読み取る力ですね。

これはほとんど将来世代へと引き継ぐことが不可能な出来事のように思われます。しかし、現代の名工と言われるような人々は、教えられることなくこうした伝統技を吸収してきたのですね。

このことをテーマにした本を数週間前に読みましたが、もう肝心なポイントは忘れてしまいました。本当に筆者の身になっていない証拠です。単に読み飛ばしただけ。

しかし、かすかに覚えていることは、その「高橋」とかいう大工さんは、自分が納得いくまで執着心を持って大工仕事に打ち込んでいる、そのことが彼をして、そのような技を更に磨いて行っている「根拠」だという風に感じてました。

このこだわりの気持ちが、我々日本人に与えられた類い希なる天分ではないかと思うのです。何事も自分が納得いくまでトコトンこだわるということ。そこから、いわば「細部に宿る神を見つける」こと。

これは人に教えられてうまく行くものでもありませんが、先端テクノロジーの継承においては、これはやはり教えないと駄目なようです。

確か浜松かどこかの、世界最小の歯車を作る有名なメーカーがありますが、そこでは、かつて暴走族だった若者に、ベテラン社員がきちんと教えております。それに応える元暴走族も、その若いエネルギーの転化において、うまく成功したケースでしょうが、共通するのはバイクにであれ、微少歯車に置いてであれ、エネルギーをぶつけるに足る奥深さがそこにはあったというなのことでしょう。

こんな、予想もしない記事を今日書いてしまったのは、株式市場においては、銘柄毎のその時点での価格の「歪み」を読み取り、そこを突くのが、例のジェイコム君の真骨頂であったことを、この前場に思い出したからです。

例えば出来高が多い6508明電舎の値動きを前場はじっくりと眺めておりましたが、引けにかけて円安へと急激に移行する間も、この株は一度VWAP近辺まで押されて売り圧力に耐えておりましたが、引けにかけてその歪みが補正され見事にプラ転しております。

その他にも、こうした歪みを補正する動きが見られましたが、この歪みをどうやって察知するのかをマスターしない限り、運を天に任せたようなエントリーしか出来ないと思いました。

何しろ、テクニカルな指標をいくつか見ていても、あたかも乱数表のようであり、いわゆるMoving Factorが多すぎるのです。あれこれ考えているうちに、あるファクタ-では買い条件に合致しても、別のファクターでは揉み合い圏からどっちでも行くポイントになっていたり、まあ、頭の中がかき乱されるだけかと。

そう言う訳で、前場はノートレードです。

もう頭の中が「歪み」だらけで終了しております。
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市場概況(7.21.09)

2009-07-22 06:12:02 | 市場概況
7月21日(火)の市場概況です。赤字部は22日朝の更新

◆日経先物:9650円(+270円)OSC42%(+12%)7月13日の27%からまだ切り返し中。指数値倍率:103(-3)
◆日経平均:9652円(+257円)OCC45%(+10%)7月13日の26%から切り返し中。
◆日経平均指数値倍率:104(-2)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:901.55(+23.3)OSC44%(+11%)7月13日の26%から切り返し中。
◆マザーズ指数:442.96(+9.73)OSC48%(+7%)7月13日の36%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:608.97(+10.5)OSC44%(+4%)7月13日の29%から切り返し中。
◆ドル・円:93.76円(49銭円高)OSC63%(同値)7月9日の42%から円安へと切り返し途上にはまだあり。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.505%(前日比+0.00125%)7月20日現在。わずかに上昇。VIXも上げています。要注意。
◆米10年債利回り:3.475%(-0.132%)-7月21日NY時間午後3時。
◆日経先物イーブニングセッション:9660円(大証終値比+10円)
◆シカゴ日経先物:9660円(円建て、大証終値比+10円)更新
◆NYダウ:8916ドル(+68ドル)OSC80%(+3%)驚異の高さ。更新

後場の引けにかけて勢いよく戻しましたね。しかし、NYダウのOSCのピークアウトも近いので、ここからの買い上がりは少々注意が必要です。

ご覧のように各市場ともOSCを激しく上げております。これでダウが+50ドル程度で終了するなら、明日は更に上げることでしょう。

6508明電舎は今日は強かったですね。これまでのGSユアサからの逃避組の売り攻勢への鬱憤を晴らすかのように、引けにかけて何と節目の510円まで突破しました。ここから先は565円あたりまで間が空いておりますので、明日以降は揉み合いになるのではないかと思います。

飛びつき買いをしそうになりましたが、早々に手放した2銘柄を未練たっぷりに買い直すのも芸がないので、ここまで伸びた段階では、ぐ~っと押さえて、持ち越しはなしのままです。

-------22日朝のコメント-------

昨日助かったはずのCITにまた破綻懸念が再燃してダウは一時マイナス圏へと落下。その後しぶとく切り返してのプラス終了ですが、円高が進んだため日経先物はほとんど上昇しておりません。

CITですが、そもそもお金を貸している側が追い貸し出来るものなら、当初から破綻懸念はなかった筈です。それを土壇場で追い貸しを決定したというのに、それでも足りないため破綻するかもしれないというのは、一体何のことでしょう?

勝手に解釈すれば、借りる方はあまり巨額は言い出しにくい(それだけ困っていることを露呈する)ため、控えめに言って、ああ、その程度なら何とかと債権者団に思わせ、追い貸しを引き出し、そこで株価を劇的に上げて「恩義ある人々」に少しでも「借り」を返し、その上で決算を発表して元の鞘に戻した、ということだったとしか思えません。

こうして、関係者の思惑が複雑に交錯し、こうした案件は二転三転しますが、クライスラーなどにしても、結局は破綻へと進んでおります。金貸し業で、より心がすさんでいるであろうCITも同じでしょうね。

バーナンキ議長の議会での証言にはサプライズはなし。住宅の差し押さえが下期にピークを付けることと、商業用不動産市場への懸念の表明が、すぐには金融市場が良くならないことを示唆しております。
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