株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(7.2.09)

2009-07-01 20:45:29 | 明日のモニタリング銘柄
19時40分現在、ドル・円は96.94銭となっており97円を窺う勢いです。米株価先物も堅調。今夜のアメリカ市場はADP雇用統計と中古住宅販売保留件数が注目されます。特に中古住宅が予想以上に堅調であれば、ダウの上げ材料となるでしょうね。

さて、明日7月2日(木)のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【強気銘柄】

1.2702日本マグドナルド(1790円)

【反転期待銘柄】

1.4997日本農薬(873円)
2.6674GSユアサ(819円)
3.6501日立製作所(298円)
4.4063信越化学(4410円)

以上です。
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個別銘柄の波を捉えるのが難しい

2009-07-01 11:29:26 | 株に出会う
結局、株のデイトレ、あるいはジム・クレイマーに言わせれば、アーリートレード(Hourly Trade、時間トレ)が難しいのは、反発の萌芽を見つけて、前日に仕込むことに、かなりの経験と勘がいるためですね。

また、海外市場の動向の予測や、様々なニュースフローの影響度を推し量ることが必要ですが、これがまた一筋縄ではいかない。

従って、ある種の割り切りと、これまでの自分なりの経験則で対処する以外にはありませんが、筆者の場合はオシレーターの見方を、散々試行錯誤しながらチューンしてきたつもりですが、それでも10のうち5つ当たれば良い方です。

ちなみに、今日のモニタリング銘柄のうち、当たったのは6268ナブテスコと3715ドワンゴだけ。8591オリックスはとんだ厄災日になりました。

下げているからと行って迂闊に買いに回って持ち越すと、こういうこともあります。

それから、決算日をまたがっての持ち越しも重要ですね。今日はまだ値が付かない2178トライステージ、昨日、実は値動きをじっと見ておりました。3850円あたりで試し買いの指し値も入れておきました。

しかし、如何せんこの株、出来高が少なすぎます。今日は吉と出ましたが、これが凶と出ると逆の方向へと持って行かれます。よほど、日頃からこの銘柄の研究をして自信がないと買い持ち越しは出来ません。

今年は、業績好調の3333あさひに担がれて散々な目に遭ったこともあります。このトライステージのOSCは62%にも達しておりました。インサイダーでないかぎり、ここからの買いは出来ませんね。

昨日持ち越した2つの銘柄ですが、3153八州電機は、まだ買いが早すぎました。一旦480円が割れる時には撤退と決めておりましたが、結局476円で撤退。

もう1つの9022JR東海はまだ病み上がりなので、602Kが割れたら撤退と決め、一度この節目で反発してから、606Kという朝方の転落の起点となる節目の値段を上回る勢いがないのを見定めて605Kで撤退しました。

病み上がりの株の場合は、このような見切りが必要です。そして、明日、もう一度押されてからの反発力の強さとテクニカル指標を見て、再度参戦すればよいと思っております。

しかし、その再度の参戦を見逃してしまったのが7262ダイハツです。昨日OSCを10%も伸ばして、やっと40%台の膠着状態から脱しておりました。となると、6月2日の908円という安値を蹴散らすのも、OSCの伸びからいって当然の成り行きでしたね。

こうしたタイミングを根気よく狙えば、数日間の揉み合いから抜け出る、一番おいしいところを頂けるという算段ですが、世の中と同じで、なかなかうまく立ち回ることができませんね。

後場は1万円の大台を再度奪還して、そこにとどまることが出来れば、これは、アメリカの雇用統計など控えておりますが強いかと。

特に、ケース・シラー住宅価格指数の評価が、市場ではそれほどでもないのが不思議ですね。

但し、アメリカの住宅市場はまだ暗雲が漂っていることをお忘れなく。3月時点ですが、フレディマックの調べでは、現状の住宅価格に対してローンの金額が上回っているケースが17%もあります。これはいわば債務超過状態です。いずれ住宅を手放すことになる予備軍ですね。ローン比率が60%以下の世帯はたったの29%です。まだ油断は出来ません。
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ケースシラー住宅価格指数(4月度)

2009-07-01 07:02:42 | 金融全般
ケースシラー住宅価格指数の4月度分が6月30日に発表されました。

前々月から、前月比での下落ポイントがもっとも激しかった2008年2月を起点にして、前月比の下落ポイント差が2006年9月前後の値にまで収束する時点を計る方法に変更しております。

(今月からは経済指標の発表の際に使われている季節調整前の数字を使っております。この場合、2006年9月を挟んだ2ヶ月の下落幅の0.16ポイントまでの収束で、ほぼ底打ちするという前提で計算。)

注:なお季節調整後の試算値は文末参照。

・2008年2月から2009年4月までの前月比平均下落度:0.47
・2009年4月の前月比下落度:1.51
     ↓
 計算:1.51ポイント-0.16ポイント=1.35ポイント÷0.47=2.87ヶ月

驚くなかれ、3ヶ月先に底打つことになりますので、今年の7月つまり今月に底打ちという予想になります。(仮に前月比下落度がゼロ(0.16→0)にした場合では3.2ヶ月の計算となります。)

なお、前月より指数が上がっている地区が8ヶ所になりました。これは久しぶりのことです。

ちなみに、これまでの計算手法であった、ロスアンジェルス地区の指数値が142ポイントにまで落ちる時期の予測としては、4月現在の159.37ポイントとの差17.37ポイントを月平均下落ポイントの4.34ポイントで割るとちょうど4ヶ月となりますので、今年8月に底打つ計算となります。1ヶ月遅れです。

しかし、探査機を月面に軟着陸させるのと同じで、地面に近づく(底打つ)につれ、価格の落ち方が緩やかになっていくのが、こうした住宅価格の特徴です。従って、今の段階では、前月比での指数値の差が0.16ポイント程度にまで落ち込む時点を予想し試算する方が現実的と判断しております。

それにしても、全米20地区のうち8ヶ所で既に住宅価格が上昇に転じているというのは、これは驚きと言えるでしょう。3月は2ヶ所でした。それ以前は、2008年8月まで遡らないと前月比上昇地点はありません。

注:季節調整後の試算値:( )内は季節調整前の数字

  2009年9月の前月比下落ポイント:0.12ポイント
  前月比平均下落度:0.36ポイント(0.47ポイント)
  4月度の前月比下落ポイント:1.97ポイント(1.51ポイント)

  計算値→1.97ポイント-0.12ポイント=1.85ポイント÷0.36ポイント=5.13ポイント。

 およそ5ヶ月で底値到達という計算になります。今年の9月の底打ちです。

=結論としては、早くて今月、遅くとも9月には底打つと見ております。=
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市場概況(6.30.09)

2009-07-01 06:42:24 | 市場概況
後場に入って波乱が起きた6月30日(火)の市場概況です。 赤字部は7月1日朝の更新

◆日経先物:9930円(+110円)、OSC49%(+1%)6月24日の39%から切り返しに転じる。指数値倍率:100(-1)
◆日経平均:9958円(+175円)、OCC50%(+2%)6月23日の38%から切り返し中。
◆日経平均指数値倍率:101(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:929.76(+14.4) OSC48%(+2%)6月23日の37%から切り返し中。
◆マザーズ指数:442.05(+2.97)、OSC56%(同値)6月24日の56%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:651.13(+5.25)OSC59(+同値)6月24日の52%から切り返し中。
◆ドル・円:96.33円。(29銭円安)OSC49%(+6%)6月23日の38%から円安へ切り返し中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.595%(前日比-0.00188%)6月30日現在。債券買いのトレンド続く。3月来の高値(金利低下)更新中。
◆米10年債利回り:3.533%(+0.056%)-6月30日現在
◆日経先物イーブニングセッション:9930円(大証終値比+-ゼロ)
◆シカゴ日経先物:9890円(円建て、大証終値比-40円)更新
◆NYダウ:8447ドル(-82ドル)OSC46%(-1%)6月24日の32%から切り返し途上。更新

後場は波乱がありましたね。2時前にかけて、前場とは違ってドル・円にきちんと連動しての先物主導での下げです。この段階でいくつか拾わされてしまいました。

見ると、チャートは撤退を示唆。そりゃ、これだけの急落ではチャートは悪くなります。おまけだったのは、6731ピクセラの283円からの下降局面で、買い板の厚さに年甲斐もなく幻惑されて、ほんの火遊び程度に277円で仕込んだトレード。その後にこの急落が始まったからたまったものではありません。

まるで、東尋坊の断崖絶壁から飛び降りる自殺者のように、窓を開けて落下です。ここは、欲を掻いた自分が悪いと観念し269円で「飛び降り自殺」しました。まるで、夜のネオン街で厚化粧の妖しい悪女に掴まり、気がつくと身ぐるみ剥がされて途方に暮れてしまった、冴えない中年男の人生の末路のような気分でした。

後は、8591オリックスと9022東海旅客鉄道の2つにも掴まりました。オリックスは-60円の5650円で撤退。その後5550円まで降下。安堵していたら、何とそこからテポドン級のミサイルが発射されました。

一段目が切り離されても、勢い余って2段目のロケットは宙に舞いながら上空を目指す、すざましい上昇力を久し振りに見ました。そして、あっという間に5980円まで到達。

ここで意を決して5950円で空売り。早々に5900円で買い撤退しましたが、この後5700円まで急降下。チョイとそこまでは待てませんでしたが、5800円レベルまでの調整は冷静に見定めるべきでした。

この株の分足の抵抗線を引けば、それなりの節目で一旦ストップしていることがお分かりかと。

後は、これも遊び半分で、引け際に綺麗な日足の下髭をつけた新規IPOの3153八州電気を491円で仕込み、JR東海とともに持ち越しです。

-------1日朝のコメント-------

ダウが下げ、原油も下がった1番の要因は、6月の消費者信頼感指数が予想を6ポイントほど下回って49.3ポイントとなってことです。2007年7月は111.9ポイント、今年2月が25ポイントまで落ちておりました。

欧州株も1-1.7%ほどの下げです。

一方、ケース・シラー住宅価格指数が予想より良かったことでの景気回復期待から債券が売られ(金利上昇)ドル高となっております。消費者マインドの悪化=株安もドル高を誘因しております。

あのジョージ・ソロス氏がウォール・ストリートジャーナルで、経済は停止と前進を繰り返す状況となる、インフレの脅威が金利を上昇させ、成長を阻害する、としごく真っ当なご意見を述べております。

なお、ケース・シラー住宅価格指数の分析については別稿にて。
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