株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(7.30.09)

2009-07-29 19:10:24 | 明日のモニタリング銘柄
このコラムも、こうした落ちそうで落ちない相場においては、あまり有効な銘柄をリストアップできないようです。

そこで、少しこれまでとやり方を変え、テクニカルな側面については、リターンリバーサル的な見方を加味し、後は急に出来高やOSCが増えているような銘柄を、注意喚起の意味合いでリストアップしてみることとします。

これまで通り、あくまでも筆者の備忘録的な位置付けで、メモ代わりに使いますので、そこはご了承下さい。

1.6146ディスコ(OSC74%で最高値)
2.6844新電元工業(やっと抜け出る気配か?)
3.2685ポイント(OSCの37%は久し振り)
4.4756CCC(安値を防御した御利益あるか?)
5.6412平和(13日の1021円まであるか?)
6.5801古河電工(下値は頑強。押されたところはチャンス)
7.6255エヌ・ピー・シー(膠着を抜け出せるか?)
8.4813ACCESS(OSCの-10%の42%は押されすぎ)
9.2371カカクコム(OSC35%は6月4日の28%以来)
10.7282豊田合成(OSCのこの立ち上がり方は?)

以上です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まだ踏み上げ続くか?

2009-07-29 11:20:59 | 株に出会う
昨日のNY市場は明らかに変調をきたしておりました。リスク資産からの回避の動きが出ていたのです。

となると、普通は日本市場も欧米市場のこうした傾向を敏感に察知して、多少の切り返しの後からは、下落して行くと見るのが自然でした。

ところが、為替と先物に連動する「単純細胞」の集合が日本市場ですので、円安に切り返し先物が上げにかかると、一斉に売り方を踏み倒しての急騰でした。しかし、これは一部の仕手性の強い銘柄のみ。

今や、GSユアサや明電舎ではなく、スマートグリッドや純緑色半導体レーザーで名をなしている5802住友電工が仕手株の主役に躍り出ております。1172円まで押されてからの怒濤の上げには参りました。あのW女史やM女史の面目躍如たるものがありました。

まるで、何かが取り憑いたような値動きといったら言い過ぎでしょうか。M女史が所属する神社に誰かが巨額の献金を奉納したに違いありません。

さて、そうした中でも、決算を巡っては明らかに市場はきちんと反応しております。

モニタリング銘柄の5726大阪チタニウム製造は、第1四半期が9割近い減益。対する、2413ソネットMスリーは17%増の好決算。

しかし、大阪チタとエムスリーは明暗が分かれております。これは市場のアナリストコンセンサス予想に対する結果の違いに理由が隠れております。

昨日のJFEも通期ではコンセンサス予想を3.5%上回っております。(中間期は大幅に下回っておりますが。)

このコンセンサス比での見通しを瞬時に判断しないと、決算発表当初での売買はリスクがありますね。

JFEの昨日の2時以降の値動きを見ておりましたが、最初は売られ、その後切り返し、また押され、最後は年初来高値更新でした。

あくまで市場は通期での決算見通しを元に投資判断をしていることが窺えます。

持ち越しの4555沢井製薬は、昨日の高値を超える勢いが見られず、適当なところで処分。やはり昨日上げすぎたようです。

持ち越しはありませんが、後場にはどういった展開が待っているのか、為替その他に注目しながらチャンスがあれば参加したいと思っております。日経平均がSQ値の10150円を上回って終われるかどうかが焦点です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市場概況(7.28.09)

2009-07-29 06:08:22 | 市場概況
7月28日(火)の市場概況です。赤字部は29日朝の更新

◆日経先物:10080円(+-0)OSC56%(+1%)7月16日の29%から切り返し中。指数値倍率:99(同値)
◆日経平均:10087円(-1円)OCC65%(+4%)7月13日の26%から切り返し中。
◆日経平均指数値倍率:99(同値)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:930.13(+1.87)OSC61%(+5%)7月13日の26%から切り返し中。
◆マザーズ指数:451.05(-4.83)OSC55%(-1%)7月23日の66%からはダウントレンドに。
◆ヘラクレス指数:614.64(-2.57)OSC62%(+4%)7月13日の29%から切り返し中。
◆ドル・円:94.61円(60銭円高)OSC58%(-%)7月27日の61%から円高へと回帰したか?更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.49125%(前日比-0.005%)7月28日現在。わずかに下落。0.5%で横這い状態。
◆米10年債利回り:3.69%(-0.039%)-7月28終値。
◆日経先物イーブニングセッション:追って記載。
◆シカゴ日経先物:10010円(円建て、大証終値比-70円)更新
◆NYダウ:9097ドル(-12ドル)OSC79%(同値)7月9日の39%から切り返し中。更新

後場はほぼ前場と同じ傾向で、10050円を底にしてのボックス圏での動きでした。OSCを主力市場はきちんと上げておりますので、明日はもう一段の上値が期待できるところですが、肝心のNY市場がどうなるのか?

今晩は、ケース・シラー住宅価格指数の5月分が発表されます。昨晩は、新築住宅販売の予想以上の健闘にもかかわらず、素直に反応しなかったNY市場です。どうも、チョイとしたニュースでは反応が鈍くなっております。

麻薬を打ちすぎて、体の内部がボロボロになっていなければ良いのですが、今晩のケース・シラー住宅価格指数が、その判定の試金石となるでしょう。

4月度は全米20ヶ所のうち、8ヶ所での価格上昇が観測されました。3月度は2ヶ所。5月度で10ヶ所以上の観測地点で、もし値段が上がっているなら、少しはサプライズとなるでしょうね。

これでも反応しなければ、間違いなく麻薬中毒患者にNYダウ・ジョーンズ氏はなってしまったと思って良いかと思います。そうなると、何時暴れるかも知れないので、お近づきにはならないのが身のためです。

日本市場も既に高値圏であり、いわゆる景気敏感株を持ち越すことは考えておりませんでしたが、昨日からずっと見ていた、4555沢井製薬が、安値を10円ずつ切り上げ、かつ高値の5030円も確実に抜いたのを見て、一度目は5040円で、その後落ちないため5070円で買い直しました。更に引けに5080円で追撃買いをするために待っておりましたが、これは約定せず。

民主党政権になれば、ジェネリック医薬品が脚光を浴びると言われ続けた割には、ずっと内需受難の時期が続き、5000円割れが続いておりました。OSCは何と+13%の59%ですので、完全に一皮むけた状態です。6月23日のOSC57%よりも上に行っておりますので、この日の終値5230円がターゲットに入ってきたと言う風に、筆者はOSCの切り返し状態を見ております。完全にこの点では順張りです。

もっとも、今日の+13%というのは上げすぎという側面がありますので、明日、今日の高値が抜けなければ、つまりマイナスで始まって勢いがないなら、これは、上げすぎの反動が出たことになりますので、そこで退却となりますが、安値が割れずに、その時点でのOSCが今日の終わりの59%より上にあれば切るのは待ちます。

この見方は、日経平均なども同じです。

日経平均は昨日の高値は抜けなかったものの、安値は防御し、かつOSCを4%だけコンバージェンスさせての終了ですので、明日は再度の上昇が期待できるポジションと見ております。

ところで、マザーズが今日もOSCを落としており、これで3日連続で下降しております。ピークが過ぎたのかも知れません。

-------29日朝のコメント-------

欧州株は1%少々の下落。原油は7月のコンファレンスボード消費者信頼感指数が、予想を下回る2.4ポイント下回る46.6ポイントの思わしくない結果もあり、利益確定売りが先行。

この消費者信頼感指数は5月の54.8ポイントから2ヶ月連続の下落です。

形としては、昨秋のようなリスク回避の動きから、円・ドルの順番で買われております。

つまり、行き過ぎたリスク選考の動きが是正されたのが昨日の動きでした。

注目の5月のケース・シラー住宅価格指数は、前月より上がったところが全米20地区のうち、何と14地区にまで拡大しております。4月は8ヶ所でした。3月は2ヶ所。それ以前は2008年8月まではゼロ。しかし、市場の反応は、昨日の新築住宅販売件数と同様にほとんどなし。

ここまで上昇地点が増えると、10地区の平均値も、20地区の平均値も、10地区平均は2007年の2月以来、20地区では2006年7月以来の前月比での上昇です。

つまり、もっとも信頼されるケース・シラー住宅価格指数では、5月で実質的に住宅価格が底打ったと言えます。

もちろん、対前年比では、まだ20都市では、予想以上の下落幅縮小ですが-17.06%下落しております。

市場ではこの傾向が一過性ではないかと疑っていると思いますが、これが後2-3ヶ月続いて、全米20地区のすべてが前月比プラ転すれば、明らかな底打ちサインとして注目されるものと思います。

しかし、筆者がトラッキングしてきたロスアンジェルス地区の5月の下落度は、前月比でたったの0.19ポイントにまで落下しており、0.16ポイントで底打ちと想定した水準にあと一歩に迫っております。6月度で底打ち宣言できるところまで来ております。

これはやはり、ジム・クレーマーが言っていた6月で底打ちするというのが現実味を帯びてきましたね。

まだ、金利の改定を迎えるローン世帯がこれから増えることになっておりますので、思わぬ競売物件の増加などから、来月以降に「暗転」することもあり得ますが、かなり見通しが明るくなってきたと言えそうです。

もう1つ最後に、新築住宅の中心価格が20.62万ドルに下がったと騒がれておりますが、中古住宅価格の中心価格18.18万ドルとの差は、たったの24400ドルです。日本円で2百万円少々です。これ以上の接近は本来おかしいでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする