週初でもあり、先週末のNY市場の休場の時のシカゴの日経先物が、寝首を掻くように9685円まで落ちていたり、にもかかわらず、日経先物は9730円と高めで始まったりと、一体全体どちらに向かっているのかよく分からない前場でした。
しかし、9700円を先物が割り込んだ段階で、明らかに下値を目指した動きとなっております。綺麗に5本線に沿って下落。
モニタリング銘柄の中では、地味な内需銘柄の9783ベネッセが逆行高。また、3770ザッパラスも節目の203500円まで到達しております。
後は、2914JTが目まぐるしい値動きですが、この株も基本的には上に向かうテクニカルサインとなっております。
5741古河スカイは、3日にOSCを+9%の52%まで上げており、その反動安でした。
OSCは過去の28日間のデータだけを使いますが、その株のその期間での最高値を一応念頭に入れておく必要があります。古河スカイの場合は、今見てみると、6月1日の61%というのはありますが、その後は54%が頂点でした。ということは、52%にまで来ていたことで、頂上近しと見なければなりませんでした。
ベネッセの場合は、6月22日の56%が直近の最高値ですが、金曜日は+11%も上げたとはいえ、まだ42%であり上昇余地がありました。そこに、日経の不振です。逆行高銘柄として有名なこの株の出番と相成った訳ですね。
と言うことで、既に遅きに失しましたが、こうした見立てをした上で、モニタリング銘柄からの狙い目銘柄に的を絞るべきでしたが、見事に的を外しました。
持ち越しの、6378木村化工機は元気ありません。開始程なくOSCを見ると、金曜日より3%ほど下げており、これは今日は駄目だと思いましたが、この株の突然の瞬発力に期待し、9時半までは根気よく待とうと思い、そこまで待ちましたが、痺れを切らして858円で売り。9時40分に、この株恒例の一気の噴き上げが来ましたが、少し遅かったようですね。
こういう偏屈株を先回りして買っても、こちらまで偏屈な性格になりそうです。もう止めます。しかも出来高薄く、スカスカ状態ではどうしようもありません。
6674GSユアサや6508明電舎は共に大きく下落しておりますね。金曜日は一旦反発する気配を見せておりましたが、如何せん、GSユアサは6月17日の79%、明電舎は6月22日の70%からの下落過程での一時的な反発でした。まだまだ調整に時間が必要です。
ユアサは843円以下、明電舎は561円以下まで落ちて、OSCが底抜けしていなければそこからの反転はありうるポジションですが、今のところは典型的な右肩下がりのトレンドとなっておりますので、下げたからと言って迂闊に買いに入ると、狙いすましたような売りが入りますので注意が必要かと。