ケース・シラー住宅価格指数の5月度分が7月29日に発表されました。
29日の市場概況に対するコメントで既に触れたとおり、全米20地区のうち既に14地区で前月よりも指数が上昇しております。ちなみに過去3ヶ月間のトレンドは、
3月度---2ヶ所
4月度---8ヶ所
5月度---14ヶ所
この傾向を見るだけで、もう後戻りする可能性は低くなってきました。
モニタリング箇所のロスアンジェルス地区の指数は159.18ポイントです。しかし、前月からの下落幅はわずか0.19に縮まりました。
先月まで使っていた計算式ですと、2006年9月時点での下落幅の0.16ポイントの前月比下落幅になれば底打ちと仮定しておりましたが、5月度でわずか0.03ポイント差まで来ております。
問題は、当初の想定の、ロスアンジェルス地区の指数が142ポイントまで落ちることで、住宅価格が底打ったと見るのを是とするかどうかに移ってきましたが、全米20地区のうち既に14地区で価格が上昇しているという現実があります。
そこで、残りの6地区が6月に5月よりも上昇しそうかどうかという、極めて泥臭いチェックを行ってみました。(過去3ヶ月の下落幅と、筆者の勝手な評価)
1.フェニックス:5.26→2.38→0.89 ◎
2.ロスアンジェルス:2.28→1.51→0.19 ◎
3.マイアミ:5.51→3.0→1.18 ◎
4.タンパ:3.88→0.96→0.06 ○
5.ラスベガス:4.62→4.05→2.9 ×
6.シアトル:3.09→-0.35→0.42 △
以上、6ヶ所の傾向を見てもほぼ来月の6月から7月にかけて全20地区がプラ転する可能性が出てきました。
シアトルのように一度プラ転しても、マイ転するケースもありますので、後2-3ヶ月は経過を見る必要がありそうです。
従って、結論はこれまで通りに今年の7月から9月(中間地点は8月)にかけて、アメリカの住宅価格は底打ちをするという見方を継続します。
ケース・シラー住宅価格指数の報告は2ヶ月遅れですので、ちょうど今頃に底打っていることとなります。
今日の夕方、ABCニュースでフロリダの住宅事情について放映しておりました。
結論は、「今は買い」でした。但し、2-3年後に儲けるための投資用ではなく、あくまでも居住用です。今買っても損はしないということです。住宅バブルの時に買わずに、今まで待ってよかったという購入者の声を紹介しておりました。
なお投資用としても期待される本格的な上昇に転じるのは来年一杯はかかるとのこと。
29日の市場概況に対するコメントで既に触れたとおり、全米20地区のうち既に14地区で前月よりも指数が上昇しております。ちなみに過去3ヶ月間のトレンドは、
3月度---2ヶ所
4月度---8ヶ所
5月度---14ヶ所
この傾向を見るだけで、もう後戻りする可能性は低くなってきました。
モニタリング箇所のロスアンジェルス地区の指数は159.18ポイントです。しかし、前月からの下落幅はわずか0.19に縮まりました。
先月まで使っていた計算式ですと、2006年9月時点での下落幅の0.16ポイントの前月比下落幅になれば底打ちと仮定しておりましたが、5月度でわずか0.03ポイント差まで来ております。
問題は、当初の想定の、ロスアンジェルス地区の指数が142ポイントまで落ちることで、住宅価格が底打ったと見るのを是とするかどうかに移ってきましたが、全米20地区のうち既に14地区で価格が上昇しているという現実があります。
そこで、残りの6地区が6月に5月よりも上昇しそうかどうかという、極めて泥臭いチェックを行ってみました。(過去3ヶ月の下落幅と、筆者の勝手な評価)
1.フェニックス:5.26→2.38→0.89 ◎
2.ロスアンジェルス:2.28→1.51→0.19 ◎
3.マイアミ:5.51→3.0→1.18 ◎
4.タンパ:3.88→0.96→0.06 ○
5.ラスベガス:4.62→4.05→2.9 ×
6.シアトル:3.09→-0.35→0.42 △
以上、6ヶ所の傾向を見てもほぼ来月の6月から7月にかけて全20地区がプラ転する可能性が出てきました。
シアトルのように一度プラ転しても、マイ転するケースもありますので、後2-3ヶ月は経過を見る必要がありそうです。
従って、結論はこれまで通りに今年の7月から9月(中間地点は8月)にかけて、アメリカの住宅価格は底打ちをするという見方を継続します。
ケース・シラー住宅価格指数の報告は2ヶ月遅れですので、ちょうど今頃に底打っていることとなります。
今日の夕方、ABCニュースでフロリダの住宅事情について放映しておりました。
結論は、「今は買い」でした。但し、2-3年後に儲けるための投資用ではなく、あくまでも居住用です。今買っても損はしないということです。住宅バブルの時に買わずに、今まで待ってよかったという購入者の声を紹介しておりました。
なお投資用としても期待される本格的な上昇に転じるのは来年一杯はかかるとのこと。